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物心ついてからは初めて生家を訪れたハリーだったのですが、そんなハリーとハーマイオニーに近づいて来る女性がいたのでした。ひょっとしてバチルダ・バグショット?(全3項目)

3-1.初めて見る生家
ポッター夫妻の墓参りを終えて2人が出口の小開き門に向かっているとハーマイオニーがハリーに立ち止まるようにと言ってきたのでした。誰かの視線を感じると言うのです。

ハリーは墓地に取り憑くゴーストなのでは?と思いましたが、その時ハーマイオニーが指差す植え込みからサラサラと音がして落ちた雪が小さな雪煙を上げるのが見えました。ゴーストは雪を動かすことはできないはずです。

猫か小鳥かもしれない死喰い人だったら僕たち既に死んでいるさとハリーは強がりを言って2人は出口に急ぎました。しかし墓地から出る途中で2人は何度も後ろを振り返ったのでした。

ハーマイオニーには大丈夫と請け合ったもののハリーの内心は穏やかではありませんでした。一瞬ハリーはクリスマス・キャロルの歌声が響くバブに避難しようとハーマイオニーに言おうとしましたが・・・

ハリーが口を開くより早くハーマイオニーが「こっちへ行きましょう」と言ってハリーを暗い小道に引っ張り込みました。すると見えたのです。「あの家」が見えたのです。

「忠誠の術」はどうやらジェームズとリリーの死と共に消えたようでした。ハグリッドが瓦礫の中からハリーを連れ出して以来16年が経ちハリーの生家の生垣は伸び放題になっていました。

ハリーは「透明マント」の下から手を出して雪まみれの錆ついた門を握り締めました。開けようと思ったわけではなく家のどこかに触れたかったのです。すると目の前のイラクサや雑草の中から・・・

金色の文字で書かれた木の掲示板が迫り上がって来たのでした。掲示板には16年分の落書きの上にハリーを応援する真新しい落書きが書き加えられていたのでした。

3-2.バチルダ・バグショット?
ハリーは急に黙りました。遠くの広場の眩しい明かりを背にして防寒着を分厚く着込んだ影絵のような姿が2人に近づいて来たからです。その女性と思われる人物は腰を曲げて小刻みに歩いていることから相当な年のようでした。

ハリーは「その女性」が途中のどこかの家に入るかもしれないと思いつつも直感的にそうではないことを感じていました。その人物はハリーたちから2~3メートルの所で立ち止まりました。

2人は「透明マント」を被っているので女性が魔女だとしてもハリーとハーマイオニーの姿は見えないはずです。にも関わらず「かの人物」には2人がここにいることが判っているようでした。

ハーマイオニーも「透明マント」を被っているのに自分たちの存在を認識されている不気味さをハリーと同様に感じているようでした。やがてその魔女は手袋をはめた手を上げて手招きして来ました。

呼ばれても従わない理由はいくらでも思いつきましたがハリーの頭の中で「この魔女」こそがハリーとハーマイオニーが会いたがっていた「あの人物」なのでは?という思いが次第に強くなっていました。

「あなたはバチルダですか?」

その魔女は頷くと再び手招きをしました。2人が魔女のほうに歩き出すと魔女は2人に背を向けて今歩いて来た道を引き返し始めました。何軒かの家の前を通り過ぎた後やがて魔女は門の中に入って行きました。

2人は魔女のあとに従って玄関まで歩きましたが、その家の庭はハリーの生家と同じぐらい草ぼうぼうでした。魔女は玄関でしばらく鍵をガチャつかせていましたが扉を開けると身を引いて2人を先に通しました。

魔女からはひどい臭いがしました。さらに目は白内障で濁りハリーは自分の顔が全く見えていないのでは?と思いました。そのバチルダと思われる人物はハーマイオニーなど目に入らないかのように押し退けました。

そして居間と思しき部屋に姿を消したのでした。

3-3.この場面でのダンブルドア
「ハリー、何だかおかしいわ」と言うハーマイオニーにハリーは「いざとなれば、ねじ伏せられるよ」となだめたのでした。そして「大丈夫だよ」と言ってハリーはバチルダの呼びかけに応じて居間に入って行きました。

バチルダはよろよろと歩き回って蝋燭(ろうそく)に灯を点していました。手で不器用に蝋燭を点していましたし垂れ下がった袖口のレースに火が移りそうだったので「僕がやります」とハリーが申し出ました。

最後の蝋燭に火を点した時に整理ダンスの上に写真が沢山置かれてあるのがハリーの目に入って来ました。小声で「テルジオ、拭え」と唱えると一番うしろの「1枚」がハリーの目を引きました。

ブロンドの髪の陽気な顔の盗っ人でした。グレゴロビッチの出窓に鳥のように止まっていた若い男が銀の写真立ての中から退屈そうにハリーに笑いかけていました。瞬時にハリーは「その若者」をどこで見たのか思い出しました。

魔法省に潜入した時、アンブリッジの部屋で見たリータ・スキーターの「アルバス・ダンブルドアの真っ白な人生と真っ赤な嘘」で10代のダンブルドアと腕を組んでいた若者だったのです。

本日の最後に
ハリーは「その若者」の写真を突き出してバチルダに「この人が誰か、知っていますか?」と訊ねましたがバチルダはただぼんやりとした表情を浮かべるばかりで答えませんでした。

そしてバチルダに促されてハリーは2階へと上がって行ったのですが・・・

本日の記事で取り上げたのは・・・
第7巻「死の秘宝」より第17章「バチルダの秘密」でした。
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