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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

もうおしまいだ!ヴォルデモートがどこにいるのか?姿も見えず声も聞こえなくなりました。ハリーは死を覚悟しました。ところがハリーの杖が!ヴォルデモートの杖が!いったい何が?起こったんだ?(全3項目)

3-1.待ち伏せ
大爆音と共にオートバイは急上昇しハリーが気づいて最後にプリベット通り4番地を見ようとサイドカーの縁越しに覗いた時には、どの家がそうなのか見分けがつかなくなっていました。

高く!さらに高く!一行は空へと上昇していましたが、突然どこからともなく降って湧いたような人影に包囲されていました。少なくとも30人のフードを被った姿が宙に浮かび大きな円を描いて取り囲んでいました。

緑色の閃光があたり一面にきらめきその内の1本が鳥籠の中を貫きました。

「そんな―うそだー!」

「ヘドウィグ―ヘドウィグ」

バイクは急速で前進しました。ハグリッドは囲みを突き破ってフードを被った死喰い人を蹴散らしました。ヘドウィグはまるでぬいぐるみのように哀れにも鳥籠の底で動かなくなっていました。

ハリーは何が起こったのか理解できませんでした。同時に他の組の安否を思うと恐ろしくなりハリーは振り返りました。すると集団が動き回り緑の閃光が飛び交っていました。

「ハグリッド。戻らなきゃ。戻らなきゃ!」

エンジンの轟音を凌ぐ大声でハリーは叫びましたがハグリッドは「俺の仕事はおまえさんを無事に届けることだ!」と言ってバイクのアクセルを吹かしたのでした。

ところがハリーが再び振り返った時ハリーの左の耳を2本の緑の閃光がかすめて行きました。死喰い人が4人ハリーとハグリッドを追って包囲網から離れて追いついて来たのです。

ハリーも呪文を放って応戦しましたが一番近くにいた死喰い人が避けようとした拍子に頭からフードが滑り落ちました。それは奇妙に無表情なスタンリー・シャンパイクでした。

「エクスペリアームス!武器よ去れ!」

「あれだ。あいつがそうだ。あれが本物だ!」

もう1人のフードを被ったままの死喰い人の叫び声はエンジンの轟音をも乗り越えてハリーの耳に届きました。次の瞬間には追っ手は2人とも退却して視界から消えました。

ハリーは不安でした。フード姿の死喰い人が「あれが本物だ」と叫んだのです。どうして判ったんだろう?一見何もない暗闇をじっと見つめながらハリーは迫り来る脅威を感じたのでした。

ハグリッドは逃げ切ったと思ったようなんですが・・・

その時ハリーの額の傷痕が・・・

3-2.ハリーの杖から金色の炎が!
そしてハリーは見ました。ヴォルデモートが風に乗った煙のように箒もセストラルもなしに飛んで来たのです。蛇のような顔が真っ暗な中で微光を発し白い指が再び杖を上げました。

ハグリッドは恐怖の叫び声を上げバイクを一直線に下に向けました。しかしバーンという音がしてエンジンが火を噴くとオートバイは制御不能となり錐(きり)もみしながら落ちて行きました。

「この野郎!」

今度は怒りの叫び声を上げながらハグリッドがバイクから飛び降りて死喰い人に襲いかかりました。ハグリッドは死喰い人もろとも落ちて行きました。箒は2人の重みに耐えられなかったのです。

「俺様のものだ!」

もうおしまいだ。ヴォルデモートがどこにいるのか?姿も見えず声も聞こえなくなりました。傷痕の激痛でハリーは目を固く閉じました。ところが!その時ハリーの杖がひとりでに動いたのです。

ハリーの杖がひとりでに動いたのです。

ハリーの杖が!・・・

ひとりでに動いたのです!

まるで巨大な磁石のように杖がハリーの手を引っ張っていくのを感じました。固く閉じた瞼の間からハリーは金色の炎が杖から噴き出すのを見ました。するとバシンという音とともに怒りの叫び声が聞こえました。

1人残っていた死喰い人が大声を上げヴォルデモートは何故か?「しまった!」と叫びました。どうしてなのかは分りませんがハリーの目の前にドラゴン噴射のボタンが見えたので・・・

ハリーは杖に引かれていないほうの手でボタンを叩きました。するとバイクは再び炎を吹き出して一直線に地上に向かいました。ハリーは必死にバイクにつかまりながらハグリッドを呼びました。

「おまえの杖だ。セルウィン、おまえの杖をよこせ!」

ヴォルデモートの姿が見える前にハリーは「その存在」を感じました。横を見ると赤い両眼と目が合いました。きっとこれがこの世の見納めだ。ヴォルデモートが再びハリーに死の呪いをかけようとしている。

その時・・・

ヴォルデモートが消えたのです。

3-3.この場面でのダンブルドア
ハリーの杖がひとりでに動いた。

ヴォルデモートは拉致した杖職人のオリバンダー翁から自分の杖とハリーの杖の芯には同じ不死鳥の尾羽根が使われていることを聞いて、それならば誰か他の者の杖を使えば・・・

今度こそハリー・ポッターを始末することができると確信してルシウス・マルフォイの杖を借り、さらには念には念を入れてルシウスの杖が楡の木で芯がドラゴンの心臓の琴線だということまで確認したというわけです。

しかしですね。(笑)

それで全ての問題が解決するのであればダンブルドアと不死鳥の騎士団がヴォルデモート卿がオリバンダー翁を拉致するのを黙って見過ごすハズはないと思うべきだったと私は思いますね。(笑)

オリバンダー翁がヴォルデモート卿に拉致された時ダンブルドアはまだ生きていました。だから先手を打ってオリバンダー翁の身柄を確保しようと思えばできたわけなんですよね。

私は「ここいら辺」のヴォルデモートの考えは極めて浅はかだな~ぁと思うんですよね。知られて困ることなら知られないように策を講ずることもできたのに・・・

ダンブルドアは「このこと」に関しては見て見ぬフリをしたというわけなんですよね。何といっても2人の杖が兄弟杖だということをダンブルドアはハリーがホグワーツに入学する前に知ったわけなんですから。

本日の最後に
今回改めて7巻の第4章を読み返して思ったのはハリーをここまで追いつめて取り逃がしたヴォルデモート卿の無念さや悔しさは相当なものだったんだろうな~ぁということですね。

双子の杖の問題を対策を講じて解決したのだから「今度こそは!」と思ったのに、もう何度目になるのかと思うぐらい予想だにしないアクシデントが起きてしまったというわけです。

そしてヴォルデモートが次に求めたものが・・・

本日の記事で取り上げたのは・・・
第7巻「死の秘宝」より第4章「七人のポッター」でした。

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