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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

バーノン・ダーズリー氏は「この4週間」というもの24時間おきに気が変わっていました。それというのも夏休みに入ってまもなく正真正銘の魔法使いが2人前触れもなしに現れたからでした。その2人の魔法使いがバーノン叔父さんに持ちかけた話とは?(全3項目)

3-1.バーノン・ダーズリー氏の心の葛藤
バーノン叔父さんに呼ばれたもののハリーはすぐには返事をせずシリウスの形見の鏡の欠けらを見ていました。今ほんの一瞬でしたがダンブルドアの目が見えたような気がしたのです。

叔父さんの呼び声が今度は怒鳴り声になったのでハリーはようやく立ち上がると部屋のドアに向かいました。しかし途中で足を止めるとリュックサックに割れた鏡の欠けらを入れたのでした。

ハリーが部屋を出て階段を下り居間に入るとダーズリー一家3人が全員旅支度で揃っていました。叔父さんに促されてハリーが椅子に座ると叔父さんはハリーにこう言い放ったのでした。

「気が変わった」

「戯言も甚だしい」

「一言も信じないと決めた。わしらはここに残る。どこにも行かん」

そんなバーノン叔父さんをハリーは怒るべきか?笑うべきか?複雑な気持ちになったのでした。この4週間というもの叔父さんは24時間おきに気が変わっていたのです。気が変わる毎に叔父さんは・・・

車に荷物を積んだり降ろしたり再び積んだりを繰り返していたのでした。今度はバーノン叔父さんは「この家」を乗っ取る計画なのでは?などと言い出したのでした。それに対してハリーは・・・

自分には名付け親が遺してくれた家がもう既にあるのだから「この家」など欲しがるハズがないと、さらにキングズリーとウィーズリーさんも全部説明したでしょと言い返したのでした。

ハリーの「この言葉」にバーノン叔父さんは怒ったように肩をそびやかしたのでした。そうなんですバーノン叔父さんは夏休みに入って間もなく正真正銘の魔法使いが前触れもなしに訪問したという・・・

不快極まりない記憶を振り払おうとしていたのでした。

3-2.ヘスチア・ジョーンズとディーダラス・ディグル
バーノン叔父さんはなおも「魔法省とかいうものがあると思ったのだが?」とか何でキングズリーが付き添ってくれんのだ?などと文句を言い続けていましたがハリーはグイグイ話を進めました。

同じ質問に既に何度も答えているのでハリーは辛抱強く歯を食いしばってキングズリーの役目は英国首相の警備なので叔父さんたちにはヘスチア・ジョーンズとディーダラス・ディグルで十分なんだと・・・

と!いうのも5分もすると「この2人」が一家を迎えに来るからなのでした。そう告げても一家からは何の反応もないのでハリーは居間を出ると自分の部屋に戻ったのでした。

あまり悲しまなくても済む別れのはずなのになんとなく気づまりな雰囲気が流れていたのでした。玄関の呼び鈴が鳴りハリーが部屋を出て階段を下りて玄関の扉を開けると・・・

「ハリー・ポッター!」

「またまた光栄の至り!」

藤紫色のシルクハットを被った小柄な魔法使いディーダラス・ディグルが興奮した甲高い声でハリーに呼びかけた後深々とお辞儀をしたのでした。ディーダラスはずんずんと居間に入り込んでうれしそうに挨拶したのでした。

「これはこれは、ハリー・ポッターのご親戚の方々!」

ダーズリー一家のほうは「こういう」呼びかけには全くうれしくないという顔をしたのでした。ハリーはまたこれで気が変わるのでは?と半ば覚悟しました。ダドリーは魔法使いと魔女の姿に縮み上がっていました。

ここではくしくも魔法界とマグル界の常識や生活様式の違いがくっきりと浮かび上がることになってしまいました。最初に浮かび上がったのは車の運転を巡る認識の違いでした。

ディーダラス・ディグルがバーノン叔父さんに「車の運転はおできになりますな?」と訊ねると叔父さんは唾を飛ばしながら「むろん運転はよくできるわい!」と答えたのでした。

するとディーダラスは自分なんぞはボタンやら丸い握りやらを見たら頭がこんがらがるとバーノン叔父さんを褒め上げましたが何かを言うたびに叔父さんの信頼を失っていったのでした。

ご存知のように魔法界は車の運転などできなくても箒を筆頭に様々な移動手段があるので困らないのですが当然そんなことなど知らないバーノン叔父さんにしてみれば「運転もできんとは」となるわけです。

次に問題になったのはダーズリー一家全員が魔法界においてハリー・ポッターなる魔法使いが「どんな立場」に立っているのか?どんな経験をして来たのか?ということを全く知らないということでした。

「この人たちは、あなたがどんな経験をしてきたか、わかっているのですが?あなたがどんなに危険な立場にあるか、知っているの?」

「反ヴォルデモート運動にとって、あなたが精神的にどんなに特別な位置を占めているか、認識しているの?」

この言葉にヘスチア・ジョーンズのダーズリー一家に対する怒りの気持ちが凝縮されていると云えるんですが当初私はヘスチア・ジョーンズがどうしてこんなに怒っているのか?が理解できませんでした。

しかし今回改めて「この章」を読み返して気づいたのはロンやハーマイオニーやハグリッドそれにウィーズリー一家の面々などハリーと接触の機会が多い人たちは知っていることなんですが・・・

それ以外の魔法使いたちはハリーが魔法界で経験したことの大部分を実はダーズリー一家が知らないんだということを認識・把握していないんだということなんですよね。

3-3.この場面でのダンブルドア
昨年度の夏休みにハリーを迎えにダーズリー家を訪問した際にダンブルドアはハリーが17才の誕生日を迎える前に、もう一度ハリーが「この家」に戻ることを許して欲しいと言っていますが・・・

それにはダーズリー一家に不死鳥の騎士団の保護下に入るようハリーに説得させる目的をも含んでいたというわけなんですよね。

去年ダーズリー家を訪問した際にダンブルドアは「ハリーがこの家でどんなに惨めだったにしても少なくともハリーに居場所を与えた」と言っていますね。

だからダーズリー一家にはハリーの面倒を見てくれた見返りとして身の安全が保障されることになったというわけなんですよね。

本日の最後に
ハリーはここでダーズリー一家と別れたあとは二度と会うこともないだろうと思ったようなんですが今現在のハリーとダーズリー一家の関係はどうなっているんでしょうね?

バーノン叔父さんとの関係は結局仲直りという領域にまでは達することはなかったわけなんですがダドリーとは握手して別れることができました。さらにペチュニア叔母さんについては・・・

実は魔法界のことに結構精通していることが後に明らかになっていますしヴォルデモートの恐さを知っていることは2年前に把握済みでし私はペチュニア・ダドリー母子とは仲良くやっていけそうな気がするんですけどね。

本日の記事で取り上げたのは・・・
第7巻「死の秘宝」より第3章「ダーズリー一家去る」でした。

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