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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

こうしてグリンゴッツのレストレンジ家の金庫を破る計画を立て始めたハリーたち3人とグリップフックだったのですが、グリップフックが「あんな奴」だったなんて!・・・その一方で久しぶりの再会となったルーピンが吉報を持って来てくれたのでした。(全3項目)

3-1.最大の障害は?グリップフック?
ハリーたち3人が食事の時にしか姿を現さなくなったので「貝殻の家」の他の住人たちも何事かが起こっていることに気づかないわけはありませんでしたが誰も何も聞いては来ませんでした。

しかしハリーは食事のテーブルで考え深げな目で心配そうに自分たちを見ているビルの視線を頻繁に感じていました。さらに計画を進める過程で3人に重くのしかかったのがグリップフックの性格の悪さでした。

グリップフックを含めた4人で長い時間を過ごせば過ごすほどハリーは小鬼が好きになれない自分に気づいたのでした。グリップフックは思ってもみなかったほど血に飢え・・・

下等な生き物でも痛みを感じるという考え方を笑いレストレンジ家の金庫にたどり着くまでに他の魔法使いを傷つけるかもしれないという可能性を大いに喜んだのでした。

ロンとハーマイオニーもそんなグリップフックに嫌悪感を持っていることをハリーは察しましたが3人とも口に出して言うことはありませんでした。グリップフックが必要だったからです。

グリップフックは食事のことでも数々のわがままを言うので、その結果フラーにも迷惑をかけることになってしまいました。ある風の強い4月の夕暮れにハリーは夕食の支度を手伝いながらフラーに謝ったのでした。

ハリーに謝られて少しイライラしていたフラーの表情が和らぎました。そしてフラーはハリーに「あなたが私の妹の命を救ったことは忘れません」とフランス語訛りの英語で言ったのでした。

厳密に言うと「それ」は事実ではありませんでした。しかしハリーはカブリエールの命が本当は危なかったわけではないということをフラーには言わないでおこうと思ったのでした。

3-2.テッド・リーマス・ルーピン
両腕一杯に流木を抱えてルーナとディーンが帰って来たのでハリーは「ここがフラーの質問から逃げるチャンス」とばかりに2人と一緒に食堂兼居間に入って行ったのでした。

するとビルがオリバンダー翁を連れて階段を下りて来ました。オリバンダー翁はまだとても弱っている様子でビルの腕にすがっていました。ルーナが「お別れするのは寂しいわ」と声をかけました。

オリバンダー翁はそんなルーナに「あの恐ろしい場所で君は言葉には言い表せないほど私の慰めになってくれた」と感謝の言葉を述べつつ別れを惜しんだのでした。

フラーはオリバンダー翁に昨年8月の結婚式の時にミュリエルおばさんから借りたティアラを見せて「これ」を届けて欲しいと言ったのでした。オリバンダー翁はフラーの依頼を快諾したのでした。

「ムーンストーンとダイアモンド」
「小鬼製と見ましたが?」

知らない内に部屋に滑り込んでいたグリップフックがこう言うとビルは「そして魔法使いが買い取った物だ」と静かに言ったのでした。グリップフックは陰険で同時に挑戦的な目つきでビルを見たのでした。

ビルがオリバンダー翁をミュリエルおばさんの家に無事送り届けて「隠れ穴」の住人やフレッド・ジョージの近況報告をしていると突然正面玄関で「バーン!」と音がするではありませんか!

全員がいっせいに音のほうを振り向きました。フラーが怯えた顔でキッチンから駆け込んで来ました。ビルは勢いよく立ち上がると杖を扉に向けました。ハリー、ロン、ハーマイオニーも同じことをしました。

「誰だ!」とビルが叫ぶと・・・

「私だ、リーマス・ジョン・ルーピンだ!」

「私は狼人間でニンファドーラ・トンクスと結婚した。君は『貝殻の家』の『秘密の守人』で私にここの住所を教え緊急の時には来るようにと告げた!」

ビルがドアに駆け寄り急いで開けるとルーピンは勢い余って敷居に倒れ込みました。真っ青な顔で旅行マントに身を包みさらに風にあおられた白髪は乱れていました。

ルーピンは立ち上がって部屋を見回し誰がいるのか?を確かめた後大声で叫びました。ルーピンが持って来た知らせとは?

「男の子だ!ドーラの父親の名前を取ってテッドと名付けたんだ!」

テーブル中が喜びに沸き安堵の吐息を漏らしました。ハーマイオニーとフラーは「おめでとう!」と甲高い声を上げました。ルーピンは幸せでぼーっとしているように見えました。そして・・・

ルーピンはテーブルをぐるっと回るとハリーをしっかりと抱きしめた後に言ったのでした。君ほどぴったりの人はいない。ドーラも大賛成なんだと・・・

「君が名付け親になってくれるか?」

3-3.この場面でのダンブルドア
「銀色の牝鹿」「剣」「ハリーが鏡の中に見た目」

ハーマイオニーは間違いなくダンブルドアは死んだのだから蒸し返さないで欲しいと言ったのですがロンはこれまで起こった出来事を考えると実は生きているんじゃないのか?と言うのでした。

もし鏡の中のブルーの目がダンブルドアじゃなかったらドビーはどうやってハリーとロンが地下牢にいることが判ったのか?救助に駆け付けることができたのか?

それに対してハーマイオニーはダンブルドアがホグワーツの墓に眠っているのならドビーをどうやって差し向けることができたのか?説明できるのかとロンに反論したのでした。

もちろん!ディーンの森の「銀色の牝鹿」と「グリフィンドールの剣」の件にも、マルフォイの館の鏡の中のブルーの目のことのいずれにもダンブルドアが関わっているというわけなんですよね。

つまりダンブルドアは自分の死後に必要な物がハリーたちの元に届けられるように、さらには必要な助けが入るようにと生きている内にあらかじめ手を打っておいたというわけなんですよね。

本日の最後に
ルーピンが帰ったあとビルはハリーに「君と2人だけで話したかった」と声をかけたのでした。そしてハリーにグリップフックと何か?取引きをしたなら知っておいてほしいことがあると言ったのでした。

つまりもしグリップフックと『宝に関する取引き』をしたのなら特別に用心する必要があると言うのです。小鬼の所有や代償・報酬に関する考え方はヒトとは違うんだそうです。

魔法使いと小鬼の間の取引きには何世紀にも渡ってゴタゴタがつき物だったんだそうです。そのため特にグリンゴッツの小鬼には「金貨や宝に関しては魔法使いは信用できない」という不信感があるのだそうです。

そもそも小鬼たちに言わせれば品物の正当な真の持ち主は「その品物を作った者」であり買った者ではないのだそうです。だから最初に買った者が死んだら「その品物」は作った者に返すべきだと考えているのだそうです。

したがって小鬼たちにとっては小鬼が作った品物が対価も支払われず魔法使いの間で代々受け継がれるという習慣は盗みも同然だと考えているんだそうです。そして最後にビルはハリーにこう言ったのでした。

「小鬼と約束するなら十分注意しろということだよ。小鬼との約束を破るよりグリンゴッツ破りをするほうがまだ危険性が少ないだろう」

本日の記事で取り上げたのは・・・
第7巻「死の秘宝」より第25章「貝殻の家」でした。

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