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ヴォルデモートが魔法省を支配すると「我が世の春が来た!」とばかりにマグル生まれの人たちを虐めるのに余念のなかったアンブリッジだったのですが、ハリーがそのヴォルデモートを倒して「今度こそはアンブリッジも一緒に失脚したのか?」と思ったら・・・(全3項目)

3-1.アルバス・ダンブルドアとの関係、その1
「我々は自らに問うてみんといかんじゃろう。魔法省内の誰かが何故2人の吸魂鬼に8月2日にあの路地に行けと命じたのか」ダンブルドアのこの一言でファッジの右手の魔女が身を乗り出しハリーは初めて顔を見たのでした。

おそらくアンブリッジはダンブルドアの「この一言」で魔法省内の誰かが未承認で吸魂鬼をリトルウィジングに派遣しハリーを襲わせたということをダンブルドアが見抜いているということに気づいたんでしょうね。

だから打ち消しに出て来たというわけです。そのためアンブリッジはダンブルドアに対して「魔法省内の誰かが命令してハリーを襲わせたなどということはない」と言って来たというわけなんですよね。それに対して・・・

ダンブルドアは吸魂鬼が魔法省からしか命令を受けていないということが確かでハリーの言う通り吸魂鬼が2人を襲ったことが事実だということになれば魔法省の誰かが襲うように命令したということになると言ったのでした。

しかしダンブルドアは2人を襲った吸魂鬼が魔法省が制御できない者であった可能性もあると言ってアンブリッジをかばいつつ「この件」については魔法省が必ず徹底的な調査をするであろうと言ったのでした。しかし・・・

当然吸魂鬼を未承認で派遣したアンブリッジにしてみれば徹底的な調査などされては困るというわけなんですよね。そのためアンブリッジはダンブルドアをぐっと見据えるばかりで再び黙り込んでしまったというわけです。

ダンブルドアがハリーを懲戒尋問という形で法廷に引っ張り出したのはもちろん事前にハリーとアンブリッジを対面させるためだったというわけなんですよね。さらにアンブリッジに対してはホグワーツ魔法魔術学校に・・・

乗り込んで来る動機作りをさせるためだったというわけなんですよね。こうしてダンブルドアの巻いた疑似餌に引っ掛かったアンブリッジはハリーを退学にするためにとホグワーツに乗り込んで来たというわけです。

3-2.アルバス・ダンブルドアとの関係、その2
こうしてダンブルドアの挑発に乗ってアンブリッジは「闇の魔術に対する防衛術」の教師としてホグワーツに乗り込んで来ました。当然先生を見つけられなかったなどというのは真っ赤な嘘だったというわけです。

ホグワーツに乗り込んで来たアンブリッジは早速ハリーを退学にするために動き出したのでした。ハリーに対して罰則を科したりクィディッチを永久禁止処分にしたりとハリーを陥れる機会は逃しませんでした。

最大のチャンスはハリーが違法な学生組織を結成しているらしいという情報を入手した時でした。ダンブルドア軍団のメンバーの1人のレイブンクローのマリエッタ・エッジコムがアンブリッジの元に駆け込んだのです。

アンブリッジはハリーを連れて校長室に入ると駆け付けていた魔法大臣コーネリウス・ファッジに「この子はグリフィンドール塔に戻る途中でした」と報告したのでした。アンブリッジの口調には喜びが溢れていたのでした。

ハリーを退学にできるチャンスを掴んだということでアンブリッジの声にはいやらしい興奮や残忍な悦びを聞き取ることができたのでした。しかし!ハリーを退学にする機会を得たアンブリッジの前に再び立ち塞がったのは?

アンブリッジがホグズミード村のパブ「ホッグズ・ヘッド」でハリーが違法な組織に加盟するよう生徒たちを説得していたと言うのに対してダンブルドアは返す言葉でアンブリッジの主張は間違っていると指摘したのでした。

何故なら学生の組織を禁じた魔法省令はハリーがホグズミードで会合した「2日後」から発効しているからだと。したがってハリーはホッグズ・ヘッドでは何らの規則も破っていないと言ったのでした。そしてさらに・・・

確かにハリーが最初にホッグズ・ヘッドで開いた会合は違法ではなかった。しかしこの教育令が発効されてから約6ヵ月が経っている。したがって「それ以降の会合は全て違法」だとアンブリッジが指摘すると・・・

今度はダンブルドアは「教育令の発効後に会合が続いていたという証拠を持っているのか?」と言って来たのでした。そして驚くべきことに通報者のマリエッタ・エッジコムはアンブリッジの問いかけに対して・・・

