FC2ブログ
これも年頭の記事で予告しましたが先週はウィーズリーおじさんを取り上げたので今週は2人の闇祓いを紹介することにします。前半はまずハリー4年生の時には「闇の魔術に対する防衛術」の教師だった(?)この人を取り上げることにします。(全3項目)

3-1.初登場シーン
ハリーポッター・シリーズでは同一人物で複数つまり何種類かのパターンの初登場シーンが存在するというケースがあるんですけど実はマッド・アイ・ムーディもそうなんですよね。

●最初の初登場シーン
1つ目は第4巻「炎のゴブレット」の第11章の冒頭のシーンでローリングさんが得意とする「名前だけ初登場」というパターンです。

エイモス・ディゴリー氏の知らせでマッド・アイ・ムーディを軽い罪で放免するためにとウィーズリーおじさんがマッド・アイを助けに早朝に自宅に駆け付けることになったのでした。

ハリーが「闇祓い」という職業があることを初めて知ったのが「この時」でした。ハリーがポカンとしているのでチャーリーが「闇の魔法使い捕獲人」のことだと一言付け加えたのでした。

●2つ目の初登場シーン
新学期の初日にダンブルドアが三大魔法学校対抗試合のことを説明しようとした「その時」に大広間の扉がバタンと開いて現れたのがマッド・アイ・ムーディだったというわけです。(上巻287ページ、携帯版262ページ)

マッド・アイ・ムーディは長いステッキに寄りかかり黒い旅行マントを纏(まと)っていました。馬のたてがみのような長い暗褐色まだらの髪の毛で一歩踏み出す毎に「コツッ、コツッ」という鈍い音が大広間に響いたのでした。

顔は1ミリの隙間もないほど傷痕に覆われた不気味な人相でマッド・アイを見たハーマイオニーは思わず息を呑んでロンとハリーに「あの顔、何があったの?」と訊いたのでした。

●3つ目の初登場シーン
ハリポタの読者の皆さんは「よーくご存知」のように実は前述のマッド・アイは死喰い人のクラウチ・ジュニアがムーディに成り済ましていたんですよね。じゃあ本物のマッド・アイ・ムーディが初登場したのは?

第5巻「不死鳥の騎士団」の上巻78ページでプリベット通り4番地にハリーを迎えに来た騎士団の先発護衛隊のメンバーの1人として登場しているんですよね。「誰かの目玉をくり貫くつもりか?」と・・・

ハリーに最初に声をかけたのがマッド・アイ・ムーディでした。

3-2.初授業
ハリーとロンはフレッド、ジョージにリー・ジョーダンの3人から事前にムーディの授業は「凄い!」と聞いていたので木曜日の初めての「闇の魔術に対する防衛術」のクラスを心待ちにしていたのでした。

ハリーたち3人は教室に入ると素早く最前列の先生の机の真正面に陣取りました。ところがそれがロンにとっては裏目に出たのでした。ムーディが呪文をかける実験台に蜘蛛を使ったからです。

ムーディが蜘蛛を使って生徒たちに見せたのは魔法界で「許されざる呪文」と呼ばれている3つの呪文でした。同類である人に対して使うだけでアズカバンで終身刑を受けるに値するというものです。

「服従の呪文」「磔の呪文」「死の呪い」

ムーディは「服従の呪文」については戦うことはできると言ったのでした。しかしだからといって個人の持つ真の力が必要なので誰にでもできるというものではないとのことでした。

ところが!3つの呪文の中には唯一にして最も厄介な呪文があったのでした。反対呪文は存在せず防ぎようがない呪文で「この呪文」を受けて生き残ったのは魔法界では1人しかいないというものだったのです。それは?

アバダ ケダブラ

すなわち「死の呪い」とのことでした。

3-3.「服従の呪文」を生徒1人ひとりに・・・
こうして「闇の魔術に対する防衛術」の教職に1年の期間限定で就任したムーディは「許されざる呪文」がどのようなものであるのか?を身を持って体験させてくれたのでした。どうやって教えたのか?というと・・・

ムーディは「服従の呪文」を生徒1人ひとりにかけて呪文の力を示し果たして生徒が「その力」に抵抗できるかどうか?を試すと発表したのでした。それに対してはハーマイオニーが異を唱えたのでした。

ハーマイオニーは同類である人に対して「許されざる呪文」を使うことは違法だと言ったじゃないですかとムーディに言ったのでした。それに対してムーディはダンブルドアが教えて欲しいと言ったのだと・・・

ダンブルドアが「許されざる呪文」とは「どういうものか?」ということを体験的に生徒たちに教えて欲しいと言ったのだとハーマイオニーに告げたのでした。ムーディはさらに踏み込んで・・・

もっと厳しいやり方で学びたいというのであれば「いずれ誰か」がハーマイオニーに「服従の呪文」をかけて完全に支配するであろう。その時に学ぶというのであれば自分は一向に構わないと・・・

そのつもりであれば授業を免除するので出て行くがよいとムーディはハーマイオニーに対して節くれだった指で出口を差して言い渡したのでした。こうして実践的な授業は開始されたのでした。

ムーディは杖を一振りして机を片付け教室の中央に広いスペースを作ったのでした。そして生徒を1人ずつ呼び出して「服従の呪文」をかけ始めたのでした。呪いのせいでクラスメイトが次々と・・・

世にもおかしなことをするのをハリーはじっと見つめていたのでした。誰1人として「服従の呪文」に抵抗できた生徒はいませんでした。ムーディが術を解いた時に初めて我に返るのでした。

ハリーの順番がやって来ました。最初は最高に素晴らしい気分でした。全ての思いも悩みも拭い去られ漠然とした幸福感だけが頭に残ってハリーはすっかり気分が緩んでいたのですが・・・

「机に飛び乗れ・・・机に飛び乗れ」

ハリーの頭のどこかで別の声が目覚めたのでした。そんなこと馬鹿げているし気が進まない。嫌だ。そんなことしたくない。こうして次の瞬間にハリーがしたこととは?

ハリーは膝にひどい痛みを感じたのでした。飛び上がると同時に飛び上がるのを自分で止めようとしたのでした。その結果机にまともにぶつかり机をひっくり返していたのでした。

ハリーが「服従の呪文」に抵抗したのです。

今日の最後に
ハリーがこうしてムーディの「闇の魔術に対する防衛術」の授業で「服従の呪文」を打ち破ったことは今年度の末にハリーがヴォルデモートと直接対決した時にヴォルデモートがハリーにかけた・・・

「服従の呪文」を打ち破るのに役に立っているというわけなんですよね。そして皮肉なことにハリーの「この力」を引き出したのは死喰い人のクラウチ・ジュニアだったというわけです。

本物のマッド・アイ・ムーディは9月1日にワームテールことピーター・ペティグリューとクラウチ・ジュニアに襲われて自分自身のトランクに閉じ込められてしまっていたのです。

こうして実際にハリーを始めとするホグワーツの生徒に教えていたのは死喰い人のクラウチ・ジュニアという構図になっていたというわけなんですよね。
Secret

TrackBackURL
→http://tokimekiboy.blog43.fc2.com/tb.php/724-1ce690dc