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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

「僕たち助け合ったよね?」だから2人ともゴールにたどり着くことができたんだ。ホグワーツの優勝に変わりないということでハリーとセドリックは同時に優勝杯の取っ手をつかんだのですが?次に到着した所でセドリックを待ち受けていた非情の運命とは?(全3項目)

3-1.ドラゴンの情報と引き換えに出したヒント
自分が「第1の課題」をクリアできたのはハリーに事前にドラゴンのことを教えてもらったからだ。マッド・アイ・ムーディから「水の中で開け」と金の卵の謎を解くヒントを聞いたセドリックは・・・

今度は自分がハリーを助ける番だと思ってクリスマス・ダンスパーティ終了後にハリーに声をかけたのでした。そしてハリーが1人になったところで訊いたのでした。あの金の卵は開けた時には咽び泣くのか?と・・・

あんな大きな物を水の中で開くとしたら風呂の湯舟ぐらいしか考えられない。そこでセドリックは本来なら監督生しか使えない風呂場の場所と合言葉を教えて「風呂に入れ」とそしてそこに金の卵を持って行くようにと・・・

とにかくお湯の中でじっくり考えるようにとハリーに金の卵の謎を解くヒントを教えたのでした。ハリーは1人でグリフィンドール塔に帰る道すがら「何だかとっても変な助言だったなあ」と思ったのでした。

どうして風呂が泣き卵の謎を解く助けになるんだろう?セドリックは僕をからかっているのだろうか?それに本気で僕に手を貸したいと言うのならダイレクトに「もっとハッキリ」と教えてくれたらどうなんだ。

僕はセドリックに「第1の課題」そのものをスバリ!と教えたじゃないか。そして何よりもチョウと手をつないで廊下を歩いている奴の手助けなんか要るものか!そう意地を張っていたハリーだったのですが・・・

ハグリッドに励まされてハリーは決心したのでした。プライドを一時(いっとき)忘れセドリックのヒントが役に立つのかどうか?を試す時がやって来た。ハリーは綿密に浴室行きの計画を立てた後に・・・

監督生用の風呂場に向かったのでした。これ以上セドリックに借りを作るのは気が進みませんでしたが限られた者しか入れないので他の誰かに邪魔される可能性も少ないからです。

3-2.あくまでも謙虚で控え目なナイスガイ
こうしてハリーのほうはドビーの助けも借りて何とか「第2の課題」をクリアしたのでした。そしてハリーとセドリックは最後の課題に臨み2人は金色の光に照らされた優勝カップの前で顔を会わせたのでした。

「さあ、それを取れよ」「君が先に着いたんだから」

セドリックは三校対抗試合の優勝杯のすぐそばに立っていました。優勝杯はセドリックの背後で輝いています。しかしセドリックは動こうとはしなかったのでした。カップを照らす光に浮かんだセドリックの顔が・・・

どれほどまでに優勝杯を欲しがっているのか!切々とした思いが伝わって来ます。しかしセドリックはハリーに「君は迷路の中で僕を2度も救ってくれた」だからハリーが優勝するべきだと・・・

それに対してハリーは「優勝杯に先に到着した者が得点するんだ」だからこんな怪我をした足じゃ君には勝てない。だから君が優勝するべきなんだと言ったのですがセドリックは「できない」と・・・

しばらくの間ハリーとセドリックは優勝杯の前で「君が優勝するべきだ」「いや君が優勝杯を取るべきだ」と互いに譲り合っていたのですがハリーの脳裏に浮かんだ光景は・・・

「2人ともだ」

「えっ?」

「2人一緒に取ろう。ホグワーツの優勝に変わりない」

セドリックはハリーをじっと見つめたのでした。そして組んでいた腕を解いて「それでいいのか?」と言ったのでした。そんなセドリックに対してハリーは「僕たち助け合ったよね?」だから2人とも・・・

ゴールにたどり着くことができたと言ったのでした。一瞬セドリックは耳を疑うような顔をしましたがニッコリ笑うと「話は決まった」と言ってハリーが立ち上がって優勝杯の載った台の所まで行くのを・・・

体を支えて手伝ってくれたのでした。そして2人は「3つ数えて、いいね?」と言って同時に優勝カップの取っ手をつかんだのでした。ところがハリーとセドリックが優勝カップをつかんだ途端に・・・

ハリーは両足が地面を離れるのを感じたのでした。優勝杯の取っ手から手が外れません。優勝カップが「移動キー」になっていたのです。そして2人が到着した所に待ち受けていたものは?

3-3.避けられなかった死
そんなわけで、もちろん2人は知らなかったのですがハリーとセドリックが「優勝杯」移動キーに連れて来られたのはリトル・ハングルトンの教会墓地だったというわけなんですよね。

ここでセドリックはワームテールに殺されハリーは目の前でヴォルデモート卿が復活するのを目撃することになったのでした。さらにハリーは復活直後のヴォルデモート卿と対決することになったというわけなんですよね。

当サイトでは折ある毎にアルバス・ダンブルドアには未来を予見する力すなわち予知能力があると主張して来ました。それじゃあダンブルドアは「どうして?」セドリックが殺されるのを阻止しようとしなかったのか?

どうしてダンブルドアはセドリックが殺されると解っていたのに見殺しにしたのか?どうして見て見ぬフリを決め込んだのか?と云えば『その答え』は翌年度に出されたというわけなんですよね。

5年生になったハリーが新学期初日にホグワーツに到着すると去年までは2年生以上を運ぶ馬車が「馬なしの馬車」だったのにハリーにとっては唐突にそして突如として「馬ありの馬車」になっていたのです。

どうして去年まで見えていなかったものが今年から突然見えるようになったのか?その理由は巨人の居住地から帰って来て「魔法生物飼育学」の教職に復帰したハグリッドが最初の授業で教えてくれたのでした。

それはセストラルという魔法生物で『死を見た者』にしか姿が見えないという不思議な生き物だったのです。ハリーは前年度の末にセドリック・ディゴリーが死ぬのを見たから見えるようになったというわけなんですよね。

ハリーは5年生になった「この年度」の末にはセストラルに乗って魔法省に行くことになったというわけなんですよね。そして魔法省の神秘部に保管されていたハリーとヴォルデモート卿に関する予言を封印した・・・

ガラス球が破壊されて予言は失われてしまいヴォルデモート卿は予言の全容を知ることができなかったというわけなんですよね。そしてそれが最後の対決へと繋がっていったというわけなんですよね。

だからハリーがセストラルが見えるようになるためにはハリーの目の前で「誰か」が死んでもらわなければならなかった。それがセドリック・ディゴリーだったというわけなんですよね。

最後に
炎のゴブレット下巻543ページ(携帯版977ページ)でウィーズリーおばさんはセドリックが死んだのは「あなたのせいじゃないわ」と言っていますがハリーはそれに対して「僕と一緒に優勝杯」を握ろうと言ったんだと・・・

自分がそう言わなければセドリックは死なずに済んだのにと思うと熱い思いが喉まで込み上げて来たのでした。そんなハリーをおばさんは両腕で包み込んでくれたのでした。

ハリーはこんな風に抱き締められた記憶がありませんでした。こうしていると今晩見た全ての事の重みが一気にのしかかってくるようでした。しかし泣きたい気持ちを「グッ!」と抑えて・・・

顔をくしゃくしゃにしてハリーは頑張ったのでした。

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