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思ってもみなかった展開になり焦るハリー!どうすればいいんだ?とりあえずは探さないのはあまりにも愚かしいということでアンブリッジの部屋に潜入したハリーだったのですが・・・ハリーがそこで見たものは?(全3項目)

3-1.思わぬ展開
マファルダ・ホップカークに成りすましたハーマイオニーに気づいたアンブリッジが話しかけて来ました。アンブリッジはクリップボードに目を通した後エレベーターに乗り込んで来ました。

ハリーがエレベーターから降りると金の格子が閉まってハリーがちらりと振り返ると背の高い魔法使いに挟まれたハーマイオニーが不安そうな表情を浮かべているのが見えました。

ハリーは新魔法大臣のシックネスの姿が見えなくなるのを待って「透明マント」を取り出して被ると大臣が歩いたのとは反対方向に歩き出しました。ランコーンの長身では腰を屈めなくてはなりませんでした。

得体の知れない恐怖でハリーは鳩尾(みずおち)がズキズキ痛みました。この4週間ロンとハーマイオニーと一緒に慎重に練り上げた計画は笑止千万の子ども騙しのように思えたのでした。

気づかれずに入り込むことだけに集中して3人がバラバラになったらどうするか?なんて全く考えてはいませんでした。ハリーは歩くのを一旦止めて「どうするべきか?」を考えました。

「あいつの部屋は、この階に違いない」

アンブリッジが宝石類を事務所に置いているとは思えませんでしたが、探しもせず確認もしないのは愚かしいということでハリーは再び廊下を歩き始めたのでした。

3-2.アンブリッジの部屋
今度は扉の名前に注意しながらハリーは歩きました。すると角を曲がった廊下の中ほどに広々とした場所があり十数人の職員が作業をしていました。ハリーは立ち止まってその場の動きをじっと見ました。

まもなくハリーは作業にリズムがあり紙が一定のパターンで動いていることに気づきました。そしてこれはパンフレットを製作しているのだと判りました。ハリーはこっそり近づくと一部を抜き取って見ました。

穢れた血―平和な純血社会にもたらされる危険について

パンフレットの表紙に著者の名前はありませんでしたがハリーは右手の甲の傷痕がチクチク痛むような気がしたのでした。その推測が当たっていることは傍らの若い魔女の言葉で確認されたのでした。

「あの鬼ババア、一日中『穢れた血』を尋問しているのかしら?誰か知ってる?」

若い魔女は仕事場の正面にあるピカピカのマホガニーの扉をちらりと見ました。ハリーも見ました。途端に怒りが湧き上がって来ました。明るいブルーの大きな丸い目玉が扉に埋め込まれていたのです。

アラスター・ムーディを知る者にとってはドキリとするほど見慣れた目玉でした。ハリーは扉に近づくと目玉をよく見ました。上を睨んだまま凍り付いて動いてはいませんでした。その下の名札には・・・

ドローレス・アンブリッジ
魔法大臣付上級次官

その下には、より光沢のある新しい名札が・・・

マグル生まれ登録委員会委員長

3-3.この場面でのダンブルドア
この後アンブリッジの事務室に進入したハリーはロケットを探して室内を物色しましたがハリーの予想通りロケットは見つかりませんでした。代わりに見つかったのはウィーズリーおじさんのファイルでした。

「監視中。全ての行動が見張られている」とか「問題分子ナンバーワンが接触する可能性大」などと書かれたおじさんのファイルを元の場所に戻して再びロケットを探していたハリーだったのですが・・・

最後に部屋の中をざっと見回した時にハリーはビックリ仰天したのでした。何故なら机の脇の本棚に立てかけられている小さな長方形の鏡からダンブルドアがハリーを見つめていたからでした。

ハリーは走って部屋を横切り「その鏡」を取り上げましたが、それは鏡ではなく「本」でした。ダンブルドアは光沢のある表紙から切なげに笑いかけていました。その本こそが例のリータ・スキーターの・・・

アルバス・ダンブルドアの真っ白な人生と真っ赤な嘘

ハリーが適当にページをめくると肩を組み合った10代の少年が2人で不謹慎なほど大笑いしている全ページ写真がハリーの目に飛び込んで来ました。

ダンブルドアは肘(ひじ)のあたりまで髪を伸ばし短い顎鬚(あごひげ)をうっすらと生やしていました。ダンブルドアと並んで大笑いしている少年は陽気で奔放な雰囲気を漂わせていました。

ハリーは若い時のエルファイアス・ドージか?と思ったのですが残念ながら説明文で誰なのかを確かめる前に新魔法大臣のパイアス・シックネスが部屋に入って来てしまったので・・・

確認はできなかったのですが・・・

「その人物」とは?

本日の最後に
この後アンブリッジの部屋を抜け出したハリーはエレベーターに急いで戻りながら「このあとどうするべきか?」を考えました。最悪の場合はもう一度出直すことまで考えました。

するとタイミングのいいことにハリーが乗り込んだエレベーターにロンも乗って来たのです。しかし「その時」のハリーにとっては招かざる人物も乗って来たのでした。それはウィーズリーおじさんでした。

おじさんは逆毛を立てた蟻塚のような頭をした年配の魔女と話しながらエレベーターに乗って来ました。ハリーに気づくとおじさんは突然口を閉じました。そしてハリーを憎しみを込めた眼差しで見つめたのでした。

ロンと一緒にエレベーターを降りようとしたハリーだったのですが乗り込んで来た意外な人物に行く手を阻まれてしまいました。その人物は何と!パーシー・ウィーズリーでした。

書類を読むのに夢中でパーシーは扉が閉まるまで同じエレベーターに父親が乗っていることに気づきませんでした。目を上げてアーサー氏がいることに気づいた途端パーシーの顔は真っ赤になりました。

そして父親には一言も声をかけず扉が開いた次の階で降りて行きました。そんな息子の態度でアーサー氏の心に怒りの炎が燃え上がったようでした。怒りの矛先はランコーンに成りすましたハリーに向けられたのでした。

と!いうわけで私は今回改めて読み返してローリングさんは「こういう場面」を描きたいという思いもあってハリーたち3人を魔法省に潜入させたんじゃないかな?と思いましたね。

ハリーの乗り込んだエレベーターに最初にまずロンが乗って来て次にアーサー氏が乗って来て、さらにロンと入れ替わりにパーシーが乗って来るという・・・

よくよく考えてみれば魔法省には20基もエレベーターがあるんですから、あまりにも有り得ない偶然と言えなくもないのですが・・・

これはこれで結構読み応えがありました。

本日の記事で取り上げたのは・・・
第7巻「死の秘宝」より第13章「マグル生まれ登録委員会」でした。
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