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「ホグワーツは脅かされています!」ハリーはヴォルデモートの分霊箱を探しに来ただけだったのですがマクゴナガル先生がレイブンクロー塔に駆け付けてハリーと出会ったことでホグワーツは一気に戦闘モードに突入していったのでした。(全3項目)

3-1.セブルス・スネイプ逃亡!
協議の結果、無関係の生徒は「必要の部屋」からホッグズ・ヘッドに繋がっている通路から逃がすことにしてハリーとルーナは再び「透明マント」を被って3人はレイブンクロー塔を出たのでした。

マクゴナガル先生は扉までつかつかと進みながら杖を上げました。杖先からは目の周りにメガネのような模様がある銀色の猫が3匹飛び出しました。3人が廊下を走り始めると守護霊は1匹ずつ姿を消したのでした。

3人がレイブンクロー塔からさらに2階下に降りた時、もう1つのひっそりとした足音が加わりました。最初に足音を聞きつけたのはハリーでしたがマクゴナガル先生も気づいたようでした。

先生が立ち止まって杖を上げ決闘の体勢を取りながら「そこにいるは誰です?」と言うと「我輩だ」と低い声で答えながら甲冑の陰から姿を現したのはセブルス・スネイプその人でした。

「ハリー・ポッターを見たのか?」とマクゴナガル先生ににじり寄るスネイプに対して先生はハリーが信じられないほど素早く動きました。ハリーはスネイプがその場に崩れ落ちて気絶したに違いないと思ったのですが・・・

スネイプの敏速な盾の呪文にマクゴナガル先生は体勢を崩していました。2人の丁丁発止の呪文のやり取りでハリーはルーナをかばって引き寄せなくてはなりませんでした。

そうこうする内に寝巻き姿のフリットウィック先生とスプラウト先生が駆け付けて来ました。その後ろにはスラグホーン先生が巨体を揺すり喘ぎながら追って来ていました。

「3対1」では到底かなわないと思ったのか?スネイプは一目散に逃げ出し始めました。教室のドアから素早く中に飛び込みマクゴナガル先生、フリットウィック先生、スプラウト先生が後を追いました。

「卑怯者!卑怯者!」
「どうなったの?どうなったの?」

ハリーがルーナを引きずるようにして立たせ教室に駆け込むと3人の先生は割れた窓のそばに立っていました。スネイプは「そこ」から飛び降りたと言うのです。

「それじゃ、死んだ?」

急に現れたハリーを見てフリットウィック先生とスブラウト先生は驚きの叫び声を上げていましたが、マクゴナガル先生は苦々しい表情を浮かべて「死んではいません」と答えたのでした。

何でもスネイプはダンブルドアとは違って杖を持っていたからだそうです。それにご主人様から幾つかの技を学んでいたので死なずに済んだらしいとのことでした。

3-2.ミネルバ・マクゴナガル先生の決断
セブルス・スネイプがホグワーツ魔法魔術学校から逃亡するのとちょうど同じ頃ヴォルデモートは亡者がうようよしている湖を渡り終わって小舟から降りるところでした。

ハリーにヴォルデモートがいよいよホグワーツに向かって来ることを告げられたマクゴナガル先生は駆け付けた3人の寮監の先生方にもヴォルデモートがやって来ることを伝えたのでした。

さらにマクゴナガル先生はハリーはダンブルドアの命令で城内でやらなくてはならないことがあるのでハリーが「そのこと」をしている間は私たちの能力が及ぶ限りの防御を施さなくてはならないとも言ったのでした。

フリットウィック先生はさっそく壊れた窓越しに狙いを定め極めて複雑な呪文を唱え始めました。ハリーはザワザワという不思議な音を聞きました。フリットウィック先生は風の力を校庭に解き放ったかのようでした。

そんなフリットウィック先生にハリーがレイブンクローの髪飾りのことを訊ねたのでした。ご覧になったことはありますか?というハリーの問いに対してフリットウィック先生は・・・

「見たことがあるかじゃと?生きている者の記憶にあるかぎりでは、誰も見たものはない!とっくの昔に失われた物じゃよ!」

ハリーの心は再びどうしようもない失望感と焦りの入り交じった気持ちになったのでした。やはりレイブンクローの髪飾りは分霊箱ではないのか?だったら分霊箱はいったい何なんだ!

マクゴナガル先生はフリットウィック先生に「レイブンクロー生と一緒に大広間で会いましょう」と告げるとハリーとルーナに従いて来るようにと手招きしたのでした。

マクゴナガル先生はスラグホーンにも生徒を起こして来るようにと要請して、さらに現れた管理人のフィルチにもピーブズを捕まえて来るよう指示を出し・・・

そして先生は廊下の真ん中で体勢を整え杖を構えて・・・

「ピエールトータム ロコモータ!全ての石よ、動け!」

すると廊下中の像と甲冑が台座から飛び降りました。上下階から響いて来る衝撃音でハリーは城の中の仲間が同じことをしたのだと判りました。マクゴナガル先生は像たちに向かって叫んだのでした。

「ホグワーツは脅かされています!」

「境界を警護し我々を守りなさい。我らが学校への務めを果たすのです!」

3-3.この場面でのダンブルドア
この後ルーナとハリーはマクゴナガル先生と別れて「必要の部屋」に戻ったのですが部屋の中が見えた途端ハリーは「その場」の光景に驚かされることになったのでした。部屋を出る時よりさらに混雑していたのです。

ハリーが未成年の生徒たちを避難させていることと全員が大広間に集まって準備をしていることを告げた後「僕たちは戦うんだ」と言うとウオーッという声が上がり・・・

その場にいた「ほぼ全員」が次々とハリーの前を走り過ぎて杖を抜き大広間に向かって行ったのでした。ルーナもディーンに声をかけられて一緒に大広間に向かったのでした。

一気に人が出て行って「必要の部屋」には一握りの人間だけが残ったのでした。ウィーズリーおばさんがジニーと言い争っていました。おばさんはジニーはまだ「16才」なんだからここに来てはいけなかったと言うのです。

そんなところに突然乱入して来たのがパーシーでした。パーシーは周りの光景を見て口ごもり黙り込みました。まさか家族のほとんどがいる所に飛び込んで来るとは予想していなかったようなのです。

驚きのあまり長い沈黙が続き緊張を和らげようとフラーが取った策も突拍子もない見え透いたものだったためウィーズリー一家に流れる沈黙は氷のように固まっていったのでした。

「僕はバカだった!」

そんな沈黙を破ったのは吠えるような「この言葉」を言ったパーシーでした。突然の大声にルーピンは手にしていた息子の写真を落としかけるところでした。

こうしてパーシーがようやく自分の非を認めて父親のアーサー氏にも謝罪したのでウィーズリー家の唯一にして最大の懸念も解決して一家はやっと一致団結したのでした。

本日の最後に
「ロンはどこ?」「ハーマイオニーはどこ?」

と訊ねるハリーにウィーズリーおじさんは「もう大広間に行ったに違いない」と答えたのですが、ジニーによると2人はハリーが出て行って間もなく「トイレがどうとか」言っていたというのです。

2人は果たして「どこに?」行ったのか?

本日の記事で取り上げたのは・・・
第7巻「死の秘宝」より第30章「セブルス・スネイプ去る」でした。
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