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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

逝ってしまうって?どういうこと?人が死ぬと一体何が起こるの?どこに行くの?ハリーのこういった疑問には答えられなかったニックでしたが最後の最後にはハリーを助けて問題解決の一助を担ってくれたのでした。さらに改めて考えてみるとニックは要所要所で後に繋がる重要な発言をしているんですよね。(全2項目)

2-1.シリウスの死とニック
こうして「500年」という節目の年のパーティに出席したことでニックとハリーは強い絆で結ばれ2人は「真の友」になったというわけです。そんなハリーとニックが2人だけで話し合う機会が一度だけあったんですよね。

それはハリーの名付け親でハリーが父親とも兄とも慕っていたこの世で一番大切な人シリウスを失った時でした。

ヴォルデモート復活がようやく魔法界全体に響き渡ったハリー5年生の学期の最後の日。ハリーは「ある考え」が閃いて寝室を飛び出すと誰もいない談話室を横切り廊下を疾走すると探したのでした。

普段はゴーストが溢れているというのに今は誰もいない。全員が大広間にいるに違いない。宴会が終わるまで待たなくてはと諦めかけた「その時」ハリーが探していた人が見つかったのでした。

「おーい―おい、ニック!ニック!」

ハリーがニックに「聞きたいことがあるんだけど?」と言うとニックの顔に何とも言えぬ奇妙な表情が浮かんだのでした。しばらくの間ニックは一言も言葉を発しませんでした。

「えー―今ですか、ハリー?」
「待てない―ニック―お願いだ」

ハリーが一番近くの教室の扉を開けるとニックはため息をついて諦めたように「いいでしょう」と言って教室に入って来ました。そしてハリーが自分を探しに来ることを予想していたとハリーに告げたのでした。

「予想って、何を?」
「時々あることです。誰かが哀悼している時」

ハリーはニックに訊きました。君は死んでいる。でも君はまだここにいる。君は死んでもホグワーツを歩き回れるし僕と話すこともできる。そうだろう?そんなハリーにニックは言ったのでした。

「あの人は帰って来ないでしょう」
「誰が?」
「シリウス・ブラックです」

ニックは魔法使いは地上に自らの痕跡を残すことができる。そして生きていた自分が過去に辿った所を影の薄い姿で歩くことができる。しかし「その道」を選ぶ魔法使いは滅多にいないと・・・

ニックはだから「あの人は帰って来ないでしょう」とさらに「あの人は逝ってしまうでしょう」とハリーに繰り返しシリウスは戻って来ないだろうと告げたのでした。そんなニックにハリーは・・・

「逝ってしまうって?どういうこと?人が死ぬと一体何が起こるの?どこに行くの?」とそしてさらに君は死んでいるのに君以外に誰が答えられるの?となおもハリーはニックに迫ったのですが・・・

ニックは「お役に立てなくて残念です」と優しく言った後部屋を出て行ってしまったのでした。1人残されたハリーはシリウスを再び失ったような気持ちになっていたのでした。

2-2.改めてニックについて
そんなわけでシリウスが死んだ時にはハリーの期待に応えられなかったニックだったのですが最後の最後にはヴォルデモートの分霊箱を見つける一助を担ってくれたのでした。

さらに各巻の要所要所では後に繋がるハリーやハーマイオニーの行動に強く影響を及ぼす発言をしているんですよね。それと吟遊詩人ビードルの物語にも1回だけ名前が登場しています。

●第4巻「炎のゴブレット」上巻282ページ(携帯版258ページ)
新学期初日ニックが言うところによると例によって例のごとくピーブズが祝宴に参加したいと言い出したのですが行儀作法も知らず食べ物の皿を見れば投げつけずにはいられないということで・・・

「ゴースト評議会」を開いたものの「血みどろ男爵」がダメだしをして結局ピーブズは新入生の歓迎会に出席できないことになったそうです。ところが「この後」のニックの発言が思わぬ波紋を広げることに・・・

ニックの発言がキッカケになって実はこのホグワーツにも屋敷しもべ妖精がいることをハーマイオニーが知るところとなったのです。ハーマイオニーがニックに「お給料は?お休みは?病欠は?年金は?」と訊くと・・・

ニックは笑い出しました。あまりにも高笑いするので薄い皮1枚で繋がっていた首がポロリと落ちてぶら下がるほどでした。ニックは首を肩の上に戻すと「屋敷しもべは病欠や年金など望んでいません」と言ったのでした。

結局ニックの「この発言」が「S.P.E.W」すなわち「しもべ妖精福祉振興協会」の設立へと繋がりハリーとロンが第1号と第2号の会員になったのでした。

●第5巻「不死鳥の騎士団」上巻332ページ
この年の組分け帽子の歌には今まで無かった文言が加えられていました。帽子が警告を発したのです。そこでハーマイオニーがニックに説明を求めるとニックは過去にもこういうことがあったと説明してくれたのでした。

これまでにも組分け帽子は数回警告を発したことがあったそうです。いつも学校が大きな危機に直面していることを察知した時だったそうです。そしていつも同じ忠告をしたそうです。

つまり「団結せよ。内側を強くせよ」と・・・

しかしハリーはスリザリンのテーブルで王様然と振舞っているドラコ・マルフォイを見ながら言ったのでした。それで帽子は全寮に仲良くなれって言うのか?それはとても無理だと・・・

言っていたのですが・・・

●第7巻「死の秘宝」下巻337ページ
「ニック!ニック!君と話がしたいんだ!」

ヴォルデモートの分霊箱を求めてホグワーツに入ったハリーだったのですが分霊箱がどこにあるのか?皆目見当がつかずロンとハーマイオニーともはぐれて1人で必死に考えていたのですが・・・

生きている者の記憶・・・

ハリーは最後の望みをかけて今来た道を矢のように駆け戻ったのでした。探していた人は下の玄関ホールにいました。ハリーは騒がしさに負けないようにと声を張り上げてニックを呼んだのでした。

ハリーはニックに「どうしても君の助けが必要なんだ」と言ったのでした。そして訊ねたのでした。レイブンクローの塔のゴーストは誰?するとニックは驚くと同時に少しムッとした顔をしましたが答えてくれたのでした。

こうしてレイブンクロー塔のゴースト「灰色のレディ」と話をすることでハリーは分霊箱が「どこに隠してあるのか?」を知ることができたのでした。

●吟遊詩人ビードルの物語21ページ
ここでの説明書きによると15世紀当時この時代の魔法使いや魔女は火炙りの刑やギロチンに首吊りの刑を「ある程度」巧みに逃れることができていたそうです。しかし何人かは殺されてしまったそうです。

存命中も絶命時も当時の宮廷に仕えていたニックは杖を取り上げられて地下牢に閉じ込められたため処刑される時に魔法を使うことができなかったそうです。そのため処刑から逃れることができなかったんだそうです。

最後に
こうして改めて「ほとんど首なしニック」を中心に1巻から7巻を振り返ってみると実はハリーとハーマイオニーの発言や行動にニックは大きな影響を及ぼしていたということが明らかになりましたね。(笑)

これほどとは思いませんでした。

それにニックは「500年」という極めて長い期間をホグワーツで過ごして来たわけで、つまりはダンブルドアが入学して来た時のことも知っているんですよね。11才のアルバス・ダンブルドアを知っているのです。

よくよく考えてみれば凄い人なんですよね。

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