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予想外の出来事やアクシデントが続々と起きて後悔に次ぐ後悔の連続だったハリーだったのですが、それでも何とかレストレンジ家の金庫にたどり着くことができたのでした。そして脱出不可能と思われた状況下でハリーが取った驚きの行動とは?(全3項目)

3-1.レストレンジ家の金庫へ
角を曲がった途端見えて来ました。事前に聞いて予想していたとは云えやはり全員が棒立ちになりました。巨大なドラゴンが行く手の地面に繋がれ最も奥深くにある金庫に誰も近づけないようにと立ちはだかっていました。

グリップフックの説明によるとほとんど目が見えないためますます獰猛になっているんだそうです。ただ「鳴子」を鳴らすとドラゴンは次に痛い目に遭うと教え込まれているので「それ」で押さえられるんだそうです。

こうしてハリーたち4人はレストレンジ家の金庫に入ることができたのでした。ハリーが杖灯りで金庫の中をぐるりと照らしロンとハーマイオニーも同様にして周りの宝の山を調べ始めていました。

ところが!それからが大変だったのです。レストレンジ家の金庫には「双子の呪文」と「燃焼の呪い」が追加されていたのです。触れる物は全て熱くなり増えるのだそうです。

しかもコピーには価値がなく宝物に触れ続けると最後には増えた偽物の重みに押しつぶされて死ぬとのことでした。そのため3人は慎重に向きを変えてハッフルパフの金のカップを探したのですが・・・

何にも触れないというのは事実上不可能でした。ハリーはガリオン金貨の滝を作ってしまい、その偽の金貨がハーマイオニーの触れたゴブレットの偽物と混じって足の踏み場もない有り様となってしまったのでした。

さらに偽物の金貨が熱を発するので金庫の中はまるで竃(かまど)の中のようでした。そんな中必死に目当ての宝物を探す3人だったのですが見つけたのはハリーでした。

「あそこだ。あそこ!」

ハリーの心臓は躍って手が震えました。ロンとハーマイオニーもハリーが杖灯りで照らした所に杖を向けました。そこにはトム・リドルに盗まれたヘルガ・ハッフルパフの金のカップがあったのでした。

3-2.脱出!
ロンが「いったいどうやって何にも触れないであそこまで登れというんだ!」と言ったのでした。カップは3人の中でも一番背の高いロンでさえ手の届かない棚に置かれていたのです。

ハーマイオニーがビーズバッグの中をガサゴソ掻き回して取り出したのは何と!「グリフィンドールの剣」でした。近くにあった銀の細口瓶に触れてみたところ増えません。そこで剣をカップの取っ手に引っ掛けることに・・・

そうこうする内に金庫の扉の向こうからはドラゴンの吠え声とガチャガチャという鳴子の音が聞こえて来ました。今やハリーたちは完全に包囲されてしまったようです。出口は扉しかありません。

「レビコーバス 身体浮上せよ」

ハーマイオニーがハリーに向けて呪文を唱えるとハリーの体全体が踵(かかと)から持ち上がって逆さまに宙に浮かびました。ハリーの体が今度は鎧(よろい)にぶつかったので白熱した鎧のコピーが増えました。

満ち潮のように灼熱した宝物の偽物が溢れ返り熱さでみんなが悲鳴を上げている中、ハリーは何とか剣をカップの取っ手に通し剣の先にカップを引っ掛けることに成功したのですが・・・

「リベラコーバス!身体自由!」

先刻かけた呪文を解くとハリーは膨れ上がる偽物の宝の上に落下してしまったのでした。剣がハリーの手を離れて飛んで行きました。熱い金属が肌を焼く痛みと戦いながらハリーは叫んだのでした。

「剣はどこだ?カップが一緒なんだ!」

見つけたのも飛びついたのもグリップフックでした。その時ハリーはグリップフックが自分たちとの約束を全く信用していなかったことを思い知ることになったのです。

グリップフックは片手でハリーの髪の毛をつかみ、もう一方の手で剣をつかんでハリーに届かないように高々と振り上げたのでした。剣先に引っ掛かっていたカップが宙に舞いました。

