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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

死ぬのは苦しいことなのだろうか?何度も死ぬような目に遭って来ましたが今までは何とか逃れて来ました。しかし今度は死ななくてはならないのです。その一方で死ぬ前にやっておかなければならないことがあると気づいたハリーだったのでした。最後にハリーがしたこととは?(全3項目)

3-1.ハリーの死はヴォルデモートの死
勝つための秘密を学んでいると思っていた「その場所」でハリーはついに死ななくてはならないという自分の運命を知ったのでした。ハリーの任務は両手を広げて「死」に向かって静かに歩いて行くことだったのです。

恐怖がハリーを波のように襲い心臓が激しく胸板に打ちつけられていました。死ぬのは苦しいことなのだろうか?何度も死ぬような目に遭って来ましたが今までは何とか逃れて来ました。

しかし!今までは死への恐れよりも生きる意志のほうがずっと強かったのです。けれどもハリーはもう逃げようとは思いませんでした。ヴォルデモートから逃れようとは思いませんでした。

ダンブルドアは分霊箱を破壊する仕事をハリーに引き継ぎました。ところがそれは自分の生命の絆をも断ち切り続けることだったのです。何というすっきりとした優雅なやり方なのでしょう。

しかもダンブルドアはハリーが回避しないことを知っていました。それがハリー自身の最期であっても最後まで突き進むであろうことを知っていました。なにしろダンブルドアは手間暇をかけてハリーを理解して来たのです。

事の真相を知ってしまった以上ハリーは自分のために他の人を死なせたりはしない。ダンブルドアもまたヴォルデモートと同様にそういうハリーを知っていたのです。死は時を待たない。

3-2.最後の頼み
しかしハリーを理解している一方でダンブルドアはハリーを買いかぶっていたのです。ハリーは失敗しました。蛇はまだ生きているのです。ヴォルデモートを地上に結びつけている分霊箱の1つはまだ残っているのです。

今のハリーにとってはロンもハーマイオニーもどこか遠くに離れ遠方の国にでもいるような気がしました。随分前に2人と別れたような気がしました。別れの挨拶も説明もするまいとハリーは心に決めました。

2人はハリーを止めようとするだろうが、それは貴重な時間を無駄にするだけだ。ハリーは立ち上がり校長室を出ると振り返りもせずに「禁じられた森」へと歩を進め始めたのでした。

ハリーは「透明マント」を被って順々に下の階へと下り最後に大理石の階段を下りてついに玄関ホールに到着しました。そこで誰かと2人で校庭から遺体を運び入れているネビルと遭ったのでした。

遺体を見下ろしたハリーは再び胃袋に鈍い一撃を食らったような痛みを感じました。コリン・クリービーでした。未成年なのにマルフォイやクラッブ、ゴイルと同様にこっそり城に戻って来たに違いありません。

遺体のコリンはとても小さくてネビルと一緒に遺体の運び入れ作業をしていたオリバー・ウッドが肩に担ぎ上げて大広間に運んで行きました。その場に残ったのはネビルとハリーの2人だけでした。

「ネビル」
「ウワッ、ハリー、心臓麻痺を起こすところだった!」

ハリーは「マント」を脱いでいました。念には念を入れたいという願いから突然思いついたことがあったのです。「1人でどこに行くんだい?」と疑わしげに訊くネビルにハリーは・・・

「予定通りの行動だよ。やらなければならないことがあるんだ。ネビル―ちょっと聞いてくれ」と言うとネビルは今度は一転して急に怯えた顔をしたのでした。

「ハリー!まさか捕まりに行くんじゃ?」と懸念を示すネビルにハリーはすらすらと嘘をついたのでした。そしてヴォルデモートの蛇のことを知っているか?と言ったのでした。

「聞いたことあるよ」と応えるネビルにハリーはロンとハーマイオニーは知っていることなんだけど、もしかして2人が忙しくてネビルにそういう機会があったなら・・・

「蛇を殺すの?」
「蛇を殺してくれ」

ハリーは思ったのでした。これは肝心なことだ。ダンブルドアのように冷静になり万全を期して予備の人間を用意し誰かが自分の代わりに任務を遂行できるようにしなければならない。

ダンブルドアは分霊箱のことを知っている人間が3人いることを知った上で死んで行きました。今度はネビルが自分の代わりになるのだ。秘密を知る者はこれで再び3人になる。

ハリーは「マント」を被り直し歩き始めました。ネビルはハリーの肩を軽く叩いた後再び遺体を探しに去って行ったのでした。

3-3.この場面でのダンブルドア
当サイトでは折りある毎に本シリーズの主役ハリーとダンブルドアには未来を予見する力すなわち予知能力があると主張して来ました。

昨年度の個人授業でダンブルドアはヴォルデモートが分霊箱にした品々について未発見のスリザリンのロケットとヘルガ・ハッフルパフの金のカップについては・・・

「憂いの篩」でヴォルデモートが2つの品物を確認している光景を見せていますが、蛇のナギニについては口頭で直接ハリーにナギニが分霊箱だと教えていますよね。

それはやはり「残り4個」の分霊箱の中では事実上ハリーたち3人が特定するのが不可能なのと、破壊するのが一番難しいのでハリーに口頭で「はっきり」と伝えたというわけです。

当然ダンブルドアはハリーにも予知能力があることを見抜いていたので、ナギニが分霊箱だということを伝えておけば後はハリーが破壊できるよう取り計らってくれるであろうとハリーに託したというわけです。

こうしてハリーはネビルに最後の分霊箱を破壊してもらえるようにと必要な措置を施したというわけです。

本日の最後に
そんなわけで最後の分霊箱を破壊する段取りを済ませたハリーは再び「透明マント」を被ってヴォルデモートの待つ「禁じられた森」へと歩を進めようとしたのですが・・・

ネビルの次に遭ったのが・・・

本日の記事で取り上げたのは・・・
第7巻「死の秘宝」より第34章「再び森へ」でした。

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