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ホグワーツ在学期間中のロンは「そこまで言うかい?」というほどのえげつないジョークばかりを言っていたのですが「19年」の歳月が経って自分というものを理解し己を知るようになるとロンの口から発せられる冗談もそれを反映させる内容に変化していったのでした。(全3項目)

3-1.ビルとフラーの結婚式前夜
ハリー17才の誕生日にして翌日にはビルとフラーの結婚式が控えているという日の夜にハリー、ロン、ハーマイオニーの3人はアルバス・ダンブルドアからの遺贈品を持ってロンの屋根裏部屋に集まったのでした。

ハーマイオニーに「灯消しライター」を使ってみせてと言われるとロンは即座に要求を聞き入れライターを高く掲げて「カチッ」と鳴らしたのでした。1つしかない屋根裏部屋のランプが消えて部屋は真っ暗になったのでした。

ハーマイオニーは「要するに同じことがペルー産インスタント煙幕でもできただろうってことね」と指摘しましたが、再びライターを「カチッ」と鳴らしてランプの灯りを元に戻したロンはこう言ったのでした。

「それでもこいつはかっこいい」さらにロンは「さっきの話じゃダンブルドア自身が発明した物だぜ!」とも言ったのでした。しかしそんなロンに対してハーマイオニーはこうも言ったのでした。つまりは・・・

ダンブルドアが遺言でロンに「灯消しライター」を譲ったのは単に灯りを消すのを手伝うためじゃないと言うのです。ハーマイオニーは当然「何か他に思惑や目的があるに違いない!」と考えているようでした。

しかし残念ながらロンの「灯消しライター」にしてもハーマイオニーの「吟遊詩人ビードルの物語」の蔵書にしてもハリーが初めてのクィディッチ試合で獲得したスニッチにしても3人がいくら考えても・・・

「ダンブルドアが何故3人にこれらの物品を遺したのか?」の結論や答えは出なかったのでした。結局3人の密談は次男のチャーリーが部屋を抜け出す音がした所で打ち切りとなりロンの冗談で締めくくられたのでした。

「いずれにしても私たちも寝なくちゃ。明日は寝坊したら困るでしょ」と言ってハーマイオニーが部屋を出て行くのを待ってロンが「灯消しライター」をもう一度鳴らす時に言ったのは「こんな冗談」でした。

「花婿の母親による残忍な3人連続殺人じゃあ結婚式にちょいとケチがつくかもしれないしな。僕が灯りを消すよ」

3-2.「貝殻の家」に・・・
「何故ダンブルドアは遺言でロンに灯消しライターを譲ったのか?」

それは一旦ハリーとハーマイオニーの元を離れたロンを2人のいる場所に導くためだったというわけなんですよね。こうして奇跡の再会を果たしたハリーにハーマイオニーとロンの3人だったのですが残念ながら・・・

ハリーは再会した直後に命を助けてもらったので即座に仲直りすることができたのですが、ハーマイオニーの怒りは一夜明ければ解消というわけにはいかなかったのでロンはハーマイオニーの信用を取り戻そうと・・・

躍起になってハーマイオニーの命令には絶対服従さらにはハーマイオニーの提案は100%賛成ということになったのでした。そういった最中にハーマイオニーが突然ハリーに言って来たこととは何なのか?というと・・・

「ゼノフィリウス・ラブグッドに会いに行きたいの」

ハリーは「ゴドリックの谷の二の舞はもうごめんだ」と言って強く反対したのですが多数決の結果「ゼノフィリスウ氏に会いに行こう」ということになったのでした。ロンがハーマイオニーの提案に賛成したのは・・・

三角のルーン文字つまり後に判る「死の秘宝」の印の意味を知りたいのとは無関係で単にハーマイオニーのご機嫌を取りたいだけなんだということが見え見えだったので苛立ちを隠せなかったハリーだったのですが・・・

そんなハリーにロンは「恋愛と戦争では全てが許される」とさらに「今はクリスマス休暇でルーナが家にいるから元気を出せ」と言ったのでした。こうして3人は翌日ラブグッド家の住居に向かったのでした。

「こんなに近くまで来て家に帰らないのは変な感じだな」と言うロンにハーマイオニーは「ついこの間までいたくせに」と腹立ち紛れに言うとロンは「隠れ穴なんかにいやしないよ」と反論したのでした。

