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あれほどまでに激しく嫌悪し憎しみ合っていた2人だったのに!こんな日が来るとは!洞窟から分霊箱を奪い去って行ったのは?ロケットをニセモノに取り替えていたのは?そして衝撃の事実が明らかに・・・(全3項目)

3-1.クリーチャー語る
バチンと大きな音がしてハリーがシリウスから渋々相続した屋敷しもべ妖精が忽然と現れました。ハリーを見る軽蔑した目が持ち主がシリウスからハリーになっても変わっていないことを示していました。

ハリーがクリーチャーに2年前に客間にあったロケットを僕たちは捨てたが、おまえはそれをこっそり取り戻したか?と訊ねるとクリーチャーは一瞬の沈黙の間に背筋を伸ばしてハリーをまともに見たのでした。

クリーチャーは「はい」と答えたのでした。

「それは今どこにある?」とハリーは小躍りして聞いたのでした。ロンとハーマイオニーは大喜びでした。するとクリーチャーは「次の言葉」に3人がどう反応するか見るに耐えないといった感じで目をつむったのでした。

「なくなりました」
「なくなった?」

ここでクリーチャーは意外な行動に出たのです。クリーチャーは「ご主人様の命令を果たせませんでした!」と血も凍るような叫び声を上げると火格子のそばの火掻き棒に飛びつこうとしたのです。

ハリーは本能的に動きました。ハーマイオニーとクリーチャーの悲鳴が交じり合いました。火掻き棒に飛びつこうとするクリーチャーをハリーは床に押さえ付けました。

「クリーチャー、命令だ。動くな!」

ハリーはクリーチャーを問い詰めました。おまえはあれを「レギュラス様のロケット」と呼んだ。どうしてなんだ?ロケットはどうやって手に入れたんだ?そして「あのロケット」について知っていることを全部話せと・・・

するとクリーチャーは語り始めたのでした。

3-2.クリーチャー切々と語る
今にして思えばクリーチャーは「どんな思い」でスリザリンのロケットを手に入れた経緯をハリーたち3人に話したんでしょうね?確かにレギュラス様は家族には話すなと言ったが他の者には・・・

クリーチャーは体を起こして座ると泣き腫らした顔を膝の間に突っ込んで丸くなり前後に体を揺すりながら話し始めました。話し出すと「くぐもった声」にも関わらず厨房にハッキリと響いたのでした。

レギュラスは何年も闇の帝王の話をしていました。隠れた存在の魔法使いを陽の当たる所に出しマグルやマグル生まれを支配する方だと・・・そしてレギュラスは16才の時に死喰い人になったのだそうです。

レギュラスは闇の帝王にお仕えすることをとても喜んでいました。とても自慢していたそうです。そして1年が経った「ある日」レギュラスはクリーチャーに会いに厨房に下りて来たそうです。そしてクリーチャーに・・・

「闇の帝王が、しもべ妖精を必要としていると」

レギュラスはクリーチャーに言いました。これは自分にとってもクリーチャーにとっても名誉なことだから闇の帝王の言うことは何でもしなくてはならないと・・・そのあとで帰ってこいと。

そこでクリーチャーは闇の帝王の所に行きました。闇の帝王はクリーチャーに何をするのか?は教えてくれませんでしたが一緒に海辺の洞穴に連れて行きました。洞穴の奥には洞窟があって洞窟には大きな湖が・・・

そこまで聞いてハリーは首筋がぞくっとして毛が逆立ったのでした。ハリーがダンブルドアと一緒に行った「あの洞窟」にクリーチャーはヴォルデモートと一緒に行ったのです。

クリーチャーの声が「あの暗い湖」を渡って聞こえて来るようでした。

3-3.この場面でのダンブルドア
騎士団下巻637ページでダンブルドアは「わしにも、あれ(クリーチャー)の嘘を見抜くぐらいの開心術士としての心得はある」とハリーに言っていますね。ところがダンブルドアが「あの時」見抜いていたのは・・・

クリーチャーのついた嘘を見抜いていただけではなかったんですよね。クリーチャーの心の奥の奥まで覗き込んでいたというわけです。つまりクリーチャーがヴォルデモートと一緒に「あの洞穴」に行ったことも・・・

そしてクリーチャーが今度はレギュラス・ブラックと共に「あの洞穴」に行ってロケットをニセモノと交換して帰って来たことも全てお見通しだったというわけなんですよね。

だから当然ダンブルドアはハリーを連れて「あの洞穴」に行った時も洞窟への隠された入口の開け方も知っていましたし小舟の引き揚げ方も小舟が「どこにあるのか?」も全て何もかも知っていたというわけです。

つまりはハリーと自分が行った時には既にロケットは取り替え済みで分霊箱はニセモノだったということも承知の上で「あの洞穴」に行ったというわけなんですよね。(苦笑)

本日の最後に
こうしてハリーは自分がダンブルドアと一緒に行った海辺の「あの洞窟」に隠されていたヴォルデモートの分霊箱が「どうしてニセモノだったのか?」の真相を知ることになったというわけです。

こうしてレギュラスの命と引き換えに持ち返った分霊箱だったのですがクリーチャーは破壊することができずレギュラスの命令を実行することはできませんでした。

しかもブラック夫人はレギュラスが消えてしまって狂わんばかりの悲しみようだったのにクリーチャーは何があったのか?を夫人に教えることができなかったのです。レギュラスに禁止されていたからです。

クリーチャーは啜り泣きが激しくなり言葉が言葉として繋がらなくなっていました。ハーマイオニーの頬にも涙が流れ落ちていました。クリーチャーが好きではないロンでさえ同情を禁じえない様子でした。

ハリーはクリーチャーにレギュラスがやりかけた仕事を僕たちがやり終えたいからマンダンガス・フレッチャーを探して来て欲しいと頼んだのでした。レギュラスの死が無駄にならないようにと・・・

本日の記事で取り上げたのは・・・
第7巻「死の秘宝」より第10章「クリーチャー語る」でした。
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