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来たる今週末の土曜日10月30日が誕生日ということで今週はウィーズリーおばさんを取り上げることにします。今回は第1巻「賢者の石」から第7巻「死の秘宝」までおばさんが「ハリーとどう接して来たのか?」を改めて振り返ってみることにします。(全3項目)

3-1.初めての対面はキングズ・クロス駅で・・・
ハリーが初めてウィーズリーおばさんと会ったのは、キングズ・クロス駅で9と3/4番線への行き方が分らず途方に暮れている時でした。ホグワーツ特急が発車する11時まで「あと10分」と迫り・・・

ハリーが「どうしたらいいんだろう?」と困り果てていると、ハリーの後ろを通り過ぎる一団から「こんな言葉」が漏れ聞こえて来たのでした。ハリーは急いで後ろを振り返ったのでした。

「マグルで混み合ってるわね。当然だけど・・・」

すると!ふっくらしたおばさんが揃いも揃って燃えるような赤毛の男の子を4人も引き連れているではありませんか!しかもふくろうが1羽いて男の子たちは全員ハリーと同じようなトランクを持っています。

この人たちを見ていれば9と3/4番線への行き方が判るに違いない!と思ったハリーは見過ごさないよう瞬きもしないように注意しながら目を凝らしてじっと見つめていたのでした。しかし・・・

1番年上らしい男の子がプラットホームの「9」と「10」に向かって進んで行きました。ところが!その子がちょうどプラットホームの分かれ目に差し掛かると旅行者の群れに視界を遮られて・・・

その男の子が9と3/4番線に入る瞬間を見ることができなかったのでした。次の男の子もさらに次の男の子が入る時も同じでした。こうなったら「他に手段はない」ということでハリーは・・・

ハリーは「すみません」とふっくらおばさんに話しかけたのでした。するとおばさんは「あらこんにちわ。坊や、ホグワーツへは初めて?ロンもそうなのよ」と言って最後に残った男の子を指差したのでした。

「どうやってプラットホームに行くかってことね?」

おばさんはこう優しく言った後でハリーに9と3/4番線への行き方を教えてくれたのでした。心配しなくていいから「9番」と「10番」の間の柵に向かってまっすぐに歩けばいいのだと・・・

立ち止まったり「ぶつかるんじゃないか?」なんて怖がったりしないことが大切だとおばさんは言ったのでした。怖かったら少し走るといいわとも言っておばさんはロンより先にハリーを行かせてくれたのでした。

こうしてハリーはカートをくるりと回すと頑丈そうな柵を睨んだ後に歩き始めたのでした。歩いている内に9番線と10番線に向かう乗客がハリーをあっちへとこっちへと押すのでハリーはますます早足になったのでした。

「もう止められない!」「カートが言うことを利かない!」「ぶつかる!」と思わずハリーは目を閉じてしまいましたが、ぶつかると思った所を通り過ぎたのでハリーが目を開けるとそこには・・・

紅色の蒸気機関車が乗客でごった返すプラットホームに停車していたのでした。ホームの上には「ホグワーツ行特急11時発」と書いてあって後ろを振り返るとそこには「9と3/4」と書いた鉄のアーチがあったのでした。

こうしてハリーはウィーズリーおばさんのお陰で9と3/4番線に入ることができ11時発のホグワーツ特急に乗ることができたのでした。

3-2.初めての「隠れ穴」
フレッドとジョージがハリーのトランクを上げるのを手伝った際にハリーの額の傷痕を見つけて「この子がハリー・ポッターなんだ!」だと気づいたので早速報告をするとウィーズリーおばさんは・・・

「可哀想な子・・・道理で1人だったんだわ。どうしてかしらって思ったのよ。どうやってプラットホームに行くのかって聞いた時、本当に行儀が良かった」と早くもハリーに同情していたのでした。

そして翌年の夏休みにはハリーは餓死寸前だった所をフレッド、ジョージ、ロンのウィーズリー3兄弟に助け出されて「隠れ穴」で夏休みの後半を過ごすことになったのでした。

3人の計画は夜中に他の家族が眠っている内に父親のアーサー氏が魔法をかけた空飛ぶフォード・アングリアでプリベット通り4番地まで行ってハリーを乗せて自宅の「隠れ穴」に連れて来ておいて・・・

翌朝にお袋つまりウィーズリーおばさんが「朝食ですよ」と呼んだら、ロンが「ママ、夜の間に誰が来たと思う?」と言っておばさんの前にハリーを差し出しさえすればウィーズリーおばさんは大喜びで・・・

自分たち3人が車を飛ばしたなんてことは誰にも気づかれずに済むというものでした。そこで車を下りたフレッド、ジョージ、ロンにハリーの4人はそっと家に入ろうとしたのですが・・・

