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当初は「スネイプが出入りできるから」という理由でグリモールド・プレイス12番地行きを反対していたハーマイオニーとロンだったのですが、意外にもそれが最初の分霊箱を発見するキッカケを作ってくれたのです。しかしロケットの所在が判ってみると・・・(全3項目)

3-1.ハーマイオニーとクリーチャー
ビルとフラーの結婚式から一夜明けた8月2日の早朝2人より早く目覚めたハリーがシリウスの部屋で母リリーが綴った手紙を読んでいるとハーマイオニーが駆け上がって来たのでした。

起きるとハリーがいなくなっていたのでハーマイオニーがハリーを探して最上階まで来たのでした。ハリーは自分の思惑を隠して話しているつもりだったのですが残念ながらハーマイオニーは・・・

ハリーがゴドリックの谷に行きたいという気持ちは判るけれども、前の晩にあんなに簡単に死喰い人たちに見つかるということがあってからはことさらにハリーの両親が眠っている場所に・・・

行くのは避けるべきだという気持ちが強くなっているとハーマイオニーはハリーに言ったのでした。その一方でハリーがシリウスの部屋に来たことで3人が抱えていた謎が明らかになったのです。

許可なき者の入室禁止
レギュラス・アークタルス・ブラック
Regulus Arcturus Black

3人は1時間以上レギュラスの部屋を家捜ししましたがロケットは見つかりませんでした。するとハーマイオニーが思い出したのでした。ハリーもそのロケットを手にしていました。客間の飾り棚にあった・・・

誰も開けることができなかったロケットが・・・

「クリーチャーが僕たちから随分色んな物を掠め取った」

ハリーが2年前に2階の客間にあった大きな金のロケットを取り戻したか?と問いただすと、クリーチャーは一瞬の沈黙の間に背筋を伸ばして初めてハリーをまともに見たのでした。そして・・・

「それにロケットも。レギュラス様のロケットも。クリーチャーめは過ちを犯しました。クリーチャーはご主人様の命令を果たせませんでした!」

ハリーは本能的に動きました。火格子のそばの火掻き棒に飛びつこうとするクリーチャーに飛びかかり床に押さえつけたのでした。ハーマイオニーとクリーチャーが悲鳴を上げるのが同時でした。

ハーマイオニーはハリーにクリーチャーを立たせてあげて欲しいと懇願しましたが、ハリーは「こいつが火掻き棒で自分を殴れるようにするのか?」と言って応じませんでした。

そしてクリーチャーの口から驚くべき事実が明らかに!

3-2.リーマス・ルーピンの憂い
ハリーとダンブルドアよりも先に洞窟に行ってヴォルデモートの分霊箱を持ち帰っていたのがレギュラス・ブラックとクリーチャーだったこと。さらにそのクリーチャーから金のロケットを奪って行ったのが・・・

マンダンガス・フレッチャーだったことを聞き出したハリーはクリーチャーにマンダンガスを連れて来てくれるよう依頼したのでした。ものの数時間もあればマンダンガスを捕えて来るのではと・・・

期待したハリーだったのですがクリーチャーはその日の内には戻らず次の日もさらにまた次の日になっても戻っては来なかったのでした。そしてクリーチャーがいなくなって3日目の夜のことでした。

グリモールド・プレイス12番地は一気に緊張の度を深めたのでした。ハリーが玄関ホールに続く階段を中ほどまで下りた所で玄関の扉をそっと叩く音が聞こえカチカチという金属音やガラガラという鎖の音がして・・・

何者かの来訪を告げたのです。ハリーもロンもそしてハーマイオニーも杖を構えて訪問者を迎えましたが降伏の印に両手を高く挙げたまま明るみに進み出て来たのはリーマス・ルーピンその人でした。

ルーピンはビルとフラーの結婚式が死喰い人集団に急襲された後「どうなったのか?」を3人に教えてくれたのでした。そしてその後の経過報告を済ませた後にルーピンが3人に申し出たこととは?

