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さて!いよいよ「この人」のことを本格的に取り上げることにします。まずは第6巻・第2章を幾つかの項目を挙げて細かく分析してみたいと思います。(ページ数のみはプリンス上巻)

闇の陣営側のセブルス・スネイプ
第6巻の第2章の主役はまさに『セブルス・スネイプ』この人ですよね!この章で注目されるのはやはり初めて闇の陣営の側のスネイプが描かれているという点です。

登場人物がセブルス・スネイプ、ナルシッサ・マルフォイ、ベラトリックス・レストレンジ、ワームテールの4人のみで、ワームテールはちらりとしか出て来ないので、その分3人の心理状況が事細かに描かれています。

名前?苗字?愛称?
私の場合やはり・・・まず目が行くのが「ここ」ですね。このサイトでは何度も出て来ますが登場人物が互いを何と呼んでいるかで個々の人間関係が解って来ますからね。

まずナルシッサ・マルフォイとベラトリックス・レストレンジはお互いを「シシー」「ベラ」と愛称で呼び合っていたりします。まあこれについては姉と妹ということなので当然でしょう。

「シシー、自分の姉に?あんたにはできやしない」
「できないことなんか、もう何にもないわ!」

もう1つ私が注目するのが34ページでの「この2人」のやり取りです。ナルシッサの性格は多分従順でおとなしく姉を含めた家族に反抗するなどということは今まで一度も無かったのではないか?と私は思います。つまりここでの姉に対する態度・行動は相当精神的に追い詰められていて平常心ではなく普段とはかなり異なっているのではないか?という気がします。

スネイプとナルシッサ・マルフォイ
スネイプはマルフォイ一家全員のことを「ナルシッサ」「ルシウス」「ドラコ」と名前で呼んでいますし、ナルシッサはスネイプのことを「セブルス」とやはり名前で呼んでいます。

「あなたしか私を助けられる方はいないと思って―」(39ページ)
「ええ、セブルス。わ―私を助けてくださるのは、あなたしかいないと思います。ほかには誰も頼る人がいません。ルシウスは牢獄で、そして・・・」(51ページ)

こういった言葉からもナルシッサはスネイプに対して全幅の信頼を置いていること。また数いる仲間(死喰い人)の中でもダントツに最も頼りにしているのが「セブルス・スネイプ」であるということが判りますよね。

スネイプとベラトリックス・レストレンジ
一方スネイプのことを『あいつ』呼ばわりしている(33~34ページ)ベラトリックス・レストレンジはスネイプを苗字で呼んでいますね。

「あいつは、ここに住んでいるのかい?」ベラは蔑むような声で聞いた。
「シシー、やってはいけないよ。あいつは信用できない―」

「スネイプ」男の前を通りながら、女がぶっきらぼうに言った。
(36ページ)

「おまえを信用していないってことさ、スネイプ、おまえもよく知ってのとおり!」(40ページ)

「スネイプでさえそう言ってるんだ」(51ページ)

ベラトリックス・レストレンジがスネイプのことを苗字で呼んでいるのに対してスネイプは「ベラトリックス」と名前で呼んでいますね。どうしてなのでしょうか?

騎士団下巻608ページではヴォルデモート卿がベラトリックスのことを「ベラ」と愛称で呼んでいます。つまりベラトリックスは死喰い人の中でも、とりわけ闇の帝王に『近しい存在・高い地位』にいるのでスネイプも「そのこと」に敬意を表しているというか・・・ベラトリックスがスネイプに対して抱いているよりは不信感が少ないので一応同じ死喰い人同士ということで「名前」で呼んでいるのではないかな?と私は思います。

今日の最後に、何故信用できない?

「それなら黙ってるべきだろう!」ベラトリックスが凄んだ。
「特にいまの相手の前では!」(39ページ)

本人を目の前にして『ここまで』言っていますよね。ベラトリックスは何故?スネイプを信用しないのか?私は「その真の理由」はやはりスネイプがハーフつまり父親がマグルだからだと思います。

41ページでスネイプは「我輩の言葉を、陰口を叩いて我輩が闇の帝王を裏切っているなどと、でっち上げ話をする連中に持ち帰るがよい」と言っていますが、おそらくスネイプが言うところの「陰口を叩いている連中」というのはベラトリックスと同じ純血の魔法使い達だと私は思います。

おそらくスネイプがハーフだということをマルフォイ夫妻は知らないと私は思います。ベラトリックスや他の死喰い人たちが「そのこと」を夫妻に話さないのは夫妻のスネイプに寄せる信頼があまりにも絶大なので、告げた時のショックを思うと言いづらい・・・また闇の帝王もまた父親がマグルでやはりハーフだということも関係していると思います。
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