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「先生は決して自由ではなかった」ハリーはダンブルドアの呻き声とすがるような言葉を思い出しながらアバーフォースに言ったのでした。あの時のダンブルドアをあなたが見ていたら自由になったなんて言わないはずだ。(全3項目)

3-1.アリアナ、アルバス、グリンデルバルド
ハーマイオニーが「ダンブルドア先生はハリーのことをとても気にかけていました」と言うとアバーフォースは返す言葉で・・・

「おかしなことに兄がとても気にかけた相手の多くは結局むしろ放っておかれたほうがよかったと思われる状態になった」と答えたのでした。それに対してハーマイオニーが「どういうことでしょう?」と問うと・・・

アバーフォースは「気にするな」と言いましたがハーマイオニーは「今言ったことはとても深刻なことだわ!」とさらに「それは妹さんのことですか?」と問い詰めるとアバーフォースはハーマイオニーを睨みつけたのでした。

アバーフォースは出かかった言葉を噛み殺しているかのように唇を動かしましたが堰を切ったように話し出したのでした。何故自分たちはアリアナを隠さなくてはならなかったのか?

何故父パーシバルは3人のマグルを襲ったのか?何故攻撃した理由を口にせずアズカバンで死んでいったのか?何故母ケンドラは死んでしまったのか?その間兄アルバスはどうしていたのか?

そしてアルバス・ダンブルドアとグリンデルバルドが出会ったことで、その結果父パーシバルと母ケンドラが命を懸けて守って来たアリアナが死んでしまったことを・・・

アバーフォースは3人に話して聞かせたのでした。

3-2.アルバス・ダンブルドアの懺悔と後悔
最後の言葉は泣き声になりアバーフォースは傍らの椅子にがっくりと座り込んだのでした。ハーマイオニーの顔は涙に濡れロンはアバーフォースと同じくらい真っ青になっていました。

ハリーは激しい嫌悪感以外には何も感じられませんでした。聞かなければよかったと思ったのでした。聞いたことを全て何もかも洗い流してしまいたいと思ったのでした。

しかし!アバーフォースがアリアナがこうして死んだことでアルバスは自由になった。妹という重荷から解放されたことで最も偉大な魔法使いになる道を歩み始めたのだと言おうとした・・・

その時に!・・・

「先生は決して自由ではなかった」

ハリーはアバーフォースに亡くなった「あの日の夜」ダンブルドアは魔法の毒薬を飲んで幻覚を見たことを話して聞かせたのでした。その場にいない誰かに向かって叫び出し懇願したのだと!

「あの者たちを傷つけないでくれ、頼む・・・代わりにわしを傷つけてくれ」

ロンとハーマイオニーも目を見張ってハリーを見たのでした。あの日の晩にダンブルドアとハリーが行った先で「何があったのか?」2人にさえハリーは話していなかったのです。

ハリーとダンブルドアがホグワーツに戻ってからの一連の出来事の大きさが「その直前」の出来事を完全に覆い隠してしまっていたのでした。ハリーはダンブルドアの呻きと、すがるような言葉を思い出しながら言ったのでした。

ハリーは「あの時」ダンブルドアはグリンデルバルドがアバーフォースとアリアナを傷つけている幻覚を見たに違いないと言ったのでした。それが先生にとっては拷問だったと!

あの時のダンブルドアをあなたが見ていたら・・・

自由になったなんて言わないはずだ。

3-3.この場面でのダンブルドア
それでもなおアバーフォースは俺の兄はハリー自身よりも「より大きな善」のほうに関心があったんじゃないのか?アリアナと同じように君も使い捨てにしようとしているんじゃないのか?と食い下がったのですが・・・

ハリーはあなたのお兄さんはどうすればヴォルデモートの息の根を止めることができるのか?を知っていた。そして「その知識」を僕に引き渡してくれたんだ。だから僕はやり遂げるまで続けるんだ。

そうでなければ「どんな結末」になろうとも僕が倒れるまで続けるんだ。僕が知らないなんて思わないでください。僕にはもう何年も前から判っていたことなんですとアバーフォースに言ったのでした。

さらにハリーは僕たちは何が何でもホグワーツに入らなくてはならないんです。だからあなたが助けてくれないと言うのであれば夜が明けるのを待って自分たちで他の方法を見つけるとまで言ったのでした。

ハリーはアバーフォースが嘲るか?あるいは反論するだろうと待ち構えましたがアバーフォースは顔をしかめただけで何も言いませんでした。そして椅子に座ったまま驚くほど兄と瓜2つの目でハリーをじっと見つめたのでした。

やがてアバーフォースは咳払いをすると立ち上がってアリアナの肖像画のほうに歩いて行きました。そしてハリーに「おまえはどうすればよいかわかっているね」と言ったのでした。

本日の最後に
肖像画のアリアナは微笑むと後ろを向いて歩き始めました。他の肖像画の人たちが普通するように額縁の縁から出て行くのではなく背後に描かれた長いトンネルに入って行くような感じでした。

「入口はいまや唯一つ」

アバーフォースは奴らは昔からの秘密の通路を全て押さえていて両端を塞ぎ、さらに学校と外を仕切る壁の周りは吸魂鬼が取り巻いていると3人に説明したのでした。

さらにアバーフォースの情報網によれば校内は定期的に見張りが巡回していて、あの学校がここまで厳重に警備されたことは今までで一度もなかったそうです。中に入ってもさらなる脅威が待ち構えているとのことでした。

スネイプ校長が指揮を取り、カロー兄妹が副指揮官だと・・・

アバーフォースが説明している間に絵に描かれたトンネルの向こう側から再びアリアナが戻って来ました。ところが今度はアリアナよりも背の高い誰かが一緒なのです。足を引きずりながら興奮した足取りでやって来ます。

その「誰か」はハリーの記憶よりも髪の毛がずっと長く伸びていて顔も服もズタズタのボロボロでした。2人の姿はだんだん大きくなり最後には顔と肩で画面が埋まるほどになりました。

そして画面全部が扉のようにパッ!と開くと・・・

現れたのはネビル・ロングボトムでした!

本日の記事で取り上げたのは・・・
第7巻「死の秘宝」より第28章「鏡の片割れ」でした。
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