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8月の最後に第1巻から第3巻の先生を分析・紹介しましたが、本日より後半の第4巻から第6巻の先生を取り上げることにします。今回は第4巻の先生です。(巻名なしのページ数は炎のコブレット)

炎のコブレットの先生は「マッド・アイ・ムーディ」でした。
何だか気の毒な人だった・・・といった感じですよね?!

昔は相当優秀な闇祓いでチャーリーによるとアズカバンの独房の半分はムーディのお陰で埋まったんだそうです。(上巻251ページ)

引退して静かな隠遁生活を送っていましたが一年限りという約束でホグワーツの教壇に立つことになりました。(上巻329ページ)

でも・・・これからホグワーツに出発するという時になってワームテールとクラウチ・ジュニアによって囚われの身となってしまい自分自身の7つの鍵穴があるトランクに9ヵ月閉じ込められていました。(下巻494ページ)

ところで一方は元闇祓いで死喰い人を捕らえる側の人間で、もう一方はまさに捕らえられる側の人間ということで、つまり本来捕らえられる側の人間(クラウチ・ジュニア)が捕らえる側の人間(ムーディ)の身柄を拘束するという逆の図式になっていたわけですが、この2人には1つだけ『共通点』がありますよね?!

それは「野放しの死喰い人たちを激しく憎んでいたこと」

ローリングさんも「その辺」をうまく利用して描いています。

例えば上巻317~321ページでは闇の陣営からいち早く戻って来てアズカバンにも入らず闇の帝王を探しもしないで「ぬくぬくと生きている」奴(ルシウス・マルフォイ)の子息(ドラコ)をケナガイタチに変身させて痛めつけたり・・・

またルシウス・マルフォイやセブルス・スネイプのことを「おまえの親父殿を昔から知っているぞ」「やつも古い知り合いだ」「懐かしのスネイプ殿」などと言わせてみたり・・・

上巻400ページでも仲間の死喰い人の名前を沢山暴露することと引き換えに自由の身となり今はダームストラングの校長になっているイゴール・カルカロフを激しい嫌悪感に満ちた表情で見つめさせたり・・・

はたして「こういったシーン」でクチウチ・ジュニアはムーディのフリをしての行動・表情だったのか?それとも思わず今自分がポリジュース薬でムーディに変身しているのを忘れてしまった上でのことだったのか?どっちだったのかを分からないようにローリングさんは描いています。

どうしてマッド・アイ・ムーディを雇ったのか?!
実際に教壇に立って生徒たちに教えていたのはクラウチ・ジュニアで本物のムーディはハリーたちに教える機会が無かったという結果になってしまったわけですが、当然ダンブルドアに正体がバレてしまったらハリーを闇の帝王の元に送り届けるという計画を実行することが出来なくなってしまいますから、最終的には同じことになったということになりますよね。

(ニセモノだったけど)ムーディの指導でハリーは『服従の呪文』を打ち破ることが出来るようになりましたし、三校対抗試合の第一の課題を通じてヴォルデモートの元から逃れるための『呼び寄せ呪文』を習得することも出来ましたし、第三の課題を通じて死喰い人たちと戦うための数々の呪いや呪文を覚えることも出来ましたし、こうして振り返ってみると・・・ちゃーんと先々のことを考えた人選だったということが分かりますよね!(つづく)
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