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ハリーの胸の中で確固とした「何か」が崩れ落ちました。ハリーはダンブルドアを信じていました。善と知恵そのものだと信じていました。これ以上失うものがあるのだろうか?(全3項目)

3-1.ゲラート・グリンデルバルドとの出会いと別れ
母ケンドラが亡くなってゴドリックの谷に家長として戻って来たアルバスだったのですが、それと時を同じくして村にやって来たのがゲラート・グリンデルバルドその人だったというわけです。

2人はバチルダ・バグショットが引き合わせたことをきっかけに出会って即座に意気投合し一日中議論したあとでも夜中にふくろう便をやり取りするほどでした。

ところが!そんな2人の蜜月関係は2ヵ月足らずで終焉を迎えることになってしまったのでした。そして一旦別れた2人は「あの」伝説の決闘まで二度と会うことはなかったのです。どうしてだったんでしょうか?

突然の決裂は何ゆえだったのか?ダンブルドアが正気に戻ったのか?それともグリンデルバルドの計画にもはや加わりたくないと思ったのか?実は原因は妹のアリアナが死んだことだったようなのです。

3-2.妹アリアナの死がもたらしたもの
それはそれは恐ろしいショックだったようです。実はグリンデルバルドはアリアナが死んだ時ダンブルドアの家にいたようなのです。かなりひどくうろたえてバチルダの家に戻って来ました。

そして翌日グリンデルバルドはバチルダに家に帰りたいと言って来たんだそうです。こうしてグリンデルバルドは逃げるようにゴドリックの谷を離れ二度と再び村に来ることはなかったのでした。

アリアナの死はダンブルドア家にとっては恐ろしい出来事でアルバスは取り乱していたそうです。何故ならアルバスとアバーフォースの2人を残して家族全員を失ってしまったからでした。

こういう恐ろしい状況ではよくあることなのか?アリアナの葬儀ではアバーフォースがアルバスを責めていたのだそうです。何ゆえアバーフォースはアルバスを責めていたのでしょうか?

このようにして妹アリアナの死をきっかけに袂を分かったアルバス・ダンブルドアとゲラート・グリンデルバルドだったのですが、何故か?少年時代の短い友情に関しては2人とも二度と触れることはなかったのでした。

さらに不可解なのはダンブルドアが死傷者や行方不明者が続出した大混乱の5年ほどの間、グリンデルバルドへの攻撃を先延ばしにしていたのは何故なのか?ということでした。

ダンブルドアを躊躇させていたのはグリンデルバルドに対する友情の名残だったのか?やはり一度は出会えたことを「あれほどまでに」喜んだ相手だったからなのか?それとも?

かつては親友だったことが明らかになるのを恐れたのか?

妹アリアナはどのようにして死んだのか?

闇の儀式の予期せぬ犠牲者だったのか?

3-3.この場面でのダンブルドア
この後リータ・スキーターの著書「アルバス・ダンブルドアの真っ白な人生と真っ赤な嘘」の内容を巡ってハリーとハーマイオニーの間で激しい議論が交わされたのでした。

ハリーのダンブルドアに対する不信感は最高潮に達し「全ては灰燼に帰した」「これ以上失うものがあるのだろうか?」と思わしめるほどでした。強く強く信じていたからこそ反動も大きかったんでしょうね。

それに対してハーマイオニーは「この本」を書いたのはリータ・スキーターだということを忘れてはいけないと反論したのでした。過去のスキーターの行状を考えれば100%信用すべきではないと・・・

確かに『より大きな善のために』はグリンデルバルドの後年の残虐な行為を正当化するのに使われた。そして「その考え」はどうやらダンブルドアがグリンデルバルドに植えつけたようだと・・・

ハーマイオニーもダンブルドアの考えがグリンデルバルドの権力掌握を助けたなんて恐ろしいことだと、しかし一方では2人が知り合ったのは「ひと夏のほんの2ヵ月」のことだったし2人は若かったし・・・

それに対してハリーは2人は若かったと言うけど今の僕たちと同じ歳だったじゃないかと、それに僕たちはこうして闇の魔術と戦うために命を賭けているのにダンブルドアは新しい親友と・・・

マグルの支配者になる企みを巡らせていたと・・・

本日の最後に
議論の最後にハーマイオニーはハリーに言ったのでした。「ダンブルドアはあなたのことを愛していたわ」私にはそれが判ると・・・言われたハリーは抱え込んでいた両腕を頭から離したのでした。

テントに入ろうとしてハリーの横を通った時ハーマイオニーはハリーの頭のてっぺんを軽く撫でました。その時ハリーは「ハーマイオニーの言うことが真実であってほしい」と思ったのでした。

ダンブルドアは本当に自分のことを大切に思っていてくれたのだ。ハリーはそう願う一方でダンブルドアを信じたいと思う自分が憎かったのでした。

本日の記事で取り上げたのは・・・
第7巻「死の秘宝」より第18章「アルバス・ダンブルドアの人生と嘘」でした。
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