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シリウスのお陰で「秘密の抜け穴を通って」という脱法行為を行わずとも堂々とホグズミード村に行けるようになったハリーだったのですが、それだからといって順風満帆というわけにはいかなかったようです。また新たなトラブルの火種を作る結果となってしまったのでした。唯一順調に事が運んだのは?(全3項目)

3-1.再びパブ「三本の箒」にて
そんなわけでハリーはもはや「透明マント」に隠れなくとも堂々とホグズミード村に行けるようになったのですが、何の因果か巡り合わせか?4年生の最初に行く時にもマントを着て行くハメに陥ってしまったんですよね。

というのもご存知のように4年生の時ハリーは三大魔法学校対抗試合の「4人目の代表選手」に選ばれてしまい、その結果自分の寮(グリフィンドール)以外の生徒全部を敵に回して四面楚歌状態になってしまっていたからでした。

当時のハリーはロンとも仲違いしていたのでパブ「三本の箒」でハーマイオニーは「ここにたった1人で座っているなんて私凄く間抜けに見えるわ」とボヤいていたのでした。そんな2人が次にホグズミード村に来たのは・・・

「第1の課題」も終わったクリスマス休暇明けの日のことでした。この時にはハリーはロンとも仲直りしていたのでマントは被っていなかったのですが、その代償として会いたくもない人と対面するハメになったのでした。

ルード・バグマンの次に「三本の箒」に入って来て愛想笑いを浮かべながら「一緒に飲まない?」などと言って来たのは日刊予言者新聞の記者のリータ・スキーターでした。嘘八百のでたらめな記事を散々書いておいて・・・

「読者には真実を知る権利があるのよ」などと言うスキーターにハーマイオニーの怒りが爆発したのでした。ハーマイオニーはスキーターに「あなたって最低の女よ」と言った後ロンとハリーを引き連れてパブを出た後は・・・

その足で脱兎のごとく走ってハグリッドの小屋に行き玄関の扉をガンガン叩きながら「リータみたいな腐った女にやられてちゃダメ!」と訴えたのでした。ハーマイオニーの必死の訴えの結果ハグリッドは休み明けの・・・

月曜日から教職に復帰することになったのでした。

3-2.久々にシリウスと・・・
「第2の課題」まで「あと2日」と迫った月曜の朝にシリウスから手紙が届きましたが、それは今までシリウスがくれた手紙の中で一番短い手紙でした。ハリーは「他に何かないか?」と引っくり返しましたがやはり白紙でした。

「返信ふくろう便で次のホグズミード行きの日を知らせよ」

来週の週末だとホグズミード行きの日を知らせる手紙に対してシリウスの返事の手紙が届いたのは「第2の課題」終了後の金曜日のことでした。シリウスの手紙は前の手紙に次いで短い文面でこう綴られていたのでした。

「ホグズミードから出る道に柵が立っている。(ダービシュ・アンド・バングズ店を過ぎた所だ)土曜日の午後2時にそこにいること。食べ物を持てるだけ持って来てくれ」そこで3人は昼食のテーブルから食料を調達して・・・

初めてシリウスの隠れ家に行ったのでした。ホグズミードからあまり沢山の食べ物を盗むと注意を引くことになるのでネズミばかりを食べていたのだそうです。久々の対面ということでシリウスは笑顔を見せていましたが・・・

ハリーは昨年の11月に学校の暖炉で会った時より痩せているシリウスを見て笑いを返したものの、心から笑う気持ちにはなれなかったのでした。「どうしてこんな所にいるの?」と問うハリーにシリウスはこう答えたのでした。

「名付け親としての役目を果たしている」

さらにシリウスは愛すべき野良犬のふりをしているから自分のことは心配しなくていいとも言ったのでした。ハリーが去年の夏にくれた手紙や新聞の記事を読めば「最近ますますきな臭くなっている」というのです。

「捕まったらどうするの?姿を見られたら?」とあくまでもシリウスのことを心配するハリーにシリウスは「ここで自分が動物もどきだということを知っているのは君たち3人とダンブルドアだけだ」だから自分のことは・・・

