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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

2009.09.02

ドビー(前編)

今週の前半はクリーチャーを取り上げたので後半は「もう1人」の屋敷しもべ妖精のドビーを紹介することにしました。ハリーのことを心配する余り思いっきり的外れな手助けばかりをするドビーだったのですが、ハリーが最後の最後にドビーにしてあげたこととは?(全3項目)

3-1.ドビーの気持ち、ハリーの都合
さて!実は今回ドビーを単独で取り上げるのにあたって第2巻「秘密の部屋」のドビーの初登場シーンを改めて読み返したところ何だか物凄く辛くなって何と書き出して良いやら困ってしまったのでした。

と!云うのもドビーとハリーの双方の都合と気持ちが痛いほどよく判って「こうなったのはしかたなかった」と思ったからなんですよね。そこでここではハリーの都合とドビーの気持ちについて考えてみたいと思います。

●ハリーの都合
「この日」ハリーは12才の誕生日にも関わらず夜は自分の部屋に閉じこもって「いないフリ」をしなくてはならなかったのです。何故なら今夜プリベット通り4番地にはバーノン叔父にとって大事なお客様が来るからなのです。

ところが!その大事な大事なお客様が訪問するのと時を同じくしてドビーが現れてしまったのでした。よくよく考えてみればハリーにとって「屋敷しもべ妖精」は「この時」初めて顔を合わせた未知の生き物だったのです。

そのためハリーはドビーの全く予想外の反応や行動に戸惑うことになったというわけです。ただベッドを指差して丁寧に「座ってね」と言うだけで突然大きな声で泣き叫んだり・・・

ドビーを元気づけるつもりで「君は礼儀正しい魔法使いに会ったことがあまりなかったんだね」と言うとドビーは突如として何の前触れもなしに窓ガラスに激しく頭を打ちつけ始めたのでした。

ハリーが驚いて「やめて!いったいどうしたの?」と訊くとドビーは今自分の家族の悪口を言いかけたので自分で自分にお仕置きをしたのだと答えたのでした。

挙句の果てにドビーは「ハリー・ポッターはホグワーツに戻ってはならないのです!」と言って浮遊術でペチュニア叔母さんの作ったデザートをメチャクチャにして去って行ったのでした。

●ドビーの気持ち
ドビーにしてみれば「このことをハリー・ポッターにお知らせできるのは自分しかいない!」という使命感に燃えてプリベット通り4番地に来たんでしょうね。

ハリーにとってはドビーは最悪のタイミングでハリーの元を訪問したという結果になったわけなんですが、今にして思えばドビーが「この時」を選んだのは今ならダーズリー一家の3人は・・・

訪問したお客様を接待するのに忙しいのでハリーとじっくり話すのなら今「この時」がチャンスだと思ったんじゃないかな?と私は思いますね。決して2階のハリーの部屋には上がって来ないだろうと・・・

しかし!ドビーの予想に反してバーノン叔父さんが・・・

来る原因を作ったのは他ならぬドビー自身でした。

3-2.スリザリン戦の後に
ドビーの奮闘・努力のかいもなく(?)ハリーはロン、フレッド、ジョージのウィーズリー3兄弟に助け出されて「隠れ穴」に脱出してしまったのでした。そこでドビーが次に取った行動とは?

9月1日にキングズ・クロス駅の9と3/4番線への入口を塞いでハリーがホグワーツ特急に乗れないようにしたのでした。ハリーがそのことを知ったのはクィディッチのスリザリン戦終了後のことでした。

ロックハートに右腕を骨抜きにされ骨を再生させるために医務室に泊まることになったハリーだったのですが、何と!その原因を作ったのもドビーだったのです。ブラッジャーに細工をしたのはドビーだったのです。

真っ暗闇の中ハリーは急に目が覚めて痛みで小さく悲鳴をあげたのでした。ハリーは一瞬この腕の痛みで目が覚めたのか?と思ったのですが、そうではなく誰かがハリーの額の汗を拭っていたからでした。

それはドビーでした。そしてハリーはドビーの口から事の真相を聞くことになったのです。キングズ・クロス駅の入口を塞いだのもブラッジャーに細工をしたのもドビーだったということを・・・

ハリーは怒りのあまりドビーに「僕の骨が生えて来ない内に出て行ったほうがいい」と言ったのでした。そうしなければ君を絞め殺してしまうかもしれないと・・・

するとドビーは自分は「殺す」という脅しには既に慣れ切っていると答えたのでした。何と!屋敷では「1日5回」も脅されるというのです。ドビーは着ている汚らしい枕カバーの端で鼻をかんだのでした。

その様子があまりにも哀れなのでハリーは思わず今まで抱いていた怒りが潮のように引いて行くのを感じたのでした。そしてドビーに「どうしてそんなものを着ているの?」と訊いたのでした。

ドビーは着ている枕カバーをつまんで見せて「これは屋敷しもべ妖精が奴隷だということを示している」と説明したのでした。屋敷しもべ妖精はご主人様に衣服をもらった時に初めて自由になれるのだそうです。

だからドビーには家族全員がソックスの片方さえ渡さないよう気をつけているのだそうです。もし渡せばドビーは自由になり永久に「その屋敷」からいなくなってもいいということになるのだそうです。

3-3.自由な屋敷しもべ妖精ドビー!
「秘密の部屋」の怪物バジリスクを倒してハリーが帰還を果たしマクゴナガル先生の部屋でダンブルドアへの報告を済ませた直後に部屋に乱入して来たのがルシウス・マルフォイでした。

ルシウス氏がドビーを引き連れていたのでハリーは必死で考えを巡らし「リドルの日記」を鷲づかみにすると急いで部屋を出てルシウス氏を追ったのでした。そしてハリーがしたこととは?

ハリーは靴を脱ぎソックスの片方を脱いで「日記」を脱いだソックスの中に詰め込んだのでした。そしてルシウス氏に「あなたに差し上げるものがあります」と言って「そのソックス」を押しつけたのでした。

マルフォイ氏はソックスを引きちぎるように剥ぎ取り、そして中の日記を取り出してソックスを投げ捨て怒り狂って日記の残骸からハリーに視線を移して言い放ったのでした。

「君もそのうち親と同じに不幸な目に遭うぞ。ハリー・ポッター」

ところがマルフォイ氏が立ち去ろうとしてトビーに「来い」と言ってもドビーは動きませんでした。ドビーはハリーのソックスを貴重な宝物でもあるかのように握りしめていたのでした。

「ご主人様がドビーめにソックスを片方くださった」

「ドビーがソックスの片方をいただいた」

「ご主人様が投げてよこした。ドビーが受け取った。だからドビーは―ドビーは自由だ!」

こうしてドビーは自由な屋敷しもべ妖精になったのでした。

今日の最後に
当サイトでは折りある毎に本シリーズの2人の主役ハリーとダンブルドアには未来を予見する力すなわち予知能力があると繰り返し主張して来ました。つまりハリーが2年生の時にドビーを自由にしたのは?

当然後々ドビーが様々な場面でハリーを助けてくれるからハリーとダンブルドアはドビーを解放したというわけなんですよね。こうしてハリー4年生のクリスマス直前にはドビーは・・・

ダンブルドアに雇われてハリーとの再会を果たすというわけです。

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