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さて!今日と明日の2日間は屋敷しもべ妖精のクリーチャーを取り上げることにしました。高貴なブラック家にお仕えするのが自分の使命だと自負するクリーチャーでしたが、そんなクリーチャーがしてしまった取り返しのつかないこととは?(全3項目)

3-1.最初は、例によって例のごとく
クリーチャーの初登場シーンは騎士団上巻176ページでハリーがプリベット通り4番地からグリモールド・プレイス12番地の騎士団本部に移動して一夜明けた2日目の昼頃のことでした。

ハリーにハーマイオニーそれとロン、フレッド、ジョージ、ジニーの6人がウィーズリーおばさんの指揮下の元客間でドクシーの退治をしているとそこに現れたのがクリーチャーでした。

ウィーズリー一家のことを「いやらしい血を裏切る者とそのガキ」と呼びハーマイオニーに対しては「穢れた血め。ずうずうしく鉄面皮で立っている」とか「穢れた血が友達顔(づら)で話しかける」などと言っています。

シリウスに対しては自分は「高貴なブラック家にお仕えするために」生きていると、さらにご主人様は母君の心をめちゃめちゃにした恩知らずの卑劣漢だと激しくシリウスを罵っていますね。

「これ以上ない!」というぐらいの嫌悪感を込めてシリウスを見つめ「アズカバン帰りがクリーチャーに命令する」とか「奥様はこんな奴は自分の息子ではない」と言ったなどと言って烈しくシリウスのことを憎悪しています。

狂信的な純血主義者のシリウスの両親の考え方を100%鵜呑みにして闇の帝王に抵抗する人たちを敵視する。それがハリーと出会った時のクリーチャーの姿でした。

3-2.いなくなったと思ったら?
9月となり新学期になって学校に戻ったハリーでしたが、そんなハリーがクリーチャーと再び顔を合わせたのはクリスマス休暇直前にウィーズリーおじさんが蛇に襲われて重傷を負った時でした。

ダンブルドアはハリー、ロン、フレッド、ジョージ、ジニーの5人を「隠れ穴」よりも近くて便利だからとロンドンの騎士団本部に移動キーで送ったのでした。(騎士団下巻89ページ)

「戻ってきた。血を裏切るガキどもが。父親が死にかけてるというのは本当なのか?」

「出ていけ!」

ハリーが急いで立ち上がり周囲を見回すと到着したのはグリモールド・プレイス12番地の厨房でした。クリーチャーはドアから玄関ホールへと出て行くところでしたが・・・

腰布をずり上げながら振り返り毒を含んだ目つきでハリーたち5人を見たのでした。心配そうな顔のシリウスが急ぎ足でやって来ました。そしてジニーを助け起しながら「どうしたんだ?」と訊いて来たのでした。

ロンの腕時計で明け方の5時10分過ぎ厨房の戸が開くとウィーズリーおばさんが入って来ました。ひどく蒼ざめてはいたものの一斉にみんなが顔を向けるとおばさんは笑顔を見せたのでした。

シリウスが勢いよく立ち上がり嬉しそうに「朝食だ!」と大声で言ったのでした。ところが何度呼んでもクリーチャーは呼び出しには応じなかったのでした。それならそれでいいとシリウスは人数を数え始めたのですが・・・

それからクリーチャーは忽然と姿を消してしまったのでした。クリスマスにハーマイオニーがクリーチャーの寝室にクリスマス・プレゼントのパッチワークのキルトを持って行ったのですが・・・

そこにもクリーチャーはいませんでした。シリウスは屋敷しもべ妖精は主人の家に縛りつけられているから衣服を貰わない限り出て行くことはできないと・・・

だから上の階のどこかに隠れているに違いないと言いましたがハリーは3年前にドビーがマルフォイの家を離れてプリベット通り4番地に来たことがあったので・・・

そして再び姿を現したクリーチャーは以前より機嫌がいいようにハリーには思えたのでした。辛辣なブツブツが少し収まり前より従順に命令に従うようになったのでした。

さらに不思議なことにクリーチャーはハリーのことを何故か?熱っぽく見つめるようになったのでした。ハリーに気づかれていると判るとクリーチャーはいつも素早く目を逸らしたのでした。

3-3.裏切り!そしてシリウスの死
ハリーは「この」もやもやした疑惑をクリスマスが終わって急激に元気をなくしているシリウスには言いませんでした。ハリーがホグワーツに戻る日が近づいて来るにつれてシリウスはますます不機嫌になっていったのでした。

そしてついにハリーが学校に戻る日が来てしまいました。ハリーは胸が締めつけられるような不快な気分で次に会えるのはいつなのか?分らないような気がしたのでした。

そしてこれが名付け親のシリウスと同じ屋根の下で暮らす最後の機会になってしまったのでした。しかもシリウスを死なせるキッカケを作ったのは他ならぬハリー自身だったのです。

ヴォルデモートの仕掛けた罠に嵌(はま)ってシリウスが魔法省の神秘部に捕えられていると思ったハリーはシリウスを助けに魔法省に駆け付けたのでした。ところが「この件」にはクリーチャーが関わっていたのです。

クリーチャーがハリーを魔法省に行かせたのです。クリーチャーは既に何ヵ月も前から二君に仕えていたのです。一方はシリウスそして「もう一方」はナルシッサ・マルフォイだったのです。

クリスマスの少し前にクリーチャーはチャンスをつかみました。シリウスが「出ていけ!」と叫んだ時にクリーチャーは「それ」を言葉通り受け取り屋敷を出て行けという命令だと解釈したのです。

クリーチャーはブラック家の中で今でも自分が尊敬できると思う人物の所に行ったのでした。それがルシウス・マルフォイの妻ナルシッサの元だったのです。ナルシッサはベラトリックスの妹だったのです。

クリーチャーは屋敷しもべ妖精として呪縛されていたので主人であるシリウスの直接の命令には逆らえませんでした。しかしシリウスにとってクリーチャーに他言を禁ずるほどのことはないと思われた些事については・・・

クリーチャーはナルシッサに話すことができたのです。こうしてクリーチャーが話したことにはヴォルデモートにとって非常に価値のある情報も含まれていたのです。

それはハリーがシリウスのことを父親とも兄とも慕っているという事実でした。クリーチャーの情報でヴォルデモートはハリーが『どんなことがあっても』助けに行く人物はシリウスだということを知ったのです。

そこでマルフォイ夫妻はクリーチャーに言いつけてシリウスが拷問されている光景をハリーが見た時にはシリウスを遠ざけておく方法を考えておくようにと命じたのでした。

こうしてハリーはヴォルデモートの仕掛けた罠に嵌り結果としてクリーチャーはブラック家の最後の男子シリウスを死なせてしまうという皮肉な巡り合わせになってしまったというわけです。

今日の最後に
こうしてシリウスを死なせてしまったことでハリーのクリーチャーに対する憎悪や嫌悪感は最高潮に達してハリーのクリーチャーに対する怨念が払拭される日など永久に来ないと思われたのですが・・・

ところが!ハリー自身も驚くことに・・・
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