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「姿くらまし」もできず吸魂鬼を差し向けられて絶対絶命のピンチに追い込まれたハリーたち3人だったのですが意外と云えば意外な人物に窮地を救われて難を逃れることができたのでした。さらにそこで久しぶりの再会を果たした人物とは?(全3項目)

3-1.ホグズミードへ
ドラゴンは一時は冷たい薄雲が漂う中を飛ぶほど高く高く舞い上がりましたが、やがて日没の光で赤銅色に染まった深い緑の山々と湖が見えて来たのでした。どうやら陽の光の反射で淡水の存在を感じ取ったようです。

ドラゴンは次第に低く飛び大きく輪を描きながら小さめの湖の1つに舞い降りようとしていました。ハリーは2人に「十分低くなったら飛び込め!」と呼びかけましたがハーマイオニーの返事は少し弱々しかったのでした。

ハリーたち3人はドラゴンが着地したのとは反対側の岸を目指して泳いだのでした。ようやく湖岸にたどり着くとハーマイオニーは咳き込み虚脱状態で震えていたのでした。ハリーがいつもの保護呪文をかけて・・・

2人のそばに戻るとハーマイオニーはハリーにハナハッカのエキスが入った薬瓶を渡し「貝殻の家」から持って来たかぼちゃジュース3本と着替えを取り出したのでした。着替えを済ませた3人は一気にジュースを飲んだのでした。

ハーマイオニーはまだ水を飲んでいるドラゴンを見ながら「あのドラゴンどうなるのかしら?」「大丈夫かしら?」と心配していましたがロンはそんなハーマイオニーに対して「心配ないよ」と・・・

あいつはドラゴンだから自分で自分の面倒をちゃんと見ると言ったのでした。むしろ心配しなきゃならないのは自分たちのほうだと言ったのでした。何せ自分たちはグリンゴッツ破りをやって退けたのだから。

3人とも笑い出しました。一旦笑い始めると止まりませんでした。しかし一番に笑い終わって真顔になったハーマイオニーは2人に「判ってしまうでしょうね」と言ったのでした。3人が分霊箱のことを知っていると。

そして!ついに!分霊箱の最後の隠し場所が判ったのでした。ロンが地面に置いていた分霊箱を拾い上げハリーが「透明マント」を引っ張り出すとハーマイオニーは叫んだのでした。ただ行くだけじゃ駄目よと・・・

何の計画もないじゃないのと。しかしハリーはハーマイオニーの最後の言葉を引き取ってこう言ったのでした。僕たちに必要なのは進むことだ。ぐずぐすしてはいられないのだと・・・

「だけど、どうやって入り込むつもり?」と言うハーマイオニーにハリーは取りあえずはホグズミードに行こうと言ったのでした。こうして3人は「透明マント」をできる限り下まで引っ張って・・・

ホグズミードに向かったのでした。

3-2.アバーフォース・ダンブルドアとアリアナ
こうしてホグズミード村に降り立ったハリーたち3人だったのですが、当然のごとく敵もハリーたちがやって来るのを待ち構えていたというわけです。3人は再び回転して「姿くらまし」しようとしましたが・・・

通り抜けるべき空間の空気が固まってしまったかのようでした。既に対策が施されていて「姿くらまし」ができないようにしてあったのです。死喰い人は今度は吸魂鬼を仕掛けて来たのでした。

ハリーはやむなく守護霊を出しましたが死喰い人たちに居所を知られてしまいました。しかしハリーがどうするか決めかねていると近くで閂を外す音がして狭い脇道の左手の扉が開いてガサガサした声が言ったのでした。

「ポッター、こっちへ、早く!」

ハリーは迷わず従いました。当初ハリーは入った所が「どこなのか?」が分りませんでしたが明滅するロウソクの明かりで改めて見ると「ホッグズ・ヘッド」のバーだということが判ったのでした。3人を助けてくれたのは?

