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こうしてベラトリックスが示した全ての疑問に完璧に答えナルシッサに「我輩に助けを求めておいででしたな?」と水を向けたスネイプだったのですが、最後の最後にナルシッサがスネイプに求めたこととは?ベラトリックスには「いつものように肝心な時にはするりと逃げる」と言われたのですが・・・(全3項目)

3-1.闇の帝王ことヴォルデモート卿との関係について
ベラトリックスが一連の疑問を示した後にスネイプは個別の質問に答える前にベラトリックスにこう切り返していますよね。

「君の質問のどれ1つを取ってみても闇の帝王が我輩に質問しなかったものがあると思うかね?それに対して満足のいく答えをしていなかったら我輩は今こうしてここに座り君と話をしていられると思うかね?」

さらにはこうも言っていますね。

「あの方が間違っていると思うのか?それとも我輩がうまく騙したとでも?不世出の開心術の達人である最も偉大なる魔法使い、闇の帝王に一杯食わせたとでも?」スネイプのこの2つの言葉を受けてベラトリックスは?

初めてぐらついた様子を見せて「あの方がお前を信じておられるのは知っている」と答えたのでした。ここで重要なことはハリーはもちろんのこと不死鳥の騎士団のメンバーであれば誰もが知っていることを・・・

ベラトリックスさらにはヴォルデモートを含めた闇の陣営の側の人間は「セブルス・スネイプは極めて優秀な閉心術士である」という事実を知らないということなんですよね。それは何故か?と云えば・・・

闇の陣営にはスネイプが「極めて優秀な閉心術士だ」ということを見破るほどの開心術に長けた人物がいないということなんですよね。だから誰もセブルス・スネイプの嘘を見抜くことができないというわけなんですよね。

3-2.アルバス・ダンブルドア殺害計画について
「まだまだ攻め足りない!」と思いつつも二の句が告げないでいたベラトリックスが初めて満足げな表情を浮かべたのはスネイプの「あの方が禁じたのなら話してはなりませんな。闇の帝王の言葉は法律ですぞ」の一言でした。

ナルシッサは冷水を浴びせられたかのように息を呑みましたが、ベラトリックスは勝ち誇ったように「スネイプでさえそう言っているのだから黙っていなさい」と妹に言ったのでした。ところがスネイプの次の一言で・・・

ベラトリックスの顔は再び不機嫌な表情に戻っていたのでした。スネイプが「その」ナルシッサが他言を禁じられたという闇の帝王の計画を知っていると告げたからでした。確かに「この件」については本当だったみたいですね。

ベラトリックスとナルシッサがこうしてスネイプを訪ねて来る以前にスネイプとダンブルドアは既に「この」ドラコ・マルフォイによるアルバス・ダンブルドア殺害計画を話し合って結論を出していたのです。

ダンブルドアがゴーントの家に隠されていたヴォルデモートの分霊箱を破壊したのと引き換えに、スネイプに「余命1年」と告げられた夜にスネイプとダンブルドアは「この件」について話し合っていたのでした。

最初に口火を切ったのは他ならぬ殺されるダンブルドア自身でした。ヴォルデモート卿が哀れなマルフォイ少年を使って自分を殺させようとしていると言及した後に意見と見解を求められたスネイプはダンブルドアに・・・

闇の帝王はドラコが成功するとは期待していない。これは先刻の父ルシウスが予言を手に入れることができなかったことへの懲罰に過ぎないのだとダンブルドアに報告したのでした。ドラコの両親は息子が失敗をして・・・

その代償を払うのを見てじわじわと苦しむ。つまりドラコはダンブルドアと同様に確実な死の宣告を受けていたというわけなんですよね。そしてドラコが失敗した後に「その」仕事を引き継ぐのはスネイプというわけです。

そこでドラコをヴォルデモート卿の怒りから救うための唯一の方法としてダンブルドアがセブルス・スネイプに示した条件とは?

「あの子に、ご自分を殺させるおつもりですか?」
「いや、いや。君がわしを殺さねばならぬ」

3-3.破れぬ誓い
「可能性だが・・・我輩がドラコを手助けできるかもしれん」

スネイプの言葉の揚げ足を取るようにベラトリックスが「こいつは確かにやってみるだろうよ。いつもの虚しい言葉だ。行動を起こす時になると上手くすり抜ける。もちろん闇の帝王の命令だろうともさ!」と言うと・・・

スネイプは涙に濡れたナルシッサの目をじっと見据えて・・・

「いかにも。ナルシッサ、破れぬ誓いを結ぼう」

「姉君が結び手になることにご同意くださるだろう」

驚きのあまり口をあんぐりと開けて唖然としているベラトリックスにスネイプは「杖が必要だ」と冷たく言ったのでした。そして結び手になるためには「もっとそばに来る必要がある」とも言ったのでした。

しかし!この時点で既に結論は出されていたのです。ドラコは闇の帝王に命じられた任務をやり遂げることはできず、最後の最後にダンブルドアを殺すのはセブルス・スネイプだということをスネイプ自身が判っていたのです。

そしてまだ驚愕の眼差しのままのベラトリックスが杖を取り出し前に進み出て2人の頭上に立って結ばれた手の上に杖の先を置いたのでした。そしてナルシッサが誓いの言葉を発したのでした。

「セブルス、あなたは闇の帝王の望みを叶えようとする私の息子ドラコを見守ってくださいますか?」
「そうしよう」

「そしてあなたは息子に危害が及ばぬよう力の限り護ってくださいますか?」
「そうしよう」

「そして、もし必要になればドラコが失敗しそうな場合は闇の帝王がドラコに遂行を命じた行為をあなたが実行してくださいますか?」
「・・・・・」
「そうしよう」

最後の誓いの言葉の時、一瞬の沈黙が流れスネイプの手がナルシッサの手の中でピクリと動きましたがスネイプは手を引っ込めたりはしなかったのでした。こうしてセブルス・スネイプとナルシッサ・マルフォイの間で・・・

「破れぬ誓い」は結ばれたのでした。

最後に
ヴォルデモートが「賢者の石」を奪おうとした時には邪魔をして復活した時には即座に参上せず予言を手に入れようとした時にも現れなかったということでダンブルドアが最後の最後にスネイプに自分を殺させたのは・・・

やはりここで1つスネイプに具体的な手柄を立てさせないとという配慮もあったからなんでしょうね。それはスネイプには自分の死後にもまだまだやってもらわなくてはならないことが沢山あったからというわけなんですよね。

それにはヴォルデモート卿の確固たる信頼を勝ち得ることが不可欠だったというわけです。
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