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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

さて!今週は魔法界で唯一の(ですよね?)この新聞について改めて考えてみたいと思います。太平洋戦争中の大本営発表は「報道機関が時の政権の言いなりになったらどれほど恐ろしいことになるのか」の歴史的教訓になりましたが魔法省の言いなりになった日刊予言者新聞もまた・・・(全3項目)

3-1.初登場シーン
今さらという気がしないでもないですが、ハリー11才の誕生日の朝にハグリッドの所にふくろうが運んで来たのが日刊予言者新聞の初登場シーンということになりますね。ハリーがハグリッドに代わって5クヌート払ってます。

ハグリッドが新聞を読み始めてハリーは「新聞を読む間は邪魔されたくないものだ」ということをバーノン叔父さんから学んでいましたが、何せ自分が魔法使いだということを知ったのがほんの数時間前だったため・・・

訊きたいことが山のようにあって黙っているのがこれほど辛いと思ったことはなかったのでした。そのためハグリッドが新聞をめくりながら「魔法省がまた問題を起こした」と呟くと思わず質問してしまったのでした。

「魔法省なんてあるの?」

ここでのハグリッドとの会話でハリーはグリンゴッツはロンドンの地下数百キロにあることや噂では「重要な金庫はドラゴンが守っているらしい?」ということ。さらには魔法省についての様々なことを聞いたのでした。

ダンブルドアをと請われたのだがホグワーツを離れるわけがないので代わりにコーネリウス・ファッジが魔法大臣に就任したのだがハグリッドが言うには「あんなにドジな奴も珍しい」のだそうです。というのも・・・

ダンブルドアに毎朝ふくろう便を何通も出してお伺いを立てているそうです。そして魔法省の一番の仕事は魔法使いや魔女があちこちにいることを隠すことなんだということをハリーはハグリッドから教えられたのでした。

3-2.ハリーと日刊予言者新聞
そんなわけで11才になって自分が魔法使いだということを知ったのと同じ日に日刊予言者新聞の存在をも知ったハリーだったのですが、やはり当初は年齢のこともあって「熱心な読者」というわけではなかったようですね。

他の人たちが「どうだったのか?」は知りませんが、私自身が毎日新聞を読むようになったのは高校3年生の18才ごろだったと思います。しかし最初の頃見ていたのはもっぱらテレビ欄とスポーツ記事だけでしたね。(苦笑)

おそらくハリーが初めて日刊予言者新聞の記事を読んだのは13才の誕生日にロンから送られて来た父親のアーサー氏が「ガリオンくじグランプリを当てた!」という記事でしょうね。さらにハリーはその夏休み中に・・・

これもまた多分初めて「夜の騎士(ナイト)バス」に乗った時に車掌のスタン・シャンパイクから「もっと新聞を読まねぇといけねぇよ」と言われて渡されたのが「シリウス・ブラック逃亡中」の記事だったんですよね。

そして4年生になった時にもハリーはクィディッチ・ワールドカップの決勝戦観戦のために初めて正式に招待されて「隠れ穴」に滞在したのですが、どうやらこの夏休みも日刊予言者新聞を全く読んでいなかったようです。

というのも「隠れ穴」に到着した日の夕食の席でハリーはクィディッチ・ワールドカップの話で盛り上がるチャーリーにフレッドとジョージの3人に「どうしたの?」とワールドカップのことを訊いているんですよね。

それはプリベット通りにいる間は日刊予言者新聞を定期購読していなかったためハリーは魔法界からは完全に切り離された状態でいたようです。そのため決勝戦以前の試合の結果を知ることが全くできなかったのでした。

ハリーがようやく日刊予言者新聞を定期購読するようになったのは5年生の夏休みになってからのことでした。ヴォルデモート卿復活の記事が載るのを確かめるためだったのです。しかしご存知のように当時の魔法省は・・・

魔法大臣コーネリウス・ファッジがヴォルデモート卿が復活したというハリーとダンブルドアの主張を完全否定していたためハリーの待っていた記事は全く載らなかったというわけなんですよね。そのためハリーは・・・

7月も終盤に入る頃には一面に目を通して「またヴォルデモート復活の記事が載ってない!」と見るや即座に新聞を捨ててしまっていたのでした。つまり残念ながら5年生の時もハリーは「熱心な読者」ではなかったようですね。

3-3.大本営発表?
この後プリベット通り4番地を離れてロンドンのグリモールド・プレイス12番地の不死鳥の騎士団の本部に入ったハリーは「どうして日刊予言者新聞にヴォルデモート復活の記事が載らないのか?」の理由を知ったのでした。

フレッドとジョージの説明によるとヴォルデモートの復活を宣言した後魔法省内ではダンブルドアの名前は鼻摘みの対象なのだそうです。そのため魔法大臣コーネリウス・ファッジは省内を引っ掻き回した挙句に・・・

「誰がダンブルドアと接触しているのか?」を調べていたらしいとのことでした。その上でファッジ大臣は「ダンブルドアと繋がっている者は机を片付けて出て行け!」とはっきり宣言したのだそうです。そこで・・・

ファッジ大臣が「ヴォルデモートは復活した」と主張するハリーとダンブルドアの信用を失墜させるために利用したのが日刊予言者新聞だったというわけなんですよね。ファッジ大臣は予言者新聞に圧力をかけて・・・

ハリーが「思い込みの激しい目立ちたがり屋で自分を悲劇のヒーローだと思っている」といった内容の記事を頻繁に載せているのだそうです。予言者新聞はハリーを中傷する言葉を記事の折々に盛り込ませたのでした。

例えば信じられないような突飛な記事の場合は「ハリー・ポッターにふさわしい話」だとか、誰かがおかしな事故に遭うと「この人の額に傷が残らないように願いたいものだ」そうしないと「次にはこの人を拝め」と・・・

言われかねないと・・・

さらにファッジ大臣は予言者新聞を使ってダンブルドアの信用をも失わせようと画策したのでした。国際魔法使い連盟の議長職を投票で失ったとか魔法使いの最高裁にあたるウィゼンガモットの主席魔法戦士からも・・・

降ろされたなどの記事を載せ、実際には「ヴォルデモートは復活した」という演説をした後で魔法省の役人たちの投票で職を追われたのに新聞には「老いぼれて判断力を失った」と事実に反する理由を掲載したのです。

加えて勲一等マーリン勲章を剥奪するなどという話も出ているそうなんですが、ダンブルドアはこんな事態に陥っても全く動揺することなく「蛙チョコレートのカードにさえ残れば何も気にしない」と言ったのだそうです。

今日の最後に
こうして日刊予言者新聞に事実とは全く異なる流言飛語の言葉を多数掲載されて苦境に立たされたハリーとダンブルドアだったのですが、翌年の6月には魔法省に「その」ヴォルデモート卿が現れてファッジ大臣を筆頭に・・・

多数の魔法省の職員がヴォルデモート卿を目撃して日曜版の日刊予言者新聞の一面にはヴォルデモート卿復活の記事が載ったのでした。これまで散々ハリーのことを誹謗中傷して来た予言者新聞が今度は一転して・・・

「孤独な真実の声・・・精神異常者扱いされながらも自分の説を曲げず・・・嘲りと中傷の耐え難きを耐え」などと・・・

さらに夏休みに入った直後には「ハリー・ポッター選ばれし者?」などというハリーを今度は逆に褒めそやす記事が載るに至ったのでした。日刊予言者新聞の報道姿勢はわずか1年で180度転換したというわけなんですよね。

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