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「今年が最後のチャンスだ」「俺の最後のチャンスだ」「俺は今年限りでいなくなる」「2度と挑戦できない」オリバー・ウッド最後の年ということもあって今年こそはクィディッチ優勝杯を獲得するんだと決意も固く練習を始めたのですが・・・(全3項目)

3-1.初黒星
10月の「とある」木曜日の夕方グリフィンドール・チームのキャプテンのオリバー・ウッドが今シーズンの作戦会議を招集したのでした。オリバー・ウッドも今や7年生最終学年ということで・・・

6人のチームメートを前に演説するオリバーの声には何やら悲壮感が漂っていたのでした。とにもかくにもハリーが入って以来クィディッチ優勝杯はいただきだと思っていたのに・・・

そのハリーが最終戦に出場できなかったり前年度はトーナメントそのものが中止になってしまうなど不運続きで優勝することができなかったということでウッドがあまりにも落胆した言い方をしたので・・・

さすがのフレッドとジョージもオリバー・ウッドに同情して「オリバー、今年は俺たちの年だ」とウッドを励ましたのでした。ところが初戦のハッフルパフ戦で・・・

「ハリーだけは、ハリーだけは、どうぞハリーだけは!」
「どけ、バカな女め!・・・さあ、どくんだ」
「ハリーだけは、どうかお願い。私を、私を代わりに殺して」

「ハリーだけは!お願い・・・助けて・・・許して」


「ハリー!気分はどうだ?」

気がつくとハリーは医務室のベッドに横たわっていました。泥まみれの真っ青な顔でフレッドが声をかけて来たのでした。ハリーがあまりにも勢いよく起き上がったので全員が息を呑んだのでした。

「試合はどうなったの?」と訊いても誰も答えません。誰も何も言いません。恐ろしい真実が石のようにハリーの胸の中に沈み込んだのでした。ジョージがようやく重い口を開いたのでした。

「ディゴリーかスニッチを取った」

3-2.忍びの地図
「これはだね、ハリー、俺たちの成功の秘訣さ」

ジョージは羊皮紙を愛おしげに撫でながらハリーにこう言ったのでした。さらにフレッドはハリーにこれを譲るのは実に惜しい。しかし!これが必要なのは俺たちよりハリーのほうだと・・・

昨日の晩そう決めたんだとハリーに言ったのでした。ジョージは何しろ自分たちは既に暗記しているしとも言ったのでした。ハリーが「古い羊皮紙の切れっ端の何が僕に必要なの?」と言うと・・・

フレッドはハリーが致命的に失礼なことを言ってくれたとでも言わんばかりに顔をしかめて両目をつぶったのでした。そしてジョージが「これ」を手に入れた経緯を説明してくれたのでした。

自分たちが1年生で今よりは汚れなき頃、廊下で「クソ爆弾」を爆発させたらフィルチのご不興を買って例によって例のごとく事務室に連れて来られることになったわけなんですが・・・

2人はあることに気づいてしまったのでした。書類棚の引き出しの1つに「没収品・特に危険」と書いてあるじゃないか。そこでジョージが再び「くそ爆弾」を爆発させて・・・

その隙にムンズとつかんだのが「この羊皮紙」だったんだそうです。フレッドが言うには「このかわい子ちゃんが学校中の先生を束にしたより多くのことを僕たちに教えてくれた」とのことでした。

そしてジョージが杖を取り出し羊皮紙に軽く触れて・・・

「われ、ここに誓う。われ、よからぬことを企む者なり」

するとジョージの杖の先が触れた所から細いインクの線がクモの巣のように広がり始めたのでした。それはホグワーツ城と学校の敷地全体の詳しい地図でした。そしてさらに素晴らしいのは・・・

地図上を動く小さな点でした。1つ1つに細かい字で名前が書かれており「誰がどこにいるのか?」が一目で判るようになっていたのでした。さらにさらに地図には・・・

ハリーが今まで一度も使ったことのない抜け道までもが書き込まれていたのでした。その抜け道の幾つかがホグズミード村に繋がっているとのことでした。2人は地図の消し方をハリーに教えた後に・・・

「それではハリー君よ。行動を慎んでくれたまえ」と気味が悪い程パーシーそっくりのものまねをして満足げにニヤリと笑いながら教室を出て行ったのでした。

3-3.かなりの葛藤があった?
ご存知のようにハリー3年生の学期末にはこの「忍びの地図」の製作には何と!ハリーのお父さんジェームズ・ポッターも関わっていたという驚愕の事実が明らかになって・・・

実は父親が製作に関わった物が10年以上も経って本人も知らない内に一人息子の元に届けられるという結果になったわけなんですよね。何だか不思議な縁を感じずにはいられないですよね。

そんな「忍びの地図」なんですがロンは「何で僕にくれなかったんだ!」とフレッドもジョージも「どうして弟の自分に譲ってくれなかったんだ!」と怒り心頭だったのですが・・・

フレッドとジョージはハリーに「この地図」を譲る際にはマントの下から仰々しく出してみたりハリーに譲ることにしたのは『昨日の晩』だったとも言っていますね。

さらにフレッドとジョージはハリーが「何でこれが僕に必要なの?」と言うと2人にしては珍しく「失礼なことを言ってくれるぜ」といった感じで顔をしかめたりもしていますね。

私が思うにはフレッドとジョージは学校を卒業してしまえば「この地図」は役に立たなくなることは判っていますから卒業時には誰かに譲ろうとは思っていたと思います。

しかしハリーがクィディッチの初戦ハッフルパフ戦でニンバス2000を失い、さらにバーノン叔父さんが許可証にサインしてくれなかったがためにホグズミード村に行けないということで・・・

ハリーの今の状況はあまりにも気の毒だということで2人は急遽「ハリーに今譲ることにしよう」と本当は卒業時と決めていたのを繰り上げてハリーに譲ったんだと私は思いますね。

今日の最後に
こうしてハニーデュークスの地下倉庫からホグズミード村に潜入してロンとハーマイオニーと合流したハリーだったのですが「もしシリウス・ブラックが2つの抜け道を知っていたら?」と考えて・・・

思わず口ごもるハリーだったのですがシリウスは当然2つの抜け道を知っていたんでしょうね。そして学校には「叫びの屋敷」から暴れ柳の下の出入り口を使って侵入したというわけです。
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