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哀れなクリーチャー!ハリーたち3人の帰りを待っていたのに代わりにヤックスリーを迎えなくてはならなくなりました。今クリーチャーはどうしているのだろう?考えまいと思っていても嫌なイメージが・・・一方ヴォルデモートはようやくグレゴロビッチを見つけたようです。(全3項目)

3-1.クリーチャーへの思い
ハリーの提案で交代で見張りをすることにしてハリーとハーマイオニーはその日一日中見張りをしました。しかしハーマイオニーがかけた保護呪文やマグル避け呪文が効いているせいか・・・

時折やって来る小鳥やリスなどの小動物以外には3人のいる空き地を訪れる者はいませんでした。ハーマイオニーがハリーの誕生日プレゼントにくれた「かくれん防止器」も音も立てず動きもしませんでした。

見張りをしていたハリーは空腹を感じ頭が少しぼーっとしました。夜にはグリモールド・プレイスに戻っているはずだったのでハーマイオニーはビーズバックには何も食べ物を入れてこなかったのです。

今夜の食事はハーマイオニーが近くの木々の間から集めて来たキノコをキャンプ用のブリキ鍋で煮込んだものだけでした。ロンは二口食べただけで吐きそうな顔で皿を押しやったのでした。

ハリーはハーマイオニーの気持ちを傷つけないようにとの思いだけで堪えました。空腹のせいもあるのか暗闇の中にじっとしていると言い知れぬ不吉な予感が忍び寄って来るのでした。

傷痕がまた痛み出しました。そんなふうに考えることが痛みを自ら招くことになっているのではないか?と不安になりハリーは別のことを考えようとしました。

哀れなクリーチャー。3人の帰りを待っていたのに代わりにヤックスリーを迎えなくてはならなくなってしまいました。クリーチャーは沈黙を守ってくれるだろうか?それとも?

死喰い人に知っていることを全て話してしまったのだろうか?ハリーは「この1ヵ月」の間にクリーチャーの自分に対する態度は変わったと信じたかった。ハリーに忠誠を尽くすと信じたかった。

死喰い人がもしクリーチャーを拷問したら?などという嫌なイメージが頭に浮かびハリーはこれも押し退けようとしたのでした。

3-2.グレゴロビッチ
「俺様にそれを渡せ、グレゴロビッチ」

ハリーの声は甲高く冷たくてはっきりしていました。杖を向けられた男はロープもないのに逆さ吊りになって浮かんでいました。怯えた顔がハリーの顔の高さにありました。頭に血が下がって赤い顔をしていました。

「わしはない、持って。もはやない、持って!それは、何年も前に、わしから盗まれた!」

「ヴォルデモート卿に嘘をつくな、グレゴロビッチ。帝王は知っている・・・常に知っているのだ」

ヴォルデモート卿はグレゴロビッチの心を読みました。すると工房と思われる部屋の出窓の縁にブロンドの若い男が大きな鳥のような格好で止まっている情景が写し出されました。

ハンサムな顔が大喜びしているのが見えました。そして『その侵入者』は自分の杖から「失神呪文」を発射すると高笑いしながら後ろ向きのまま鮮やかに窓から飛び降りて行ったのでした。

「グレゴロビッチ、あの盗人は誰だ?」

3-3.この場面でのダンブルドア
ハーマイオニーと見張りを交代してベッドに戻ったハリーにロンがヴォルデモートは何をしていたと話しかけて来ました。ハリーは細かい所まで思い出そうと少し考えてから答えました。

ハリーが自分の見た光景を説明するとロンは「縛られていたらグレゴロビッチは新しい杖を奴のために作れないじゃないか?」と言ったのでした。ハリーは目を閉じて見聞きしたことを全て反芻しました。

その結果「その時点」でハリーが出した結論は「どうやらヴォルデモートはグレゴロビッチが持っていた何かが欲しかったんだ」というものでした。しかしそれは誰かに盗まれてしまったと・・・

さらにハリーはグレゴロビッチから「何か」を奪っていった『高笑いしていた若者』を、もう一度見たいと思ったのでした。何故なら「それ」が盗まれたのは何年の前のことなのに・・・

何故か?ハリーは「その」若い盗っ人に見覚えがあったのです。陽気で奔放でフレッドとジョージ的な策略の成功を勝ち誇る雰囲気がありました。どこかで見たことがある。しかし・・・

どこだったか?は思い出せない・・・

本日の最後に
ヴォルデモートは双子の芯の問題を回避する方法を探していたとハリーは確信していました。だからこそ解決策を求めてブルガリアの杖職人グレゴロビッチを探していたんだと・・・

しかしヴォルデモートは杖の秘術など1つも質(ただ)すことなくグレゴロビッチを殺してしまいました。いったいヴォルデモートは何を探していたのだろう?

魔法省や魔法界を従えておきながら何故遠出までして見知らぬ盗っ人に奪われてしまったグレゴロビッチの所有物を必死で求めようとしたのか?

そんなグレゴロビッチが死んだ今、次に命が危ない「陽気で奔放な若者」に思いを寄せつつハリーは2度目の眠りに落ちて行ったのでした。

本日の記事で取り上げたのは・・・
第7巻「死の秘宝」より第14章「盗っ人」でした。
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