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グレゴロビッチって!・・・久しぶりにビクトール・クラムと会ってグレゴロビッチのことを思い出したまでは良かったのですがハリーにとっては収穫ばかりの結婚式ではなかったのです。えっ!ダンブルドアが?本当に?そんなことをしていたの?(全3項目)

3-1.グリンデルバルドとグレゴロビッチ
一難去ってまた一難?といった感じでハリー、ロン、ハーマイオニーにフレッド、ジョージも加わってミュリエルおばさんの噂をしていたところに現れたのがビクトール・クラムその人でした。

「君はすヴァらしい」

「ビクトール!」

ハーマイオニーはまんざらでもない表情で久しぶりの再会を喜んでいるようでしたが当然ロンは面白くありません。クラムの招待状を一目見るなり不必要に大きな声で来た理由を聞いたのでした。

クラムはフラーに呼ばれて結婚式に来たのでした。クラムに何の恨みもないハリーはロンのそばから引き離すのが賢明だと感じたのでクラムを席に案内したのでした。

ところが!結婚式のパーティが始まると今度はクラムのほうからハリーたち3人に近づいて来たのです。しかし今回クラムはハーマイオニーを誉めに来たわけではありませんでした。

開口一番クラムは3人に「あの黄色い服の男は誰だ?」としかめ面で訊いて来ました。そしてロンとハーマイオニーがダンスフロアの渦の中に消えた後1人残ったハリーに怒っている理由を説明してくれたのでした。

クラムの説明によると「黄色い服を着た男」つまりゼノフィリウス・ラブグッド氏は胸に汚らわしい印をぶら下げているのだそうです。それは『グリンデルバルドの印』なんだそうです。

ハリーがグリンデルバルドってダンブルドアが倒したという闇の魔法使いのこと?と訊ねるとクラムは「そうだ」と答えて自分の祖父もグリンデルバルドに殺されたんだと言ったのでした。

クラムはゼノフィリウス氏に対して相当怒っているらしく顎(あご)の筋肉を何かを噛んだように動かしたり拳の関節を脅すようにポキポキ鳴らしたりしながらゼノフィリウス氏を睨みつけていました。

ハリーはこんがらがった気持ちでした。ルーナの父親が闇の魔術の支持者とは思えなかったからです。何とかクラムの怒りを解こうとラブグッド親子の説明をしたハリーでしたが2人の会話は微妙にすれ違ったのでした。

クラムはハリーにからかわれているのかどうか?判断しかねているようでした。クラムはローブから杖を取り出すと脅すように自分の太ももをトントンと叩きました。杖の先から火花が飛び散りました。

「グレゴロビッチ!」ハリーは大声を上げました。

その時ハリーは思い出したのでした。ヴォルデモートが外国で探していたグレゴロビッチというのはブルガリアの杖職人でビクトール・クラムの杖を作った人物だということを・・・

3-2.ミュリエルおばさんの鉄つい?
クラムが立ち去った後1人残ったハリーはロンにグレゴロビッチのことを話したかったのですがロンはフロアの真ん中でハーマイオニーと踊っていたので今は話せない状態でした。

ロンにクギを刺されていてジニーとは踊れない状況のハリーだったので混雑する式場内を動き回っていてハリーが次に出会ったのが「あの」エルファイアス・ドージだったというわけです。

ドージとハリーが話しているとそこに甲高い笑い声が割り込んで来ました。ミュリエルおばさんはウィーズリーの「本物」のいとこから椅子を無理やり奪うと驚くべき力で椅子の向きを変えて2人の間に座り込んだのでした。

冷えたシャンパンとは無関係の冷たい何かがハリーの胸に忍び込みました。ミュリエルおばさんがダンブルドアはスクイブの妹を始末したなどと言い出したからです。

あくまでもアルバス・ダンブルドアを庇(かば)うドージだったのですがミュリエルがそんなドージに鋭く切り込んで来ました。

柩(ひつぎ)が家から運び出されて葬式が行なわれるまで多くの人々が妹の存在さえ知らなかったというのは何故なんだ?と・・・アリアナが地下室に閉じ込められている間、気高いアルバスはどこにいたのか?と・・・