「この6ヵ月会合が続いていたの?」というアンブリッジの必死の呼びかけに対してマリエッタ・エッジコムは首を横に振るばかりでアンブリッジの望む答えを示してくれなかったのでした。代わりに明らかになったのが・・・

ダンブルドアが魔法大臣コーネリウス・ファッジを陥れるために学生組織を発足させ今夜がその第1回会合だったと告白したのです。ダンブルドアは逃亡しアンブリッジはダンブルドアに代わってホグワーツの校長に・・・

就任しましたが学期末にヴォルデモート卿が復活していたことが明らかになるとアンブリッジは「闇の魔術に対する防衛術」の教師にホグワーツ高等尋問官並びにホグワーツ魔法魔術学校校長の3つの職位を一気に失って・・・

すごすごとホグワーツを去って行ったのでした。

3-3.ヴォルデモートが魔法省を乗っ取ると・・・
そんなわけでハリーは5年生の時に懲戒尋問に出廷して魔法省の地下法廷に入ることとなったのですが、その経験がヴォルデモートの分霊箱を手に入れるのに役に立つことになるという意外な結果に繋がったのです。

マンダンガス・フレッチャーがグリモールド・プレイス12番地から持ち去っていった盗品の中にヴォルデモートの分霊箱のスリザリンの金のロケットが含まれていることが判りハリーはクリーチャーに依頼して・・・

クリーチャーが連れて来たマンダンガスを問い詰めたところ何とその盗人のマンダンガスからロケットを掠め取って行ったのがアンブリッジだと判明したのでした。そのためハリーたち3人はロケットを取り戻すために・・・

約1ヵ月の準備期間をかけて情報を収集し魔法省に潜入したというわけなんですよね。5年生の時に出入りする経験がなければハリーに魔法省に侵入して分霊箱を奪い返すという発想は生まれなかったと私は思いますね。

ところが魔法省に入ってからは思ってもみなかった展開が次々とハリーたちを襲い3人全員が別行動という想定外の事態に陥ってしまったのでした。アンブリッジの部屋を探した後ハリーはエレベーターで地下法廷に・・・

そして何とかアンブリッジとハーマイオニーの背後に回り込んだのでした。ハリーはアンブリッジが次に尋問するカターモール夫人に声を張り上げて呼びかける機会をとらえてハーマイオニーに話しかけたのでした。

「僕、君の後ろにいるよ」

ハリーが心配していた通りハーマイオニーは飛び上がり尋問の記録に使うはずのインク瓶を引っくり返すところでした。しかしアンブリッジもヤックスリーもカターモール夫人に気を取られていたので気づきませんでした。

そしてこの後アンブリッジはカターモール夫人に信じがたい耳を疑うような質問をしたのです。近くて聞いていたハリーは小さな笑い声を上げて喜ぶアンブリッジを見て殴りつけたくなったのでした。その質問とは?

「この杖を魔女又は魔法使いの誰から奪ったのか教えてくれますか?」

カターモール夫人は「誰からも奪ってなどいない」と11才の時に買ったのだと当時のことを正直にありのままに答えただけなのにアンブリッジはカターモール夫人の両親の職業が「青物商」だという理由で・・・

「杖は魔女と魔法使いしか選びません」だからあなたは魔女ではないとカターモール夫人に言い放ったのでした。マグルが杖だけ持っても魔法をかけることなどできないことは判り切っているというのにです。

どういう頭脳構造をしていると「こういった発想」が生まれるんでしょうね?ただただ呆れ返るばかりです。ハリーはカターモール夫人に「事情はその目で見た通り」ここでは公正に聞いてなどもらえないと言って・・・

家に帰って急いで子供を連れて場合によっては海外に逃げろと言ったのでした。こうしてハリーはマグル生まれの人たちを助けると同時にヴォルデモートの分霊箱を奪い返すことに成功したというわけです。

最後に
何でも伝え聞いた話によるとドローレス・アンブリッジは今でも魔法省で元気に仕事をしているんだそうです。確かに「穢れた血」なので死喰い人に加わりたくても加わることができなかったため・・・

当然ホグワーツの防衛隊に加わるはずもないのでホグワーツの戦いにも参加せず戦いが終わった後におそらく行われた死喰い人狩りでも逮捕の対象者にもならなかったためにアズカバンに行くこともなく・・・

そんなわけで今でもしぶとくしたたかに生きているというわけなんですよね。
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