最初に顔色が変わったのはロンでした。目が1ヵ所に釘付けになっていました。あとの3人が急いで振り返るとウィーズリーおばさんが庭の向こうから鶏を蹴散らして猛然と突き進んで来る所でした。

おばさんは4人の前でピタリと止まりました。両手を腰に当ててバツの悪そうな表情を浮かべている1人1人の顔をずいーっと睨みつけたのでした。おばさんの低い声には凄みが効いていたのでした。

「母さんがどんなに心配したか、あなたたち判っているの?」

3人の息子は全員おばさんより背が高かったのですが、母親の怒りが爆発すると3人とも縮こまったのでした。その調子がまるで何時間も続いたかのようでした。おばさんは声が嗄(か)れるまで怒鳴り続けたのでした。

そのためウィーズリーおばさんがハリーのほうに向き直るとハリーは思わず気後れして、たじたじと後退りしたのですが、おばさんはハリーに「よく来てくださったわねえ。家に入って朝食をどうぞ」と言った後に・・・

くるりと向きを変えて家のほうに歩き出したのでした。ハリーはロンを見たのですがロンが「大丈夫だ」というように頷いたので、ウィーズリーおばさんに従いて台所に入って行ったのでした。

ウィーズリーおばさんは3人の息子たちには低い怒りのこもった声で「お前たちと来たらいったい何を考えているのやら」とか「こんなこと、絶対思ってもみなかったわ」などとブツブツ言う一方で・・・

ハリーの皿には8本も9本ものソーセージやら目玉焼きを3個も滑り込ませながら「あなたのことは責めていませんよ」と言ったのでした。何故なら「あの」しょうもない車を飛ばして助けに来て欲しいと・・・

ハリーが頼んだわけじゃないからとのことでした。

3-3.シリウス・ブラックの脱獄を受けて
3年生になったハリーが夏休みに入ってからおばさんを含めたウィーズリー一家一行と合流したのは夏休み最後の日の8月31日のことでした。おばさんはパーシーの胸に輝く真新しい金バッジを指差して・・・

「我が家の素晴らしいニュースを聞いたでしょう?」とそして「我が家の2人目の首席なのよ!」と晴れがましさに胸を張りながら言ったのでした。うれしくてしょうがなかったみたいですね。

しかし!その一方で大きな心配事もあったのでした。ハリーは夕食後に再び「漏れ鍋」のバーに下りて行った時にウィーズリー夫妻が自分のことで言い争いをしているのを聞いてしまったのでした。

アーサー氏が「ハリーに教えないなんてバカな話があるか!」と熱くなって言っているのに対して、おばさんは「本当のことを言ったらハリーは怖がるだけです!」と言って反対していたのでした。

おばさんは「ハリーがあんなことを引きずったまま学校に戻るほうがいいって本気でそうおっしゃるの?とんでもないわ!知らないほうがハリーは幸せなのよ」と夫のアーサー氏に言っていたのでした。

何と!この夏魔法使いの監獄アズカバンを脱走したシリウス・ブラックがハリーの命を狙っているというのです。しかしおばさんはダンブルドアがホグワーツの校長でいる限りハリーは絶対に安全だと・・・

ハリーがホグワーツでダンブルドアの庇護の下にいる限り、シリウス・ブラックがハリーを傷つけることなど決してできないとおばさんは繰り返しアーサー氏に言っていたのでした。それを聞いてハリーは・・・

魔法大臣コーネリウス・ファッジが「漏れ鍋」で自分の身柄を確保した時に措置が甘かったのは、自分が無事な姿を見てホッとしたからだったんだということが判ったのでした。さらに明日魔法省の車2台で・・・

わざわざ自分を含めたウィーズリー一家一行をキングズ・クロス駅まで運んで行くのは、汽車に乗るまで一家が自分の面倒を見られるようにと取れられた措置だったんだということを知ったのでした。

ところが!実は大臣もウィーズリー夫妻もハリーに『一番肝心なこと』は黙っていたのです。プラットホームでハリーを見送るウィーズリーおばさんの目が潤んでいたのはそのためだったのです。

そしておばさんが最後にハリーに言った言葉は・・・

「ハリー、無茶しないでね。いいこと?」

今日の最後に
ハリーは1才3ヵ月の時に両親がヴォルデモートに殺されて以降の「10年間」というものは、ダーズリー一家に虐げられて育てられて来たのでウィーズリーおばさんから受ける親切などが・・・

今まで全く経験していなかったことなので食事のこともそうですし、色々と世話を焼かれたり抱き締められたりすると戸惑うということが多々あったのですが・・・

それじゃあ経験を重ねることによって慣れて来たのか?と思いきや、また別のジレンマが生じて来たりもするんですよね。そのあたりのハリーの思いをこの1週間で紹介して行こうと思っています。
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