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ダンブルドアのことをよく知っているつもりのハリーだったのですが死なれてみたら実はほとんど何も知らなかったことに気づかされたのでした。それは日刊予言者新聞に載った「あの人」の追悼文を読んだ時でした。その人物とは?(全3項目)

3-1.追悼文
いよいよ今日プリベット通り4番地を出発するという日にハリーは午前中一杯を費やして学校用のトランクを完全に空にするという作業をしていました。

それまでは学期が始まる前にトランクの上から4分の3ほどを入れ替えていただけで底のほうのガラクタの層はそのままにしておいたのです。

無駄なものを捨て必要と判断したマグルの洋服、透明マント、魔法薬調合キット、本を数冊、それにハグリッドに昔貰ったアルバムや手紙の束と杖は古いリュックサックに詰めました。

リュックの前ポケットには「忍びの地図」と「R.A.B」の署名入りのメモが入ったロケットをしまいました。ロケットを名誉ある特別席に入れたのはロケットそのものに価値があるからではありませんでした。

普通に考えれば全く価値のないものなんですが払った犠牲が大きかったから特別席に入れたというわけだったんですよね。そして残るは新聞の山の整理でした。プリベット通りで過ごした夏休みの日数分だけあります。

新聞の山が残り少なくなるとハリーはめくる速度を落としました。探している記事は夏休みに入ってすぐの新聞に載っていたはずだったからです。ようやくその新聞が見つかりました。

ハリーは10面をめくりながら椅子に腰を落ち着かせて探していた記事をもう一度読み直しました。それは騎士団員でもあるエルファイアス・ドージの追悼文でした。

3-2.ダンブルドアへの新たな思い
ハリーは読み終えてもなおエルファイアス・ドージの追悼文に添えられた写真を見つめ続けていました。ハリーの今の悲しみには恥じ入る気持ちが混じっていたのでした。

ハリーはダンブルドアをよく知っているつもりでした。しかしこの追悼文を最初に読んだ時から実はほとんど何も知らなかったことに気づかされたのでした。

ハリーはダンブルドアの子供の頃や青年時代など一度も想像したことがありませんでした。最初からハリーの知っている人格者で銀色の髪をした高齢の姿で出現した人のような気がしていました。

まあ確かにダンブルドアはハリーどころかハリーの両親が生まれた時には既にホグワーツの教師だったわけですし、ハリーが生まれた時にはホグワーツの校長だったんですからね。(苦笑)

ハリーはダンブルドアの過去を聞こうとさえしませんでした。グリンデルバルドの伝説の決闘のことも、その他の有名な功績についても一切聞こうとしなかったのでした。

何故か?といえばそうなんです。2人は会えばいつもハリーのことばかり話していたのです。ハリーの過去、ハリーの未来、ハリーの計画、ハリーは他の生徒と比べれば会う頻度はかなり多かったと云えるのに・・・

ダンブルドアについてもっと色々聞いておかなかったのは今にして思えば取り返しのつかない機会を逃したことになると思ったハリーだったのでした。

3-3.この場面でのダンブルドア
「先生なら、この鏡で何が見えるんですか」
「わしかね?厚手のウールの靴下を一足、手に持っておるのが見える」

最近の記事(先月18日「鏡」)でも取り上げたようにハリーとダンブルドアの「このやり取り」はハリーがホグワーツに入学して最初に迎えたクリスマス休暇の時にあったものなんですよね。(賢者の石311ページ)

「靴下はいくつあってもいいものじゃ。なのに今年のクリスマスにも靴下は一足ももらえなかった。わしにプレゼントしてくれる人は本ばっかり贈りたがるんじゃ」

みぞの鏡には先生なら何が写るんですか?の問いにダンブルドアはこう答えて当時のハリーはあれは無遠慮な質問だったんだと思ったのですが、今にして思えば・・・

ダンブルドアはおそらくいつかどうして自分が「あの時」に嘘をついたのか?をハリーが理解してくれる時が必ず来ると思って答えたんだし、だからこそ質問をすることを許したんだと私は思いますね。

それに当然「あういう質問」が来ることは承知の上だったということは言うまでもないでしょう。

本日の最後に
実は「質問」の2文字でふと思い出したのですがプリンス上巻89~95ページあたりではハリーは最初で最後の機会になりましたが学校の外でダンブルドア校長に大量の質問をしていますね。

その中でも特筆すべき質問といえば何といっても新たに魔法大臣に就任したルーファス・スクリムジョールは適任者なのか?というものだと私は思うのですが・・・

私は結局「ここ」でもダンブルドアは何故アメリア・ボーンズではなくルーファス・スクリムジョールなのか?の本当の理由を言っていないのは火を見るより明らかだと思いますね。

「手痛い損失じゃ。偉大な魔女じゃった」とまで言うのなら騎士団の保護下に置いて守るという手もあったのに敢えてアメリア・ボーンズの死を黙認したというわけです。

その真の理由とは?

本日の記事で取り上げたのは・・・
第7巻「死の秘宝」より第2章「追悼」でした。
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