ダンブルドアがハリーに託した使命の内容を教えてくれなくても構わないからハリーに同行したいというものでした。受け入れたくなる申し出だったためハリーは迷いましたがハーマイオニーが口を挟んで来たのでした。

「でも、トンクスはどうなるの?」

ハーマイオニーはルーピンに「あなたたちは結婚しているわ!あなたが私たちと一緒に行ってしまうことをトンクスはどう思うかしら?」と言ったのでした。それに対してルーピンは・・・

トンクスは実家に帰ることになるだろうから完全に安全だと言うのです。しかしルーピンの言い方には何やら引っかかるものがありました。ほとんど冷たい言い方と言ってもよかったからです。

やがてハーマイオニーの「うまくいっているのかしら」の問いかけに答えるようにルーピンは意を決して不快なことを認めるという雰囲気で3人に妻トンクスの妊娠を告げたのでした。

3人は一様にトンクスが懐妊したことを喜びましたが、何故か?妻が妊娠したというのに当の夫のルーピンがちっともうれしそうではないのです。そしてついにルーピンは本音を吐露したのでした。

「私の仲間は普通は子供を作らない!私と同じになる。そうに違いない。それを知りながら罪もない子供にこんな私の状態を受け継がせる危険を冒した自分が許せない!」さらにルーピンは・・・

「もしも奇跡が起こって子供が私のようにならないとしたらその子には父親がいないほうがいい。自分が恥に思うような父親はいないほうが100倍もいい!」とまで言ったのでした。それに対して・・・

ハーマイオニーは目に涙を浮かべて「そんなことを言わないで。あなたのことを恥に思う子供なんているはずがないでしょう?」と言ったのでした。結局ルーピンは・・・

ハリーの「腰抜け」発言に激高してグリモールド・プレイス12番地を後にしてしまったのでした。ハーマイオニーはハリーに泣き声で「あんまりだわ!」と抗議したのでした。

3-3.いよいよ!決行!
ルーピンが去った直後にようやくマンダンガス・フレッチャーを連れたクリーチャーが戻って来たのですが、既にマンダンガスはロケットを持ってはいなかったのです。さらによりにもよって・・・

マンダンガスがロケットを「タダでくれてやった奴」というのが「あの」ガマガエル魔女ドローレス・アンブリッジだったのです。ハリーは右手の甲の傷痕が再び疼くような気がしたのでした。

そこで3人は魔法省に潜入してアンブリッジ本人あるいはアンブリッジの執務室などに侵入してヴォルデモートの分霊箱を奪うことにして下調べを始めたというわけです。

3人は一番理想的なのは魔法省の入口でアンブリッジを待ち伏せて捕えるという方法だと考えていたようですが、残念ながらアンブリッジは現れず魔法省内部に潜り込まなくてはならないようでした。

「明日、決行すべきだと思うな」

ハリーがこう言うとハーマイオニーは口をあんぐり開けたまま動かなくなり、言葉が回復すると「明日?本気じゃないでしょうね?」と言ったのでした。悪い冗談だとでも思ったのでしょうか?

ハリーは「本気だ」とハーマイオニーの言葉を繰り返したのでした。あと1ヵ月魔法省の入口付近をうろついた所で今以上に準備が整うとは思えないし先延ばしにすればするほどロケットは遠ざかる。

9月1日の「日刊予言者新聞」に「セブルス・スネイプがホグワーツ校長に確定」の記事が載ったことがハリーに「明日!決行!」の決意をさせたのではないかな?と私は思いますね。

その日の夜は3人とも遅くまで起きていました。何時間もかけて計画を何度も復習し互いに一言一句間違えずに空で言えるようになっていました。そして3人は翌日の早朝には・・・

この日ばかりは失敗が許されないためハーマイオニーが別々にロンとハリーを「姿くらまし」で魔法省の入口まで連れて行ったのでした。こうして3人は魔法省への侵入には成功したのですが・・・

今日の最後に
「シリウスはねクリーチャーに対して酷かったのよ。あなたにもそれが判っているはずだわ」ハーマイオニーはハリーにこう言ってシリウスを責めていますよね。さらにハーマイオニーは・・・

シリウスもヴォルデモートも屋敷しもべ妖精に対してひどい扱いをして来たから、その報いを受けたんだと言っていますが、私はシリウスにハーマイオニーが屋敷しもべ妖精に対して持っているのと同じ価値観を・・・

持てと言うのは酷じゃないかな?という気がしますね。というのも純血の魔法使いで生まれた時から自分の家に屋敷しもべ妖精がいたシリウスと純粋マグル出身の魔女のハーマイオニーでは・・・

生まれ育って来た環境が全く違うからです。ダンブルドアがハリーをダーズリー家に預けた理由の1つには屋敷しもべ妖精に対する差別意識を持たせないということもあったと私は思いますね。
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