それなら「どこにいたの?」と問うハーマイオニーにロンは「ビルとフラーの新居の貝殻の家にいた」と言うのです。ビルは今まで「どんな時も」ロンのことをきちんと扱ってくれたのだそうです。だから・・・

ビルは自分のしたことを聞いて感心はしなかったもののぐだぐだとは言わなかったんだそうです。それはロンが本当に心底後悔しているんだということを理解してくれたからなんだそうです。

もし「隠れ穴」に帰ったりすれば「こんな感じだっただろう」とロンはハリーとハーマイオニーに皮肉混じりに冗談も交えて説明したのでした。もし自分が「隠れ穴」に帰ったりしていたらこう言われていただろう。

「家に戻って僕は君たちを見捨てて帰って来ました。なんて言えるか?それこそフレッドやジョージは大喜びしただろうさ。それにジニーなんか心底理解してくれたろうな」「隠れ穴」に帰ったりなどすれば・・・

「どんな歓迎を受けるか分らない」というわけなんですよね。

3-3.ハリーには誰も敵わない
ホグワーツの戦いが終わって「19年」の歳月が経ちハリーはジニーと結婚してロンはハーマイオニーと結婚していました。その日はハリーの次男アルバスがホグワーツに入学する9月1日のことでした。

「みんなはどこなの?」と心配そうに訊くアルバスにジニーは「ちゃんと見つけるから大丈夫よ」となだめるように言ったのでした。そしてようやくロンとハーマイオニーにその子供たちを見つけると・・・

アルバスは見知った顔を見つけて心からホッとしたような声でロンとその一家に「やあ」と話しかけたのでした。ロンは今年ホグワーツに入学するローズに「プレッシャーをかけるわけじゃないけど」と言いつつ・・・

「グリフィンドールに入らなかったら勘当するぞ」と言っていたのでした。ハリー・ジニー夫妻の長女リリーとロン・ハーマイオニー夫妻の子供でローズの弟のヒューゴは晴れてホグワーツに行く日が来たら・・・

自分たちは「どの寮に組分けされるのか?」をさかんに話し合っていたのでした。やがて列車の扉が閉まりホグワーツ特急が発車する時刻が近づいて来ることを示した「その時」でした。多くの人々が・・・

自分の子供を見送る親も列車に乗り込んでいる生徒たちも随分沢山の顔がハリーのほうを振り向くように見えたのでした。ローズと一緒に窓から身を乗り出していたアルバスが他の生徒たちを見ながら訊いたのでした。

「どうしてみんな、じろじろ見ているの?」

そんなアルバスにロンが「君が気にすることはない」と言ったのでした。実際には多くの人々が振り返って見ているのは当然ハリーなんですがロンは「その理由」をアルバスにこう説明したのでした。

「僕のせいなんだよ。僕はとても有名なんだ」

アルバスもそしてローズ、ヒューゴ、リリーもロンの言う冗談を聞いて皆笑ったのでした。

最後に
グロスター州のディーンの森でロンが「灯消しライター」にダンブルドアが新たに加えた機能でハリーとの再会を果たした時に破壊しようとした分霊箱の中のヴォルデモートの魂の欠けらがこう言っているんですよね。

「母親の愛情がいつも一番少なかった。母親は娘が欲しかったのだ。今も愛されていない。あの娘はお前の友人のほうを好んだ。お前はいつも二番目だ。永遠に誰かの陰だ」

さらにはこうも言っているんですよね。

「あなたなんかに誰も目もくれないわ。ハリー・ポッターと並んだら誰があなたに注目するというの?選ばれし者に比べたらあなたは何をしたというの?生き残った男の子に比べたらあなたはいったい何なの?」

実際には「母親の愛情が一番少なかった」というのはロンの思い込みでウィーズリーおばさんは7人の子供たちに平等に愛情を注いでいたと私は思うんですけどね。どちらにしろヴォルデモートの魂の欠けらは・・・

ロンが「一番はっきり言って欲しくないこと」を明言したというわけなんですよね。19年後のロンが「自分は一生誰かの陰で常に二番目の男なんだ」という達観した人生観を持つに至ったのは「この時」言われた・・・

これらの言葉が原点になっていると私は思いますね。
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