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グリモールド・プレイス12番地にリーマス・ルーピンが来たのはクリーチャーが出発して3日後のことでした。騎士団員たちや魔法界の近況報告をしてくれている内はよかったのですが、話が新妻のトンクスのことに及ぶと何やら怪しげな雰囲気(?)に・・・何がルーピンをそうさせたのか?(全3項目)

3-1.リーマス・ルーピン来る
亡者がうようよしている「あの湖」から逃げられたのだからマンダンガスを捕まえることなど数時間もあればできるだろうと一気にクリーチャーに対する期待感を最高潮に募らせたハリーだったのですが・・・

クリーチャーは数時間はもちろんのこと「その日」の内には戻らず、次の日もさらに3日経っても戻って来ませんでした。一方12番地の外の広場にはマント姿の2人の男が現れ見えないハズのこちらを伺っていました。

「死喰い人だな。間違いない」

ハリーやハーマイオニーと一緒に客間の窓から覗いていたロンが言いました。しかしハーマイオニーの見解では奴らは自分たちが「ここ」にいることには気づいていないだろうとのことでした。

ところが!クリーチャーがいなくなって3日目の夜ハリーが玄関ホールに続く階段を中ほどまで下りた時に玄関のドアをそっと叩く音がしてカチカチという金属音やガラガラという鎖の音が聞こえて来るではありませんか!

ハリーの神経の1本1本が張り詰めました。ハリーは杖を取り出し階段脇の暗がりに移動して侵入者を待ちました。マントを着た人影が少し開いたドアから半身になって入って来ました。侵入者が一歩進むと・・・

「セブルス・スネイプか?」

「アルバス、あなたを殺したのは私ではない」

静かな声が言うと呪いは破れて埃の姿は爆発し侵入者が誰なのか?を見分けるのは不可能でした。ロンとハーマイオニーもあとから駆け付けて杖を構えていましたが現れたのは・・・

リーマス・ルーピン「その人」でした。

3-2.4人でテーブルを囲んで
間違いなく(?)リーマス・ルーピン本人だということを確かめた後に3人は階段を駆け下りました。厚い黒の旅行用マントを着たルーピンは疲れた様子でしたがハリーたち3人を見てうれしそうな顔をしました。

4人は厨房に下りハーマイオニーが杖を火格子に向けると燃え上がった火が木製のテーブルを輝かせました。ルーピンが旅行用マントからバタービールを取り出し4人でテーブルを囲んだのでした。

ハリーたち3人がトテナム・コート通りで2人の死喰い人と出くわしたことを聞いたルーピンは一大事だという顔をしたあと「どうやってそんなに早く見つけたんだろう?」と動揺を隠せない様子でしたが・・・

ハリーにとっては「その問題」は後回しでよかったのです。それより自分たちがいなくなった後に結婚式に出席していた他の人たちがどうなったのか?が気がかりでした。

結局「隠れ穴」に乱入して来た12人ほどの死喰い人たちはハリーがそこにいたことを知らなかったそうです。ウィーズリーおじさんが聞いた噂では連中はハリーの居場所を聞き出そうとして・・・

スクリムジョールを拷問した後に殺したらしいとのことでした。つまりもしそれが本当ならスクリムジョールはハリーを売らなかったということになります。

それを聞いたハリーは思わずロンとハーマイオニーを見ました。すると2人もハリーと同様に驚きと感謝が入り交じった顔をしていました。ハリーはスクリムジョールがあまり好きではありませんでしたが・・・

ルーピンが言うことが事実ならスクリムジョールは最後にはハリーを守ろうとしたことになります。

クーデターは円滑で事実上沈黙の内に行なわれたそうです。スクリムジョールの殺害は公式には辞任とされているとのことです。後任の魔法大臣はパイアス・シックネスで「服従の呪文」にかけられているそうです。

ヴォルデモートはどうして自分が魔法大臣だと宣言しなかったの?というロンの疑問に対してルーピンは事実上奴が大臣なんだから宣言する必要がないと言ったのでした。

つまり傀儡(かいらい)のシックネスが日常の仕事をこなしていれば魔法省で執務する必要はないしヴォルデモートは身軽に魔法省を超えたところで勢力を拡大できるとのことなんだそうです。

さらにヴォルデモートにとって黒幕に留まる大きなメリットは大臣宣言をしてしまえば「あからさまな反乱」を誘発していたかも?しれない。しかし黒幕に留まることで・・・

混乱や不安や恐れを引き起こしたという結果になったんだそうです。

3-3.この場面でのダンブルドア
何ゆえヴォルデモート卿は魔法大臣にはならず黒幕に留まったのか?本当のことを云えば当然自分が天下を取ったのだから傀儡(かいらい)のシックネスなんかに任せたくはなかったに決まっています。

ルーピンも説明しているようにダンブルドアが死んだ今ハリーがヴォルデモートへの抵抗勢力の象徴的存在となり扇動の中心になることは間違いない情勢となっています。

しかもハリーはシビル・トレローニーが予言した闇の帝王を打ち破る力を持った者すなわち「選ばれし者」なんですよね。ヴォルデモートにとって最大かつ唯一の脅威というわけなんですよね。

ところが「その」唯一にして最大の脅威を始末しようとしたのに今度は盾になって守ってくれる母親もおらず前に立ち塞がる魔法使い(ダンブルドア)もいないのに再び失敗してしまったというわけです。

そこで今回は「ハリー・ポッターを始末するまでは」ということで黒幕に留まったというわけなんですよね。ところがダンブルドアには「別の意図と目的」があったというわけなんですよね。

本日の最後に
こうして現在の魔法界の状況を教えてくれたルーピンだったのですが、ダンブルドアが3人に遺した使命の内容を話してくれなくてもいいから3人に同行したいと言い出した時から何とはなしに怪しげな雰囲気に・・・

ルーピンは何と言っても「あの」ダンブルドアが私を「闇の魔術に対する防衛術」の教師に任命したんだし、ジェームズなら間違いなく一緒にいて欲しいと思っただろうとハリーに迫ったのですが・・・

トンクスの妊娠を知ったハリーは「僕の父ならきっと何故あなたが自分自身の子どもと一緒にいないのか?と理由を知りたがっただろうと思う」と反論したのでした。それに対してルーピンは・・・

「君にはわかっていない」

対するハリーは「それじゃ、わからせてください」

結局ルーピンはハリーたち3人とは行動を共にしないことになったのですがハリーがルーピンを「腰抜け」呼ばわりしたことで後味の悪さが残る結果となってしまったのですが・・・

翌年の春には・・・

本日の記事で取り上げたのは・・・
第7巻「死の秘宝」より第11章「賄賂」でした。
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