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計画は立てられ準備は完了しました。いよいよヴォルデモート卿の2つ目の分霊箱を奪取するためグリンゴッツに向けて出発する日がやって来ました。そしてこれからハリーのノンストップ!全力疾走!がスタートすることになるのです。(全3項目)

3-1.いざ!グリンゴッツへ
「私、これ、いやだわ」ハーマイオニーが低い声で言いました。「本当にいやよ。何もかもしっくり来ないの。私の思いどおりにならないわ。あの女の一部みたい」

ハーマイオニーの「この言葉」を聞いてハリーは自分がリンボクの杖を嫌った時に柊と不死鳥の杖と同じように機能しないのは気のせいなんだと練習あるのみとハーマイオニーに言われたことを思い出したのでした。

しかしハリーはハーマイオニーに言われた言葉をそのまま本人に返すことは思いとどまったのでした。ハーマイオニーは自分でベラトリックスから杖を奪ったわけではないので「その杖」の忠誠心を勝ち得ていなかったのです。

グリンゴッツに出発する日の朝、ドアの開く音でハリーが振り返るとグリップフックを従えたベラトリックス・レストレンジが堂々と芝生を横切って来るところでした。

正体がハーマイオニーだと判ってはいてもハリーは思わず身震いせずにはいられなかったのでした。ベラトリックスはハリーより背が高く長い黒髪を背中に波打たせて厚ぼったい瞼の下から蔑むようにハリーを見たのでした。

当然あらかじめ決めておいたようにロンは全く実在しない人物になりました。そしてハリーとグリップフックは「透明マント」の中に収まりました。そして3人は最後にもう一度「貝殻の家」を振り返ったあと・・・

ダイアゴン横丁の入口「漏れ鍋」に向かって・・・

「姿くらまし」したのでした。

3-2.初めての「服従の呪文」
「漏れ鍋」のバーには客はほとんどいませんでした。隅でヒソヒソ話をしていた2人の魔法戦士はハーマイオニーの姿を一目見るなり暗がりに身を引いたのでした。

ダイアゴン横丁に足を踏み入れると出迎えたのは数軒の闇の魔術専門店と「問題分子ナンバーワン」の説明書きがついたハリー自身の顔写真でした。店の入口には沢山の物乞いが道行く人に金銭をせびっていました。

横丁を歩き始めると「その物乞い」たちはハーマイオニーの姿を盗み見て溶けてなくなるように姿を消して行きました。その一方で正気を失ったような甲高い声でハーマイオニーに詰め寄る男もいました。

ハリーたちのダイアゴン横丁入場は「これ以上」目立つのは難しいだろうというほど人目につきました。一瞬ハリーは引き返して別な計画を練るほうがいいのでは?と思ったのですが・・・

「なんと、マダム・レストレンジ!」

ハーマイオニーに声をかけて来たのは死喰い人の1人でトラバースという男でした。ハリーはすぐには思い出せなかったのですがゼノフィリウスの家に来た死喰い人の1人でした。

そのトラバースもグリンゴッツに行くところだということでハリーたちはもはや引き返せなくなってしまったのでした。ハーマイオニーはしかたなくトラバースと並んでグリンゴッツの建物へと向かったのでした。

グリップフックの事前の警告通り入口の扉の両側には「潔白検査棒」を持った魔法使いが2人立っていました。それが最初の関門でした。ハリーはドラコの杖を2人の門番に順に向けて呪文を2回呟きました。

「コンファンド 錯乱せよ」

グリンゴッツの敷地内に入って声をかけて来た小鬼にハーマイオニーが「私の金庫に入りたい」と言うと、小鬼は「身分証明書はお持ちで?」と言って来ました。グリップフックがハリーの耳に囁きました。

小鬼たちは知っていると言うのです。名を騙(かた)る偽者が現れるかもしれないと警告を受けているに違いないと言うのです。その小鬼は言いました。「マダム、あなた様の杖で結構でございます」

小鬼が微かに震える手を差し出した時ハリーは気づいたのでした。グリンゴッツの小鬼たちはベラトリックスの杖が盗まれたことを知っているのだ。

グリップフックに促されてハリーは「その小鬼」に向かって生まれて初めての呪文を囁きました。奇妙な感覚がハリーの腕を流れました。暖かいものがジンジン流れるような感覚で・・・

それはまるで自分の心から流れ出て筋肉や血管を通り杖と自分を結びつけて今かけた呪いへと流れ出して行くようでした。

「インペリオ 服従せよ」

3-3.この場面でのダンブルドア
「本気になる必要があるんだ、ポッター」

5年生の学期末に魔法省でハリーがベラトリックス・レストレンジと対峙した時にハリーが初めて「許されざる呪文」(その時は磔の呪文)を使おうとした時にベラトリックスが言ったのがこの言葉です。

その時ダンブルドアは魔法省の神秘部にいた死喰い人たちを1人残らず一網打尽に捕えたのですが、何故か?ベラトリックス・レストレンジ1人だけは取り逃がしてしまいました。

私は当然ダンブルドアは『何らかの意図』があって捕えようと思えば捕らえることができたのに敢えて「わざと」逃がしたんだと思って「それなりの予想・予測」をしたのですが・・・

今回それが明らかになったというわけなんですよね。ダンブルドアがベラトリックスを逃がしたのはベラトリックスにハリーに対して『この言葉』を言わせるためだったというわけなんですよね。

本日の最後に
こうして死喰い人のトラバースと小鬼のボグロッドに「服従の呪文」をかけて何とかトロッコに乗り込んだハリーたち3人とグリップフックだったのですが・・・

4人がトロッコに乗った途端ハリーは背後のホールから確かに叫び声が聞こえたように思ったのでした。そしてハリーたち4人を待ち受けていたものは・・・

「盗人落としの滝!」

グリップフックの説明によると呪文も魔法による隠蔽も全て洗い流してしまう滝なんだそうです。そのためハーマイオニーもロンもすっかり元の本人の姿に戻ってしまいました。

ハリーが小鬼のボグロッドにかけた「服従の呪文」も解かれてしまったのでハリーは再び呪文をかけ直しました。そしてハリーたち3人はグリップフックの案内でレストレンジ家の金庫に向かったのですが・・・

そこにいたのが!・・・

本日の記事で取り上げたのは・・・
第7巻「死の秘宝」より第26章「グリンゴッツ」でした。
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