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「ニワトコの杖」「蘇りの石」「透明マント」この3つの品物を集めた者は「死を制する者」になれるのだそうです。そしてこの3つの品物の最初の所有者と言われているのが・・・(全3項目)

3-1.ペベレル家と「死の秘宝」
ハリーが「ニワトコの杖」は実在すると思うのか?と訊くとゼノフィリウス氏は「この杖」については数え切れないほどの証拠があると答えたのでした。秘宝の中では最も容易に跡を追えると・・・

ゼノフィリウス氏が「ニワトコの杖」の血の軌跡を一通り説明したあと、一瞬の沈黙の後にハーマイオニーが切り口上にした質問にゼノフィリウス氏は度肝を抜かれた顔をして・・・

ハリーのほうは記憶の片隅が揺すぶられたのでした。しかしハリーは「それ」が何なのか?はっきりとは思い出せなかったのでした。ゼノ氏を驚愕させたハーマイオニーの質問というのは・・・

「ペベレル家と『死の秘宝』は、何か関係がありますか?」

ゼノフィリウス氏は椅子にしゃんと座り直し「私は今まで勘違いをしていたようだ」と言ったのでした。「秘宝の探求」の初心者とばかり思っていたと・・・

「ペベレルって誰?」とロンに訊かれてハーマイオニーはゴドリックの谷の古い墓石に「その印」がついていたと答えたのでした。ハリーと一緒に両親の墓参りに行った時に偶然みつけた「あの墓」でした。

イグノタス・ペベレル

ゼノフィリウス氏は「いかにもそのとおり!」と人差し指を立てて、物語の三兄弟とは実在するペベレル家の3人の兄弟のことなんだと説明したのでした。その3人が秘宝の最初の持ち主なのだと・・・

つまりアンチオク、カドマス、イグノタスの3人なんだと・・・

3-2.ルーナの部屋
「夕食を食べていってくれるだろうね?」と再び階下に姿を消したゼノフィリウス氏が言って下のキッチンで食事の準備を始めるのを待ってハリーはロンとハーマイオニーに「どう思う?」と訊いたのでした。

対する答えはハーマイオニーもロンも「ばかばかしいの一言」とか「しわしわ角スノーカックを世に出した奴の言いそうなことだ」などと言ってゼノフィリウス氏の説には極めて否定的でした。

1つだけよかったことはゼノフィリウス氏にイライラさせられたお陰でハーマイオニーがロンへの苛立ちを忘れてしまったことでした。3人はしばらくの間「死の秘宝」の3つの品物について話し合ったのでした。

ロンとハーマイオニーが小声で議論している間にハリーは2人の話を聞くともなく聞きながら部屋を歩き回っていましたが螺旋階段に近づいて何気なく上を見た途端にドキリとしたのでした。

それは自分の顔が上の部屋の天井から見下ろしていたからでした。一瞬うろたえましたがハリーは「それ」が鏡ではなく絵であることに気づいたのでした。好奇心に駆られてハリーは階段を上り始めました。

ハリーはルーナの部屋を見回しました。ベッドの脇には大きな写真があり小さい頃のルーナが母親らしき女性と写っていました。写真は埃を被っていました。何だか変です。さらにハリーは周りをよく見ました。

何かがおかしい。淡い水色の絨毯には埃が厚く積もっています。洋服箪笥には服が一着もありません。しかもドアが半開きのままです。ベッドは冷えてよそよそしく何週間も人の寝た気配がありません。

「どうかしたの?」

ハリーが下りて行くとハーマイオニーが訊いて来ました。しかしハリーが答える前にゼノフィリウス氏がスープ皿を載せた盆を運んで来ました。ハリーはゼノフィリウス氏に訊ねました。

「ラブグッドさん。ルーナはどこですか?」

3-3.この場面でのダンブルドア
何故?ダンブルドアはハーマイオニーに「吟遊詩人ビードルの物語」を遺贈したのか?

当然それは自分の死後にハリーに「死の秘宝」のことを気づいてもらうためだったんですけど、だったら何故昨年度の個人授業の時には教えなかったんでしょうね?

それはハリーたち3人には何としてもヴォルデモートの分霊箱を探す旅に出て欲しかったからだと私は思いますね。つまり旅に出る前に教えてしまったら分霊箱を探すのを止めてしまったかもしれない。

後にダンブルドアはハリーと再会した時に生きている内に君に教えてしまったら自分と同じ失敗を繰り返してしまうのではないか?同じ過ちを犯してしまうのではないか?と恐れたと言っていますね。

この後ハリーは自分は「分霊箱」を追うべきなのか?それとも「死の秘宝」を追うべきなのか?の二者択一で大きく気持ちを揺り動かすことになるんですよね。

本日の最後に
当サイトでは折ある毎にハリーは『極めて優秀な開心術士』であると指摘しています。つまりゼノフィリウス氏のルーナに関する話が全て嘘だということは最初から見抜いていたというわけなんですよね。

ハリーが上の階に行ってルーナの部屋を見たのは意識の底でゼノフィリウス氏の嘘を見抜いていたので、それを確認するために取った行動だったというわけです。

ハリーを魔法省に引き渡せばルーナは自分の元に帰って来ると思ったゼノフィリウス氏は凄まじい形相を浮かべて3人の前に立ち塞がり階段で両手を広げたのでした。

箒に乗った人影が窓の向こうを飛び過ぎ3人が目を離した隙にゼノフィリウス氏が杖を抜きました。ハリーは危ういところで油断に気づき横っ飛びに跳んでロンとハーマイオニーを呪文の通り道から押し退けました。

ゼノフィリウス氏の失神光線は部屋を横切ってエルンペントの角に当たりました。角は大爆発して木や紙の破片や瓦礫が四方八方に飛び散り前が見えないほどの埃で周囲は真っ白になりました。

瓦礫の山に埋もれて身動きもできない状況に追い込まれた3人だったのですが、ここでもハーマイオニーの機転で何とか逃げ遂せることができたのでした。

本日の記事で取り上げたのは・・・
第7巻「死の秘宝」より第21章「三人兄弟の物語」でした。
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