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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

今年ホグワーツでは100年以上ぶりに三大魔法学校対抗試合が行なわれることになりました。両校の代表団も到着してハリーたち3人の気持ちも盛り上がって来ましたが・・・ハグリッドの気持ちの盛り上がり方は3人とは少々(かなり?)質が違うようです。何がハグリッドをそうさせたのか?(全3項目)

3-1.今学期初めての訪問しかし!
ハリーがハグリッドの小屋の扉をノックするとファングの低く響く吠え声が聞こえてハグリッドがすぐにドアを開けて「よう久しぶりだな」と迎えてくれたのでした。

学期が始まって丸2ヵ月ということで俺の住んどるところを忘れっちまったのかと思ったぞと言うハグリッドに対してハーマイオニーが「私たち、とっても忙しかったのよ」と言いかけたのですが・・・

ハグリッドを見上げた途端ハーマイオニーはぴたっと口を閉じてしまったのでした。言葉を失ったようでした。何故か?と云えばハグリッドが奇妙キテレツな姿をしていたからです。

ハグリッドは一張羅の・・・しかしどう見ても悪趣味な毛がモコモコの茶色い背広を着込んでいました。さらに追い打ちをかけるように黄色とだいだい色の格子縞のネクタイを締めていました。

極め付きは髪の毛を何とか撫でつけようとしたらしく油をこってりと塗りたくったようになっていました。髪は今や2束にくくられて垂れ下がっていました。どう見てもハグリッドに似合うとは思えませんでした。

一瞬ハーマイオニーは目を白黒させてハグリッドを見ていましたが結局何も言わないことに決めたようでした。ロンもまた同じ思いだったようですがハーマイオニーが目配せをして辞めさせたのでした。

ハグリッドの口から「オーデコロン」なんて言葉までもが飛び出して驚愕する3人だったのですが何故ハグリッドが突然おしゃれに目覚めたのか?その原因はボーバトンの校長の『あの女性』だったのです。

ハグリッドがマダム・マクシームに話しかけている時の表情はうっとりと目が潤んでいました。ハリーはハグリッドが人に対して「そんな表情」をするのを一度も見たことがありませんでした。

この時が初めてでした。

3-2.4人目の代表選手
ハグリッドが小屋を振り返りもせずハリーたち3人を置いてマダム・マクシームと城に向かってしまったのでハーマイオニーは憤慨しロンは信じられないという声で「ハグリッドはあの人が好きなんだ」と言ったのでした。

2人が大股で過ぎ去ったあとをボーバトンの生徒たちはほとんど駆け足で追って行ったのでした。ハリーたちも小屋を出て扉を閉めると芝生の斜面を登って城に戻ったのでした。

3人が大広間に入ると中は既にほぼ満員でした。代表選手を決める「炎のゴブレット」は今は教職員テーブルのダンブルドアの席の正面に移されていました。誰も彼もが代表選手が早く決まらないかと待ちわびていたのでした。

ダンブルドアが杖を大きく一振りすると大広間の蝋燭のほとんどが消え大広間は真っ暗になりました。「炎のゴブレット」はキラキラした青白い炎が目に痛いほど明々と輝いていたのでした。

ゴブレットの炎が突然赤くなりました。火花が散り始めました。次の瞬間炎がメラメラと燃え上がり焦げた羊皮紙が1枚ハラリと落ちて来たのでした。大広間にいた全員が固唾を飲んで見たのでした。

「ダームストラングの代表選手は」
「ビクトール・クラム」

「ボーバトンの代表選手は」
「フラー・デラクール」

いよいよ最後はホグワーツの代表選手でした。

「ホグワーツの代表選手は」
「セドリック・ディゴリー」

セドリックが選ばれるとグリフィンドールの隣のハッフルパフのテーブルから大歓声が湧き上りました。その中からセドリックが立ち上がるとニッコリ笑って教職員テーブルの後ろの小部屋に消えて行ったのでした。

セドリックへの拍手があまりにも長々と続いたのでダンブルドアは再び話し出すまでに少し待たなくてはならないほどでした。大歓声がようやく収まるとダンブルドアは「結構、結構!」と嬉しそうに呼びかけたのでした。

ところがです!ダンブルドアが最後の締めくくりの言葉を言っていると突然途中で言葉を切ったのでした。何が気を散らせたのか?誰の目にも明らかでした。「炎のゴブレット」が再び赤く燃え始めたのです。

火花が迸(ほとばし)り空中に炎が伸び上がって舌先に4枚目の羊皮紙を載せています。ダンブルドアは反射的に長い手を伸ばして羊皮紙を捕えました。長い沈黙の後やがてダンブルドアは咳払いをすると読み上げたのでした。

「ハリー・ポッター」

3-3.ハリーを信じる!
ハリーが教職員テーブルに沿って歩いて行くとハグリッドが一番端の席に座っていました。ウィンクもせず手も振らずハリーが近くを通っても他の人たちと同様に驚ききった顔でハリーを見つめるばかりでした。

代表選手に選ばれてからのハリーはホグワーツに入学して以来最低の日々でした。誰もがハリーが自分から名乗りを挙げたと誤解していたからです。特にハッフルパフ生ははっきりと冷たい態度に出て来たのでした。

普段ならハグリッドに会える楽しみがある「魔法生物飼育学」さえもスリザリンとの合同授業だったためハリーにとっては気が重たくなる授業になってしまったのでした。

予想通りドラコ・マルフォイは「ここぞとばかりに!」せせら笑いを顔に刻んでねちねちとハリーに迫って来たのでした。しかしマルフォイはハリーに対するイジメを長くは続けられなかったのでした。

ハグリッドの説明がマルフォイのみならずクラス中をゾッとさせたからです。尻尾爆発スクリュートが互いに殺し合うのはエネルギーを発散し切れていないからで・・・

それを解決するには生徒1人1人がスクリュートに引き綱をつけて散歩させてやるのがいいと言うのです。ハグリッドの提案のお陰でマルフォイはハリーから完全に気を逸らせてしまったのでした。

ハグリッドはハリーに「こっちに来て、この一番おっきい奴を手伝ってくれ」と声をかけました。しかしそれは他の生徒からハリーを引き離してハリーと2人だけで話したかったからでした。

ハグリッドはハリーがそう言うのなら俺はお前さんを信じると言ってくれたのでした。ダンブルドアもハリーを信じているし俺ももちろんハリーのことを信じると・・・

ハリーはハグリッドへの感謝の気持ちが込み上げて来るのを顔に出さないわけにはいかなかったのでした。

今日の最後に
「なあ、ハリー、いってえどういうことなのかなぁ」

ハグリッドは急にため息をつき心配そうな顔でハリーを見下ろしたのでした。確かにハグリッドの言う通りでした。今回の三大魔法学校対抗試合の代表選手に限らずハリーには色々なことが起こるようでした。

そんなハグリッドの言葉に何も言い返せないハリーだったのでした。

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