バーテンはメガネを掛けていました。汚れたレンズの奥には人を見通すような明るいブルーの目がありました。ハリーがシリウスの形見の鏡の中に見ていたブルーの瞳は「この人」だったのです。

アバーフォースの視線がマントルピースの上に掛かっている少女の絵に移りました。よくよく見てみるとアバーフォースと3人がいる部屋には『その少女』の絵しかなかったのです。他の誰の写真もありませんし・・・

去年亡くなった兄のアルバス・ダンブルドアの写真もありません。ハーマイオニーが遠慮がちに「あれは妹さんですか?アリアナ?」と訊くとアバーフォースは「リータ・スキーターを読んでいるのか?」と言って来たのでした。

ハーマイオニーが「ダンブルドア先生はハリーのことをとても気にかけていました」と言うとアバーフォースは返す言葉で「おかしなことに兄がとても気にかけた相手の多くは結局は放っておいておかれたほう」が・・・

良かったと思われる状態になったと言ったのでした。「どういうことでしょう?」と訊ねるハーマイオニーにアバーフォースは「気にするな」と言いましたが、ハーマイオニーはそんなアバーフォースに対して・・・

「でも今おっしゃったことはとても深刻なことだわ!」と言ったのでした。放っておいておかれたほうが良かったというのは妹さんのことなんですか?とハーマイオニーはアバーフォースに迫ったのでした。

アバーフォースはハーマイオニーを睨みつけました。出かかった言葉を噛み殺しているかのようでした。しかしやがて堰を切ったように話し出したのでした。妹のアリアナのこと。そしてさらに・・・

何故父はアズカバンで死ななければならなかったのか?その間兄のアルバスは何をしていたのか?どうして母は死んだのか?母が死んだ後アルバスは自分に何を言ったのか?そして何故アリアナは死んだのか?

アバーフォースの最後の言葉は泣き声になりハーマイオニーの顔は涙に濡れていたのでした。そしてハーマイオニーはアバーフォースに「本当にお気の毒」と言ったのでした。

3-3.ネビル・ロングボトムと「必要の部屋」
その後しばらくの間はアバーフォースはハリーと言い争っていたのですが、ハリーが自分がやり遂げるか倒れるまで続けると言った言葉を聞くと咳払いをして立ち上がりアリアナの肖像画のほうへ歩いて行ったのでした。

「お前はどうすれば良いか判っているね」

アリアナは微笑むと後ろを向いて歩き始めました。肖像画に描かれた人たちが普通するように額縁の縁から出て行くのではなく背後に描かれた長いトンネルに入って行くようでした。そしてアリアナが戻って来ると・・・

今度はアリアナよりも背の高い誰かが一緒だったのです。その人物は足を引きずりながら興奮した足取りでやって来ました。そして本物のトンネルの入口が現れて出て来たのはネビル・ロングボトムでした!

ネビルはハリーたち3人が戻って来なかったホグワーツが「今どうなっているのか?」を教えてくれたのでした。ネビルが言うには本当に危ないのは学校の外で友達や家族が問題を起こしている生徒なんだそうです。

そういう生徒たちは人質に取られているそうなんです。あのゼノフィリウス・ラブグッドも「ザ・クィブラー」でズバズバ言い過ぎたのでルーナがクリスマス休暇で帰る汽車の途中で連れて行かれたんだそうです。

ハリーたちがルーナに会ったことを告げるとネビルは「ルーナがうまくメッセージを送ってくれたから知っている」と言いながらポケットからガリオン金貨を取り出したのでした。それはかつてハーマイオニーが・・・

ダンブルドア軍団の集合日を知らせるために偽のガリオン金貨に「変幻自在の呪文」をかけてメンバー全員に渡した物でした。ネビルはハーマイオニーに笑顔を向けながら「これ凄かったよ」と言ったのでした。

これのお陰でカロー兄妹はネビルたちが「どうやって連絡し合っているのか?」が全然見破れなくって頭に来ていたんだそうです。そうこうする内にハリーたち3人とネビルが到着したのは?

そこは全く見覚えのない部屋でした。飛びきり贅沢な樹上の家の中か?巨大な船室のようにも見える大きな部屋でした。そこは何と!かつてダンブルドア軍団が使用したこともある「必要の部屋」だったのです。

一番最初にネビルが入った時にはずっと小さかったそうなんですが、DAのメンバーが増えるにしたがって部屋がどんどん広くなっていったんだそうです。そこにはハリーたち3人にとっては懐かしい顔が沢山いたのでした。

今日の最後に
昨年度の学期末の時には偽ガリオン金貨の連絡網で駆けつけてくれたのはルーナとネビルの2人だけだったんですよね。それが今回は既に学校を卒業しているチョウ・チャンを始めとして・・・

母親がマグルで父親が魔法使いなのかどうか?が分らないために学校に戻ることができなかったディーン・トーマスなどなどDAのメンバーが多数「必要の部屋」に集結したんですよね。それもこれも・・・

ハーマイオニーが呼びかけ人になってダンブルドア軍団が結成されたからというわけなんですよね。ハーマイオニーの努力がここに来てようやく実を結んだというわけなんですよね。
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