「地下室に閉じ込める」ってどういうこと?とハリーが問うとドージは惨めな表情でした。一方2人にショックを与えて満足げな様子のミュリエルは今度は母親のケンドラを血祭りにあげ始めたのでした。

ダンブルドアの母親は怖い女だった。通常スクイブはマグルの学校に送られてマグルの社会に溶け込むように勧められたものなのにケンドラ・ダンブルドアは自分の娘をマグルの学校にやるなど夢にも考えなかったと・・・

ハリーはショックでした。かつてダーズリー一家はハリーが魔法使いだという理由でハリーを物置に鍵を掛けて閉じ込め人目に触れないようにしました。ダンブルドアの妹はハリーとは全く逆の理由で閉じ込められたのか?

そしてダンブルドアは本当に「そんな妹」を見殺しにして自分の才能と優秀さを証明するためにホグワーツに行ったのだろうか?

3-3.この場面でのダンブルドア
果たして本当にアルバス・ダンブルドアの母親はスクイブの娘を地下室に閉じ込めていたのか?そしてアルバスはスクイブの妹が同じ屋根の下で隠されているのに見て見ぬフリをしていたというのか?

ハリーは何をどう考えてよいやら?何を信じてよいやら?分らなくなってしまったのでした。ハリーの知っているダンブルドアなら自分の家でそんな残酷なことが行なわれているのに干渉しないなんて考えられないからです。

さらに驚愕の事実がミュリエルの口から語られたのでした。アリアナの葬儀の際にアバーフォースは「アリアナが死んだのはアルバスのせいだ」と叫んで顔にパンチを食らわせたんだそうです。

アルバスなら両手を後ろ手に縛られていても決闘でアバーフォースを打ち負かすことができただろうにアルバスは防ごうともしなかったんだそうです。ダンブルドアの鼻が曲がったのはアリアナが死んだ時だったのです。

さらにさらに驚愕の事実が(くどい?)ミュリエルの口から飛び出したのでした。何とダンブルドア一家は「ゴドリックの谷」に住んでいたというのです。ハリーの両親も住んでいたというあの!「ゴドリックの谷」に!

「魔法史」の著者であるバチルダ・バグショットもまた「コドリックの谷」に住んでいて、ダンブルドア一家は父親のパーシバルがアズカバンに投獄された後にバチルダの近所に引っ越して来たんだそうです。

ハリーはすっかり力が抜け頭の中が空っぽになりました。この「6年間」ダンブルドアはただの一度もハリーにこのことを話さなかったからです。愛する人を「ゴドリックの谷」で失ったことを話してくれなかったのです。

「ゴドリックの谷」という同じ場所で家族を失ったという経験を共にしておきながら「そのこと」を話してもらえなかったということはハリーにとってはダンブルドアが嘘をついていたにも等しいような気がしたのでした。

本日の最後に
ハリーはショックのあまり今自分がビルとフラーの結婚式のパーティ会場にいるということも忘れて前を見つめるばかりでした。そんなハリーの元にハーマイオニーが戻って来ました。

ハーマイオニーは靴の片方を脱いで足の裏をさすりながら、ロンはバタービールを探しに行ったことやクラムがすごい剣幕でルーナのお父さんから離れて行くのを見たことをハリーに報告しましたが・・・

ハリーは何から話していいものやら分らず「心ここに在らず」という感じだったのでハーマイオニーも思わずハリーに「大丈夫?」と声をかけたのでした。ところが!その時・・・

何か大きくて銀色のものがダンスフロアの上の天蓋を突き破って落ちて来たのでした。それはキングズリー・シャックルボルトの守護霊のオオヤマネコでした。口がくわっと開くと・・・

「魔法省は陥落した。スクリムジョールは死んだ。連中がそっちに向かっている」

本日の記事で取り上げたのは・・・
第7巻「死の秘宝」より第8章「結婚式」でした。
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