ハリーは飛びついてカップをつかみました。カップが熱くなって肌を焼くのが感じられ数え切れないカップがハリーの手の中から飛び出して来ましたがハリーは決してカップを離しませんでした。

その時金庫の扉が開いてハリーたち3人は膨れ上がる偽物の宝や金貨の雪崩れに流されて一緒に金庫の外に押し出されたのでした。

しかし!ハリーが剣を取り戻そうと手を伸ばした時にはグリップフックはもうハリーの近くにはいなかったのです。グリップフックは周囲を取り囲む小鬼の中に紛れ込んでしまったのでした。

3-3.この場面でのダンブルドア
読者の皆さんもよくよくご存知のように、そしてハリー自身もまた忘れたくても忘れられないのがハリーは4年生の時に三大魔法学校対抗試合の代表選手に選ばれて「第1の課題」でドラゴンと直接対峙しているんですよね。

そんなわけでハリーは4年生の時の体験を通じて冷静に落ち着いて対処すればドラゴンだって「それほどは怖くない」というコトを学び取ったというわけなんですよね。

当サイトでは「以前の記事」でダンブルドアが何故マッド・アイ・ムーディがニセモノだと事前に解っていたのに見て見ぬフリをしたのか?何故ハリーが代表選手になることを許したのか?の理由を列挙しましたが・・・

今回新たな理由が「もう1つ」付け加えられたというわけなんですよね。

本日の最後に
「ステュービファイ!麻痺せよ!」

ハリーはもはや「この場」を脱出するには囲みを破るしかないと覚悟して向かって来る小鬼たちに攻撃を始めました。ハリーの叫びにロンとハーマイオニーも続きました。

繋がれたドラゴンが咆え哮(たけ)り吐き出す炎が小鬼の頭の上を通過して行きました。魔法使いたちは身を屈めて逃げ出し今来た道を引き返して行きました。その時でした!ハリーの頭に突然閃くものがあったのです。

啓示か?狂気か?ハリーはドラゴンを岩盤に繋いでいる足枷に杖を向けて「レラシオ!放せ!」と唱えました。足枷が爆音を上げて割れドラゴンは自由になりました。

そしてハリーは攻め寄せる小鬼たちに失神光線を浴びせながらドラゴンに向かって全速力で走ったのでした。そしてロンとハーマイオニーにも「こっちだ!」と叫んだのでした。

「何をするつもりなの?」と叫び返すハーマイオニーにハリーはドラゴンに乗るようにと言ったのでした。ドラゴンは当初自分が自由になっていたことに気づいてはいませんでしたが・・・

ハーマイオニーに続いてロンも背中によじ登った「その直後」にドラゴンはようやく自分が繋がれていないことに気づいたのでした。ドラゴンは一声吠えて後脚で立ち上がり両の翼を開きました。

そして悲鳴を上げる小鬼たちをボウリングのピンのようになぎ倒してハリーたち3人を背中に乗せたまま舞い上がったのでした。さらにドラゴンは怪力にものを言わせて口からは炎を吐き出し逃げ道を作ろうとしたのでした。

ドラゴンの怪力に3人の呪文の力も加わってドラゴンと3人はついに地下トンネルを吹き飛ばして抜け出し大理石のホールに突入しました。その場にいた小鬼や魔法使いたちは悲鳴を上げて逃げ惑いました。

ついに翼を広げられる空間を得たドラゴンは入口の向こうに爽やかな空気を嗅ぎ分け飛び立ちました。そしてハリーたち3人を背中に乗せたまま金属の扉を力ずくで突き破ってダイアゴン横丁に進み出て・・・

そこから高々と大空に舞い上がったのでした。

本日の記事で取り上げたのは・・・
第7巻「死の秘宝」より第26章「グリンゴッツ」でした。
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