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さて!今日までは全国的にお盆休みで昨日(8月15日)は終戦の日ということで今週はハリーポッター・シリーズに登場する人物の中から特に既に登場時から死んでいる人を紹介することにします。前半の今日と明日はグリフィンドール塔付きのゴースト「ほとんど首なしニック」を取り上げます。(全3項目)

3-1.初登場シーン
「ほとんど首なしニック」の初登場シーンは意外と云えば意外というほどに早いです。セブルス・スネイプやフリットウィック先生などのホグワーツ教授陣や管理人のフィルチなどより早いです。

第1巻「賢者の石」の172ページで湖をボートで渡って来たハリーたち1年生が小部屋で組分けの儀式を受けるのを待っていると後ろの壁から約20人のゴーストたちが現れて1年生たちをビックリさせたのでした。

そこで1年生に気づいて最初に声をかけて来た「ひだがある襟ののついた服を着てタイツをはいたゴースト」がグリフィンドール塔付きのゴースト「ほとんど首なしニック」だったというわけです。

組分けの儀式でグリフィンドール寮生と決まったハリーがグリフィンドールのテーブルに着くと向かいの席に座っていたのがニックでした。ニックもハリーがグリフィンドール生になってくれたのが嬉しかったらしく・・・

ハリーの腕を軽く叩いてハリー・ポッターを獲得できた喜びを表したのでした。もっともハリーはニックに腕を叩かれた途端、冷水の入ったバケツに突っ込んだように腕がゾーッとしてしまったのでした。

その後ニックは新しいグリフィンドール生に自己紹介をした後6年連続でスリザリンが寮杯を取っているので今年こそはグリフィンドールが取れるよう頑張って欲しいとゲキを飛ばしたのでした。

3-2.共に悩みを抱える2人?ハリーとニック
もちろん!ニックにとってもハリーは「あの」史上最強の闇の魔法使いを消し去ってくれたヒーローとして一目置く存在ではあったわけです。しかし当然最初の内は数いるグリフィンドール生の1人に過ぎなかったのです。

そんなニックとハリーが急速に仲良くなったのはハリーが2年生の時にニックの「絶命日パーティ」に出席したからでした。ハロウィーンの数日前ハリーがクィディッチの練習を終えて廊下を歩いていると・・・

ニックが塞ぎ込んで窓の外を眺めながらブツブツつぶやいているところに出くわしたのでした。その時ハリーもニックもお互いに悩み事を抱えていたのでした。(秘密の部屋183ページ)

「お若いポッター君、心配事がありそうだね」
「お互いさまだね」

ルシウス・マルフォイがスリザリン・チームに新型ニンバス2001の箒を7本寄贈したためハリーを含めたグリフィンドール・チームは「どうすれば勝てるんだろう?」と思い悩んでいたのです。

一方ニックのほうは体と首が1センチの皮1枚で繋がっているので「首無し狩り」に参加する資格はないと断られてしまったのです。つまりニックは「要件を満たさない」というのです。

ところがハリーはニックと話し込んでいる内にクィディッチの練習帰りで廊下を水浸しにしているところを管理人のフィルチに見つかってしまいフィルチの事務室に連行されてしまったのでした。

自分のせいでハリーはフィルチに捕まったと思ったニックは何とか埋め合わせをしようとポルターガイストのピーブズを焚き付けて一騒動起こさせたのでした。お陰でハリーは罰則を受けずに済んだのでした。

しかし!ハリーが助けて貰ったお礼として「何か僕にできることがあればいいのに」と言ったのが間違いの元でした。ニックは興奮気味に「していただけることがあるのですよ」とハリーに言って来たのでした。

ニックは背筋を伸ばすと威厳たっぷりにハリーに告げたのでした。実は今度のハロウィーン(10月31日)は私のちょうど500回目の絶命日にあたるのだと!そこで広めの地下牢を使ってパーティを開こうと思っていると・・・

ハリーは自分の命日を胸を張って言われて悲しむべきか?喜ぶべきか?戸惑いましたが、助けてもらった恩義を感じていたので即座に「出席する」と答えてしまったのです。

「あの」ハリー・ポッターにパーティへの出席を即答してもらってニックは大喜びでした。こうしてハリーはロンとハーマイオニーと共にニックの「絶命日パーティ」に参加することになったのですが・・・

3-3.絶命日パーティ
ハロウィーンが近づくにつれてハリーはニックの絶命日パーティに出席するなどと軽率に約束してしまったことを後悔し始めたのでした。大広間で開催されるハロウィーン・パーティのほうが断然楽しそうだったからです。

そんなハリーにハーマイオニーは「約束は約束でしょ」と命令口調で言ったのでした。そんなわけで7時になるとハリー、ロン、ハーマイオニーの3人は大入り満員の大広間に背を向けてニックのパーティに向かったのでした。

ニックのパーティ会場に続く道筋にもキャンドルが立ち並んではいましたが到底楽しい雰囲気とは言えませんでした。階段を一段下りるたびに温度も下がって行きました。

角を曲がるとビロードの黒幕を垂らした戸口にニックが立っていました。ニックは羽飾りの帽子をさっと脱ぐと3人に悲しげに挨拶したのでした。そして3人を中に招き入れるようにお辞儀をしたのでした。

「親愛なる友よ。このたびは、よくぞおいでくださいました」

地下牢の中は信じられないような光景でした。何百もの真珠のように白く半透明なゴーストで一杯でした。そのほとんどは混み合ったダンス・フロアでフワフワ漂いながらワルツを踊っていました。

黒幕で飾られた壇上ではオーケストラが30本の鋸(のこぎり)でわなわな震える恐ろしい音楽を奏でていました。頭上のシャンデリアは千本の黒い蝋燭(ろうそく)で群青色に輝いていました。

パーティ会場の地下牢の中はまるで冷凍庫に入り込んだかのようで3人の吐く息が鼻先で霧のように立ち上ったのでした。じっとしているともうとにかく寒いのでハリーは2人に「見て回ろうか?」と声をかけたのでした。

ほとんどが見知らぬゴーストばかりでしたが中には知っているゴーストもいました。ハッフルパフの陽気な「太った修道士」は額に矢を突き刺した騎士のゴーストと話をしていました。

スリザリンのゴーストで全身を銀色の血に覆われているげっそりとした顔の「血みどろ男爵」はゴーストたちでさえ遠巻きにしていて近づこうとする者は誰もいないようでした。

ニックが人混みを掻き分けて3人に「楽しんでいますか?」と声をかけて来ました。ハリーたちはニックに気を使って「ええ」とみんなでキッパリと嘘をついたのでした。

ニックが演説を始めましたが聞いている者は誰もいませんでした。「首無し狩りクラブ」の余興のほうが面白かったからです。

ハリーたち3人もまた寒くて我慢も限界でしたし腹ぺこだったのでオーケストラが演奏を再開してゴーストたちの多くがダンス・フロアに戻って行ったのを見届けてパーティ会場を後にしたのでした。

今日の最後に
そんなわけでハリーたち3人にとっては寒いしお腹は空くしということで散々の「首なしニック」の没後500年記念の絶命日パーティだったというわけなんですが・・・

「500年」という節目の年のパーティに出席してくれたということでハリーとニックは強い絆で結ばれ2人は「真の友人」になったというわけなんですよね。そしてそれが後々ハリーにとっては・・・

意外な形で役に立つことに繋がったというわけなんですよね。
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