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こうしてハリーとグリップフックの間で取引が成立して4人はグリンゴッツのレストレンジ家の金庫に侵入するための計画作りを始めたのですが「貝殻の家」にグリップフックを残したことで次から次へと問題が起こることになってしまったのでした。さらにビルからの助言を聞いてハリーは新たな不安を抱えることに・・・(全3項目)

3-1.「貝殻の家」の他の人々は?
ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人が食事の時にしか姿を現わさなくなったので「貝殻の家」の他の住人も「何事かが起こっているらしい」ということに気づかないわけはありませんでしたが誰も何も聞かなかったのでした。

しかしハリーは食事のテーブルで考え深げな目で心配そうに自分たちを見ているビルの視線を頻繁に感じていたのでした。今にして思えば私はビルは4人の協議の内容を「伸び耳」で聞いていたんじゃないかな?と思いますね。

グリップフックは脚が治ってからも体が弱っているオリバンダー翁と同様に自分の部屋に食事を運ぶ待遇を要求し続けていましたが、フラーの怒りが爆発したためビルが「特別扱いは続けられない」と言い渡したため・・・

それ以降は混みあったテーブルに着くことをいやいや承知しましたが、同じ食べ物は拒み代わりに生肉の塊や根菜類さらには茸類を要求したのでした。そのため「貝殻の家」の主婦であるフラーの所に負担がかかることに・・・

「ごめんね。僕、君にこんな大変な思いをさせるつもりはなかったんだけど」

しかしハリーが夕食の支度を手伝いながら謝ると少しイライラしていたフラーの表情が和らいだのでした。それはフラーは三大魔法学校対抗試合の「第2の課題」の時に妹の命を助けてもらったことを忘れていないと言うのです。

厳密に云うとそれは事実ではありませんでした。けれどもハリーはカブリエールの命が本当は危なかったわけではないということはフラーには伏せておこうと思ったのでした。幸いその日の夜にはオリバンダー翁が・・・

ミュリエルの家に移動するため食事を運ぶ人がいなくなるので少しは楽になるとのことでした。しかしハリーが「自分たちもまもなくこの家を出て行くことになる」と言うとフラーは「それはどういう意味ですか?」と・・・

フラーは眉根を寄せてハリーに「あなたはここから出てはいけません」ここにいればハリーは安全だからと言ったのですが、そんなフラーの様子を見てハリーは「ウィーズリーおばさんに似ている」と思ったのでした。

3-2.ルーピンの吉報とビルの助言
ビルがオリバンダー翁をミュリエルの家に送り届けた日「貝殻の家」には強い風が吹きつけていたのでした。そして「その訪問者」はビルが帰宅した直後にやって来たのでした。正面玄関で「バーン!」と音がすると・・・

全員に緊張が走り一斉に音のほうを見たのでした。フラーが怯えた顔でキッチンから駆け込んで来てビルは勢いよく立ち上がると杖をドアに向けたのでした。ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人も同じことをしたのでした。

「誰だ?」とビルが叫ぶと・・・

「私だ、リーマス・ジョン・ルーピンだ!」

「私は狼人間でニンファドーラ・トンクスと結婚した。君は貝殻の家の秘密の守人で私にここの住所を教え緊急の時には来るようにと告げた!」家にいた全員が「何事が起こったの?」と心配する中ルーピンが来た理由は?

来たのがルーピンと知るやビルは玄関に駆け寄って急いで扉を開けたのでした。ルーピンの髪の毛は外の強風に煽られて乱れ顔は真っ青でビルが扉を開けると敷居に倒れ込んだのでした。そして立ち上がると大声で・・・

「男の子だ!ドーラの父親の名前を取ってテッドと名付けたんだ!」

テーブル中が喜びに湧き安堵の吐息を漏らしたのでした。ルーピンが持って来たのは悪い知らせではなく吉報だったのです。新しい命の誕生の報せはみんなを夢中にさせ心を躍らせたのでした。そしてルーピンが帰った後・・・

ビルとハリー以外の人たちは引き続き居間兼食堂でテッド・リーマス・ルーピンの誕生を祝っていたので、ビルはキッチンで「2人だけになったこの機会にハリーに言っておきたいことがある」と言い出したのです。それは?

ビルはグリップフックと何か取り引きをしたなら、特にそれが宝に関する事なら特別に用心する必要があると言うのです。相手は種類が違う生き物だから所有や代償や報酬に関する考え方は自分たちとは同じではないと・・・

「どういう意味ですか?」と訊ねるハリーにビルは魔法使いと小鬼の間の取引には何世紀にも渡ってゴタゴタがつき物だった。それは両方に非があって「どちらか一方だけが悪い」とは言い切れないのだそうです。そして・・・

グリンゴッツの小鬼には特に「金貨や宝に関しては魔法使いは信用できない」という不信感が顕著なのだそうです。つまり魔法使いは小鬼の所有権を尊重しないという考えが強いのだそうです。それは何故か?と云えば・・・

魔法使いと小鬼では宝の所有権に関する基本的な考え方が全く違うとのことでした。小鬼の考えは「どんな品でも正当な真の持ち主はそれを作った者であり買った者ではない」というものなのだそうです。そこでハリーが・・・

「でも、それを買えば?」と訊くとビルは「その場合は金を払った者に貸したと考えるだろう」と言うのです。したがって金を払った者が死んだら「その品は作った者に返すべき」と小鬼たちは考えているのだそうです。

そのためグリップフックはグリフィンドールの剣はゴドリック・グリフィンドールが死んだ時点で製作者のラグヌック一世に返すべきだった。今魔法使いの手元にあるのはおかしいと考えているというわけなんですよね。

3-3.いよいよ出発!
こうして5月になって準備はようやく完了しハリーたち3人とグリップフックがグリンゴッツに向けて出発する日がやって来たのでした。ビル・フラー夫妻やルーナにディーンと別れるのは寂しかったですし何よりも・・・

「貝殻の家」で満喫していた家庭の温もりを失うのも辛かったものの、盗み聞きされないように気を使うことにもグリップフックと同じ部屋で長い時間を過ごすことにもうんざりしていたので待望の出発日でもあったのでした。

しかしハリーは「いつ?どのようにして?しかもグリフィンドールの剣を渡すことなくグリップフックと別れるのか?」については未だ解決していなかったため不安を抱えての出発ということにもなってしまったのでした。

グリップフックがハリー、ロン、ハーマイオニーの3人だけを残して5分以上いなくなることがほとんどなかったため「その問題をどう解決するのか?」を話し合う時間が全くなかったのです。さらに困ったことには・・・

ハーマイオニーが裏切り行為の計画には徹底的に反対していたので、この問題についてはハーマイオニーの知恵を借りることができなかったのでした。グリップフックの長い指があまりにも頻繁に扉の端から現れるので・・・

ビルの助言を受けてハリーはグリップフックがペテンにかけられることを警戒しているのでは?と思わないわけにはいかなかったのでした。そんなグリップフックの様子を見てロンはハリーに唸るようにこう言ったのでした。

「あいつ、(結婚式の準備の時の)ママより一枚上手だぜ」

今日の最後に
こうしてハーマイオニーは残っていた1人分のポリジュース薬でベラトリックス・レストレンジに変身してロンは架空の人物に成り済ましハリーとグリップフックは「透明マント」に隠れて4人はグリンゴッツに向けて・・・

いよいよ出発したというわけなんですが、到着したダイアゴン横丁ではハリーたちが全く想定していなかった事態が次々に起きて「この計画は失敗だったのでは?」とハリーは思うことになってしまったのでした。それは?

何かといえば・・・
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