心配する必要はないと。そしてシリウスは最後に3人特にハリーに「自分に会うために学校を抜け出すなんてことは決してしないで欲しい」と言ったのでした。何か伝えたいことがあればここにメモを送って欲しいと・・・

そしてハリーたち3人と再び犬の姿になったシリウスは合流した村のはずれで別れたのでした。ハリーが村に来て何のトラブルもなく事を終えることが出来たのは「この時」一度きりだったというわけなんですよね。

3-3.ホッグズ・ヘッドにて
そしてハリーたちが5年生になって最初のホグズミード行きの日には「闇の魔術防衛グループ」後のダンブルドア軍団の第1回会合が村の「三本の箒」ではなく、もう1つのパブ「ホッグズ・ヘッド」で行われたのでした。

村の敷地のすぐ外に差しかかった所でハリーがハーマイオニーに「三本の箒」に行くのか?と訊くとハーマイオニーは「あそこはいつも人が一杯で騒がしいし盗み聞きされるかもしれないから」との理由で今日はみんなに・・・

ホッグズ・ヘッドに集まるように言ったんだそうです。あそこなら表通りには面していないし胡散臭いから生徒はあの店には行かないから盗み聞きされることもないだろうと言うのです。こうしてハリーが初めて行った・・・

ホッグズ・ヘッドはドアの上に張り出した錆びついた腕木にはイノシシの首が周囲の白布を血に染めた絵が描かれていて3人が近づくと看板が風に吹かれてキーキーと音を立てたのでした。あまり繁盛していない様子で・・・

3人ともドアの手前で入ることをためらったのでした。意を決してハリーが最初に入るとそこは「三本の箒」とは全く違っていたのでした。小さくてみすぼらしく相当汚い部屋でヤギのようなきつい臭いがしたのでした。

出窓はべっとり煤けて陽の光がほとんど射し込まず、ざらざらした木のテーブルで小さな蝋燭が部屋を照らしていたのでした。床は一見すると土を踏み固めた土間のように見えましたが実は何世紀も積もり積もった埃が・・・

石床を覆っていることが判ったのでした。ハリーは1年生の時ハグリッドがここでフードを被った見知らぬよそ者からドラゴンの卵を譲り受けた話を思い出して当時は「何故そんな人物を怪しまなかったのか?」と・・・

不思議に思っていたのですが、実際に入ってみるとホッグズ・ヘッドでは顔を隠すのが流行りなのだということが判ったのでした。包帯でぐるぐる巻きの男やらフードを被った2人組やら顔を隠している人だらけだったのです。

店のバーテンが裏の部屋から出て3人にじわりと近づいて来て「注文は?」と唸るように訊いて来たのでした。長い白髪に顎ひげをぼうぼうと伸ばした不機嫌な顔の爺さんでした。痩せて背が高くハリーはその人を見て・・・

何となく見覚えがあるような気がしたのでした。ハーマイオニーがバタービールを3本注文するとそのバーテンは埃を被った汚らしい瓶を3本引っ張り出してカウンターにドンと置いて「6シックルだ」と言ったのでした。

ハリーが銀貨を渡すとバーテンはハリーを眺め回した後ほんの一瞬ですが額の傷に目を止めたのでした。それから目を背けハリーの銀貨を古臭い木製のレジの上に置いたのでした。木箱の引き出しが自動的に開いて・・・

銀貨を受け入れたのでした。休み明けの月曜日に起きたことを考えればハリーは当時「この店に来ることは2度とないだろう」と思っていたのでしょうが意外なことに3人は「この店」に再び来ることになったのです。

今日の最後に
ハリーたちが初めてホッグス・ヘッドに入った時の「ヤギのようなきつい臭いがした」というのが実はローリングさんが出した「この店の主人はアバーフォース・ダンブルドアなのよ」というヒントになっているんですよね。

それは前項のダンブルドアがハグリッドに「魔法生物飼育学」の教職に復帰するよう説得している時に「わしの兄弟のアバーフォースはヤギに不適切な呪文をかけた咎で起訴された」が第1のヒントになっているというわけです。
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